グレーゾーン 中学生

中学校に行きたくないという子どもが不安を解消するために必要な4つのこと

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中学生になってから口数が減り、何を聞いても「だるい、めんどくさい」と返されるだけ、どう接したらいいかわからないとお悩みではありませんか?「中学校に行きたくない」と言われたとき、大きな葛藤と不安を抱える我が子が元気を回復した方法を紹介します。
 

【目次】

 

1.思春期特有の鬱々とした気持ちはどこから?

 
 
中学生の発達障害・グレーゾーンの子どもをもつお母さん、最近のそっけない態度に、反抗期だからしかたないとあきらめモードではありませんか?
 
 
何を聞いても、だるい、めんどくさい、イライラする。何を聞いてもこの文句。毎日のことだと嫌になってしまいますね。
 
 
思春期になると、脳の前側の部分である前頭葉が発達し始めます。自己意識が高くなり、物事を深く考えられるようになりますが、自分と友だちを比べて自信をなくしたり、反抗心が強くなったりします。
 
 
ですから、今日は機嫌がいいなと思っても、次の瞬間には急に荒れた態度をとったり、その精神状態は非常に不安定になります。
 
 
さらに、得意なことと苦手なことの差が大きい発達障害・グレーゾーンの子どもの多くは、できないところや人と違うところを思春期の脳の発達により見極められるようになり、悩みが大きくなります。
 
 
 
 
学校生活では、勉強が複雑になり成績を気にするし、人間関係に悩むと自分の殻に閉じこもる子もいます。
 
 
今回は、思春期の子どもが希望を見い出し、一歩一歩進んでいけるようになるヒントをお伝えします。
 
 
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2.学校ですべきことをこなすため気を張って疲れきった息子

 
 
我が家には中学校一年生の息子がいます。
 
 
期待を胸に入学しましたが、ほどなく毎日エネルギーを使い果たして肩を落として帰ってくるようになりました。
 
 
「どうしたの?」と聞いても返答は決まっています。「だるい、めんどくさい」
 
 
どうして?と問いただすことは無意味でしたので、理由を想像してみました。
 
 
やらなければいけないこととわかっていても集中力が続かず注意散漫になってしまう特性から、疲れ切っているのではと考えました。
 
 
ある日、見かねて「学校でももっと気楽に過ごしてみたら」と声をかけたら、「頑張らないとだめなんだよ、俺!」と強い口調で言われ、ハッとしたことがあります。
 
 
学校にいると、囚われの身であるような感覚があると言うのです。
 
 
周りの子の何倍も気を張って、疲れ果て、ぼーっとしてしまうこともある。そして次に何をすべきかわからなくなり、不安なときも多いのでしょう。
 
 
 
 
こんなとき親として何ができるのか自分の無力感でいっぱいになります。ただ、子どもが心身ともに健康で、イキイキと過ごせることを願うばかりですね。
 
 
息子は現在、中学校に行きたくない気持ちと、そうはいっても行かなければならないのではないかと感じることのギャップに苦しみ、不安定な状態と言えます。
 
 
「慣れ」だけで解決できることばかりではないかもしれない。どうサポートできるだろうかと考えています。
 
 

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3.不安でくじけそうな思春期の子どもの脳に届く接し方は

 
 
ただでさえ、思春期の子どもの心は激しく揺れ動きますね。いらだち、不安、ストレス、劣等感、本人にもコントロールしがたい程のネガティブな感情を抱え、家族にあたることも多いです。
 
 
ですがこれも大人になるための大事な1ステップと思えば、憎まれ口をたたかれても、無視されても、愛情をもって見守ろうと思えます。
 
 
せめて、おうちでは安心して過ごしてほしい…そのためには。ゆっくり一歩、一歩焦らないでいきましょう。
 
 

◆存在をまるごと認め、安心できるおうち環境を

 
 
周りと比べ自信をなくしがちな子どもに出来ることは、その存在を丸ごと認めてあげることです。
 
 
子どもの態度が悪いと、つい指摘したくなりますね。
 
 
でも、どんなに言い方に気をつけて注意しても、受け入れる関係性が出来ていなければその子の脳にはまったく届きません。
 
 
望ましくない態度はスルーしてよいです。売られた喧嘩は買ってはいけません。静まったら認めてあげます。
 
 
学校がつらい気持ちは受け止めること。黙って側にいるだけでも大丈夫。ひとりでいたいようだったらそっとしておきながらも、気にかけていることを伝えます。
 
 
適切な距離感をもって、笑顔で優しい声でゆったりとした気持ちで話しかけることに徹しましょう。
 
 
息子は愚痴を吐き出し、学校嫌いとつぶやいても母が怒らないことがわかったのか、安心して本音を話し、自分の意志を伝えてくれるようになりました。
 
 

◆うちでは自由に好きなことを!

 
 
不安は脳の違うところを使って意識的に「気をそらす」と減らせると言います。好きなことを思いっきりさせてあげましょう。
 
 
もし好きなこともできないくらい疲れていたら、ぼーっとする時間を大事にしてあげましょう。心配ですが、大きな心で見守ります。
 
 
思春期は、小さい大人と言われます。体が成長すると同時に葛藤を抱えながら社会性と心も発達します。
 
 
何もしていないようで、ぼーっと休息をとっている間にエネルギーをチャージし、内面も育っているのです。
 
 

◆自ら計画をたて自律する力もつける

 
 
気持ちに無理のない範囲で、本人に計画をたててもらうのもおすすめです。
 
 
例えばゲームと宿題の順番や時間配分など簡単にで充分です。自分で決めて実行することで、自らを律する力がついてくることが期待できます。
 
 
もし守れなくても大丈夫。気にしないふりをしてください。
 
 
できたことを見つけ、さらっと褒めてみましょう。褒めにもいろいろな種類があります。ジェスチャーでもよいのです。
 
 
息子はしばらくは長時間ずーっとゲームにハマってなかなかやめられないでいましたが、今は、自分で予定をたてることに自信がつき、ダンドリの力がしっかりついてきました。
 
 

◆好きなことの道で、少し先を行く人の生き方を学ぶ

 
 
社会性が育つのは、学校の中である必要はありません。
 
 
特に発達障害の子どもは、人から決められたことをこなすことに不安や抵抗感があります。意識を学校ではなく広い社会に向けることが重要です。
 
 
視野を広げようとするとき、自分が好きなことで何歩も先を進んでいる人に憧れる力を利用します。
 
 
ゲーム好きな息子はYouTubeでお気に入りのチャンネルを見つけると、目を輝かせて特徴を話して聞かせてくれます。全部を理解できなくてもじっくり話を聞きます。
 
 
それが軸になり、ぐっと気持ちが強くなります。自分に芯の強さが出てくると、くじけることがあっても立ち直るまでの時間が早くなってきます。
 
 
不登校だった子どもが、成長して社会に出て活躍する本やネット記事もたくさん出ています。息子が登校をしぶるようになり、彼らの悩んでいたことや振り切った経験に触れることで勇気をもらいました。
 
 
子どもにも自然に伝えていけたらよいですね。
 
 
人にはそれぞれ得意不得意があり、どうにか苦手を切り抜ける環境を整えたり、人にお願いすることを学び、生活ハックとして自分にあった方法を貯めているもの。
 
 
発達に凸凹がある子どもたちにも、知ること、真似すること、考えることで、自分のやり方を見つけ、人生を切り拓いていってほしいと願います。
 
 
 
 
我が家で実践している方法がくじけそうな子どもとの関わり方のヒントになれば幸いです。
 
 
思春期キッズの登校しぶりのタイプ別対応は中学生にも参考になります。
 
 
 
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執筆者:西野みのり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 

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