グレーゾーン 小学生

発達障害・ADHDの特性?音読の読み間違いを克服するママのサポート術

更新日:

文字は読めるのに、音読になると読み間違いがひどいということはありませんか? 読み間違いはママのサポートで克服できる!発達障害(ADHD)の特性を知って学校の音読の宿題を上手にフォローする方法をお伝えします。
 

【目次】

 

1.発達障害・ADHDのお子さんに多い読み間違いはなぜ起こる?

 
 
小学生になると、音読の宿題が毎日出る学校も多いと思います。
 
 
 最初は慣れるまでにゆっくりと一文字ずつ読んでいたのに、スラスラと読めるようになったなと思っていたら、
 
 
「〇〇というところに」を「〇〇のところに」や、「〇〇だとおもいました」を「〇〇とおもいました」のように読み間違えたり、1行飛ばして読んでしまったりなど、ちょっとした間違いを連発!ということはないでしょうか?
 
 
 
 
一生懸命読んでいるところに、「今のところ間違えていたよ」と伝えた途端に、やる気を失ってしまい、宿題全体が進まなくなってしまうということ、あると思います。
 
 
「もっと集中して読んでごらん」や「間違えないように気をつけて」と言いたくなってしまいますが、残念ながらこのような声かけでは読み間違いは改善しません
 
 
では、なぜ読み間違えてしまうのか?と言う原因をたどると、発達障害の注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性が関係している場合があるのです。
 
 
また、読み間違えてしまう理由には2種類の苦手が隠れていますので、次の章で詳しくお伝えしていきますね。
 
 

2.本を読むのは好きでも音読は苦手なのはなぜ?

 
我が家には発達凸凹のある小学生の娘がいます。娘は本を読むのが大好きで、いつも読み終わった後にはどんな話しだったのか、どこが面白かったのかなど話してくれます。
 
 
ですから、本は好きでいつも読んでいるので、音読の苦手に気づいた時には驚きました
 
 
意味は理解しているようですし、文字も読めているのに、なぜ音読になると読み間違えてしまうのでしょうか?
 
 
そこには発達障害の特性が関係していました。
 
 
発達障害の中でも、注意欠陥多動性障害(ADHD)学習障害(LD)をお持ちのお子さんに多いのが、目の動きが苦手な場合と、特性で早とちりをしてしまうというという場合があります。
 
 
では、2つの違いについてお話ししていきますね。
 
 

◆目の動きに苦手がある場合

 
 
目の動きに苦手があるというのはどういう事なのか、我が家の例をあげてみます。
 
 
朝の歯磨きの時、歯磨き粉がいつも置いてある場所と少し違う場所に置かれていただけで「ママ〜歯磨き粉がない〜!!!」と大騒ぎ。
 
 
「目の前にあるから探してみて」と言っても、「どこにもない!!」と見つけられない。という事がよくあります。
 
 
このように、「目の動きが苦手」というのは自分が見たいものだけを見る力が苦手と言われています。
 
 
そのため、文字自体を読んだり文章の意味を理解できる力があっても、発達障害の特性で正しく文字を読み取ったり、物を探したりという事が苦手だったり時間がかかったりします
 
 
我が家の長女は忘れ物も多く、その対策として前日には学校に持っていくもの全てを玄関に揃えて並べておくのですが、複数の持ち物がある日は特に、
 
 
目の前にあっても必ず一つは見落として、忘れていることに気付かずに元気良く登校!という事も多々あります。
 
 
これも、目的の持ち物がきちんと見れていない、目に入っていないという事になります。
 
 

◆早とちりで読み間違えている場合

 
 
本を読んでいる時、黙読では細かな読み間違いには気づくことができません。
 
 
多少の読み間違いも、ストーリーが分からなくならない程度なら、そのまま読み進めることができてしまいます。
 
 
音読は書いてある通りに読む必要がありますが、ADHDのお子さんに多い衝動性や、注意の持続が難しい多動の傾向がある場合、パッと見てみえた文字だけ読んでしまう為に読み間違いや、丸々1行読み飛ばしをしてしまっていることがあります。
 
 
 
 
音読を苦手としている場合、算数の文章問題も同じようにパッと見て読んでいる為に、 勘違いや早とちりで間違えた式を書いてしまいがちです。
 
 
我が家の長女も算数の計算問題は解答できているのに、文章問題になると間違えているということが何度もありました。
 
 
よく見てみると、書いてある数字や挿絵を頼りに、しっかりと問題文を読まずに式を導き出している為、引き算の問題を足し算の式で解いて不正解になっているというような事がほとんどでした。
 
 
せっかく計算は理解しているのに、問題文を読み間違えてしまって✖️になるのはとてももったいないので、文章問題が難しくなる前の低学年のうちに
 
 
苦手を克服できる方法を見つけていきましょう!
 
 
次の章では、我が家で効果のあった読み間違いを改善できるサポート術をお伝えします!
 
 
また、文章問題が苦手なお子さんのお悩みについては、こちらの記事でもお伝えしています。併せてチェックしてくださいね。
 
 
 
 

3.学校でも落ち着いて読めるように、家でできる効果的なサポートとは?

 
まずは、読むスピードを少しゆっくり読んでみてくれると読み始める前に声をかけてみましょう。
 
 
読むスピードが早いと、目が追いつかずに間違いやすくなるので、「これくらいの速さで」と最初の一行をお母さんが読んでスピードの目安を伝えるのも良いかもしれません。
 
 
次に、長めの定規や下敷きなどで、次の行が見えないように隠して音読するのもオススメです。
 
 
読む行だけが見えるように工夫することで、文字を目で探しやすくなります。
 
 
我が家では、透明のクリアファイルを4センチくらいの幅で切って、両サイドにマスキングテープを貼り、1行分だけ見える窓をつけたオリジナルの長いしおりを作ったところ、
 
 
格段に読み間違いと読み飛ばしが減りました!
 
 
 
 
もし読む行だけが見えるような対策が難しい場合には、読みながら文字を指でなぞるだけでも文字に視線を合わせやすくなるので、試してみてはいかがでしょうか。
 
 
最後に、上達の一番の近道は、間違えてもそこを指摘するのではなく、
 
 
「大きな声で読めてるね!」
 
 
「とても気持ちが伝わってくるよ!」
 
 
など、音読に苦手意識を持たないように、出来ていることを一つ一つ褒めてあげるという事がいちばん大事かなと思います。
 
 
私は、音読を一生懸命読んでいる子どもの声が大好きなので、子どもたちには
 
 
「1日の中で、ママの一番楽しみな時間なんだよ♪」と伝えています。
 
 
自分でもそう伝える事で、出来ているところ、良いところを探そう!という気持ちにもなりますし、子どもも「ママが楽しみにしてくれているんだ!」というモチベーションで、一生懸命読んでくれます。
 
 
ぜひ音読の読み間違いや読み飛ばしが気になっている方は試してみてくださいね。
 
 
パステルキッズの学校の宿題をサポートするためのテクニックを多数お届けしています!
▼無料で毎日情報をお届けしています

 
 
執筆者:成瀬まなみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 

-グレーゾーン, 小学生
-, , , ,

Copyright© パステル総研 , 2021 All Rights Reserved.