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子どもの言葉遣いが悪い原因に注目!「バカ」と言う癖をやめさせる3ステップの対応

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一学期もあとわずか。学校にも慣れた子どもの言葉遣いが悪いと悩んでいるお母さんはいらっしゃいませんか?私の娘が頻繁に「バカ!」と言ってくるので対応に困っていました。どうして子どもがバカと言ってしまうのか発達特性から理由を考え、悪い言葉遣いを止めさせた3ステップ対応をお伝えします。
 

【目次】

1.子どもの言葉遣いが悪いのが気になりませんか
2.どうして子どもはすぐ「バカ」と言うのか
◆自分の感情の表現ができない
◆発達障害の特性「衝動性」
◆発達の特性「社会性」「想像力」の未熟さ
3.やればやるほど強化される脳の仕組みとは
4.子どもの悪い言葉遣いを止めさせる3ステップ
◆STEP1:「バカ」と言われたお母さんの気持ちを伝える
◆STEP2:「バカ」と言いたくなった気持ちを代弁して理解させる
◆STEP3:「バカ」と言いたくなった時の切り替え方法を教える

 

1.子どもの言葉遣いが悪いのが気になりませんか

 
 
一学期もあと少しで終わりのこの時期。お子さんの様子はいかがですか?
 
 
小学校にも慣れて気が緩んできたり、湿度も高く暑くなりお疲れイライラモード。
 
 
そんなこの時期の子どもたちです。
 
 
なにか気に入らないことがあるのか「バカ!」なんていう悪い言葉が出てしまうことありませんか?
 
 
口を開けば出てくる「バカ!」
 
二言目には「バカ!」
 
 
いったいなんなんだろう?と悩んでいるお母さんはいませんか?
 
 
 
 
これ、実は我が家の小3の娘のことなのです。
 
 
娘は発達障害で自閉傾向もある子です。
 
 
例えばこんな場面。
 
 
学校から帰ってきてゆっくりしていて
「宿題は何時からやる?」と優しく聞いた途端に「バカ!」
 
 
台所で夕飯の支度をしているとき
「今日の夕飯なに?」と聞かれたから、
「〇〇だよ」と答えただけで「バカ!」
 
 
こっちはもうびっくりです!
 
 
びっくりしながらも、
 
「あら、お母さんバカじゃないよ。なんでそんなこというの?やめてね。」
 
と優しく答えていましたが、なんでも「バカ」と言ってしまう悪い言葉遣いはになっているのか、いくら言ってもなかなか治りませんでした。
 
 
娘がすぐに「バカ」と言うのはなんでなのかな?と考え、この言葉遣いを直してほしかったので対応をとりました。
 
 
この記事では、「バカ」と言ってしまう子どもが、自分で悪い言葉遣いを止められた3ステップの対応をお伝えします。
 
 
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2.どうして子どもはすぐ「バカ」というのか

 
 
子どもは集団生活のなかでのかかわりの中や、テレビやメディアからたくさんの情報を受け取ります。
 
 
良い言葉も悪い言葉も、どんどん子どもの脳にはインプットされていきますね。
 
 
悪い言葉をインプットしないことは情報化社会の現代ではもう無理です。
 
 
インプットした言葉は自分で判断して適切に使ってほしいものですが、不適切に使ってしまうことがあります。
 
 
ここでは発達障害の子どもが「バカ」とすぐに言ってしまう理由をお伝えします。
 
 

◆自分の感情の表現ができない

 
 
発達障害の子どもは感情を司る脳の発達が未熟なことがありますね。
 
 
子どもが「バカ!」と誰かに言うとき、言葉の裏にある本当の意味
 
「わからない」
「恥ずかしい」
「思い通りにならなくてイライラする」
「いやだ」
 
といった感情ではないでしょうか。
 
 
子どもは語彙が少ないこともありますし、自分のモヤモヤした気持ちがなんなのか、そもそも言語化することが難しいので自分の気持ちを言葉で表せないことがあり、それでイライラしてしまうのです。
 
 
自分の気持ちやストレスを表す表現として「バカ」という言葉を便利に使っているだけのことがあります。
 
 

◆発達障害の特性「衝動性」

 
 
発達障害の子どもには「衝動性」という特性があります。
 
 
そのため頭に浮かんだことをぱっと口走ってしまうことがあるのです。
 
 
暴言や悪い言葉も本人が良く考えずにとっさに言っている可能性があります。
 
 
短い単語「バカ!」は嫌な気持ちや否定したいときなどに、子どもにとって都合よくいいやすい単語なのかもしれません。
 
 

◆発達の特性「社会性」「想像力」の未熟さ

 
 
発達特性がある子でしたら社会性の発達が未熟なことや想像力に困難さがあります。
 
 
他の人がその言葉を言われて、どう思うかというのを想像できないこともあります。
 
 
だからといって、そんな悪い言葉遣いをしてもらいたくないですし、そのままにしておくわけにはいかないですよね。
 
 
次項では、対応を考えるもとになった脳のしくみについてお伝えします。
 
 
 
 

3.やればやるほど強化される脳の仕組みとは

 
 
脳は行動を繰り返すとその行動は強化されになります。
 
 
これは良い行動も悪い行動も関係ありません。
 
 
たとえば、毎日の歯磨きなどやらないと気持ちが悪い、と感じるような日々の習慣。
 
 
これは脳の歯磨きをするという行動の回路が強化されて癖になり、習慣になっていることです。
 
 
 
 
こういったやるべきことは習慣にしたいですが、悪い行動は習慣になる前に辞めさせたいものです。
 
 
ところがやめることは脳にとってはなかなか難しいことなのです。
 
 
お母さんが悪い行動を怒ったり注意することはお母さんに注目されることになるので、脳はもっとやりたくなります。
 
 
良かれと思って注意してしまうと、本当はやめてほしい悪い行動の脳の回路が強化されることにもなるのです。
 
 
脳の性質から、怒ったり注意することをせず「バカ」というような悪い言葉遣いをやめてもらいたかったので、私はある作戦を考えました。
 
 
次項では娘が「バカ」と言わなくなった3ステップの対応についてお伝えします。
 
 
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4.子どもの悪い言葉遣いを止めさせる3ステップの対応とは

 
 
娘は頻繁に「バカ」という悪い言葉遣いをしていましたが、ある対応を取ると本人が自分で「バカ」と言うのをやめられたのです。
 
 
3ステップの対応をお伝えしますね!
 
 

◆STEP1:「バカ」と言われたお母さんの気持ちを伝える

 
 
「お母さんはバカって言われたら悲しいし、嫌な気持ちになるから言わないでほしい
 
 
まずはこのようにお母さんの気持ちとして子どもに伝えます
 
 
これはアイメッセージといいます。
 
 
アイメッセージは自分を主語にして自分の気持ちを伝える方法です。
 
 
自分を主語にした言い方だと、子どもはお母さんの気持ちを感じやすくなり、命令や指示にならないので、子どもが自分でどうしたらいいのか考えられるようになるのです。
 
 

◆STEP2:「バカ」と言いたくなった気持ちを代弁して理解させる

 
 
「どうして今『バカ』って言ってしまったのかな?」
 
と、子どもに聞いてみるといいでしょう。
 
 
子どもがまだそこまで答えられないなら
 
どうしていいかわからないから、不安になって「バカ」っていいたくなったんだね」
 
というように、子どもの言葉の裏にある気持ちをお母さんが想像して代弁してあげるといいのです。
 
 
自分の気持ちに気が付かなかった子どもが自分の気持ちを理解できます。
 
 
それと同時に、お母さんに気持ちを理解してもらえたと安心します。
 
 
こういったかかわりで徐々に子どもが感情をコントロールすることができるようになってきます。
 
 
そして、「もし、わからないならその時は『わからないから教えて』と聞くといいよ」というように代わりに使うべき言い方を教えてあげてくださいね。
 
 

◆STEP3:「バカ」と言いたくなった時の切り替え方法を教える

 
 
「こんどバカって言いたくなったら、お口を手で押さえてみてね。それで我慢できたらお母さんに教えてね!」と伝えます。
 
 
このように、本人が思わず「バカ」と言いそうになった時の代わりになる行動を教えておきます
 
 
「バカと言ってしまう」行動をしなくて済むように、「口を手で押さえる」行動で切り替えさせるのです。
 
 
ただ「バカなんて悪い言葉は使わないように!」と言ってもなかなかやめられなかった娘です。
 
 
ところがこの方法にすると、娘は自分で「バ…」と出そうになったら慌てて口をふさいでいました
 
 
我慢しようと頑張っている様子が見られ、「我慢しようとしているんだね!」と自然と私からの褒めもしっかりできました
 
 
一番大事なことは自分で切り替えができたらしっかり褒めてあげることです。
 
 
子どもが自分で気が付いて悪い言葉遣いを止められたら
 
「自分で我慢できたね!」
「言わなかったね!」
 
しっかり褒めてあげましょうね!
 
 
あらかじめ良い行動があったら壁に貼った表にシールを張るという約束をしておいてもいいと思います。
 
 
悪い言葉遣いを我慢出来たら壁に貼った表にシールを張って、シールが10個溜まったら何かご褒美をあげる、なんていう方法もいいですね!
 
 
このような対応をとることで娘は、私に「バカ」と言わなくなりました。
 
 
こうして良い行動を褒めてもらえることで、さらに良い行動は増えていき、さらに褒められるという正のスパイラルとなり良い行動は脳で強化され習慣化されていくのです。
 
 
 
 
いかがでしょうか。
 
 
子どもの悪い言葉遣いを止めさせる3ステップの対応をお伝えしてきました。
 
 
子どもも言いたくてその悪い言葉遣いをしているわけではないことがあるのです。
 
 
悪い言葉遣いが出なくなると、お母さんや周りの人から褒められて子どもも良い行動ができる自分に自信がついてきます。
 
 
もし、子どもの言葉遣いが悪いことに困っているならぜひ試してみてくださいね!
 
 
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執筆者:山本みらい
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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