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中学不登校の子どもが高校に進学する!発達障害グレーゾーンで不登校の子どもの高校選びに必要なこととは?

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発達障害グレーゾーンの子どもの中には、中学での環境が合わず、不登校になってしまう子どもがいます。そういう場合、高校への進学はどうしたらいいのでしょうか?発達障害グレーゾーンの子どものやりたいことをかなえるために親子でよく話し合いましょう!
 

【目次】

 

1.地域の定時制・通信制の合同説明会に行ってみた!

 
 
わが家の息子は、中学2年生で不登校です。小学6年生の秋から不登校が始まりました。
 
 
中学校は入学式に出席しただけで、翌日からは緊急事態宣言のために休校になってしまい、その後休校が明けても、学校に行くことはできませんでした。
 
 
 
 
また、不登校になって初めて、自閉症スペクトラム(ASD)であることも分かりました。
 
 
小学校で不登校だったときは、本人はみんなと一緒に地域の中学校に進みたいという希望があったため、そのまま地域の公立中学校に進みました。
 
 
しかし、中学で不登校の場合、中高一貫教育の学校を除いては、その先の進路はエスカレーター式にあるわけではありません。高校に進みたければ、自分で高校を選択し、その高校から入学許可を得なければ、高校生になることはできません
 
 
そこで私は、息子が不登校のまま中学卒業を迎えることになった場合に備えて、中学不登校でも進学できる高校があるのかを調べてみることにしました。
 
 
今のところ、息子の進路への希望ではっきりしているのは、家から離れて寮生活はしたくないということだけでした。そこで、通える範囲にどんな高校があるのかを調べてみることにしました。
 
 
 
 
幸い、私の住む地域では、NPO法人やフリースクールが協力して、近くにある定時制高校や通信制高校・サポート校の合同説明会を開いていました。
 
 
ひとまず説明会とはどんなことを教えてくれるのか、どんな高校があるのか、進学できる高校はあるのかと思い、参加してみました
 
 
その説明会では、全体でそれぞれの高校の方が学校の特徴や費用の目安、入学試験の内容などについて説明してくれました。そこで気になった学校があれば、個別相談スペースで質問や相談をしてみるという流れでした。
 
 
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2.中学不登校でも高校に進学できる?

 
 
説明を聞いてみると、中学不登校でも進学できる高校はありました。
 
 
説明会では、21才で通信制高校のサポート校に通い始めたという方や、中学不登校で現在定時制高校に通っているという方が、ボランティアで来ていました。
 
 
小中学校と違い、高校にはいろいろなタイプがあるので、自分に合ったところを選ぶことができます
 
 
そのため、中学3年間ほとんど学校に行っていない子や、小学校から不登校を繰り返していた子でも、高校進学をきっかけに学校へ行けるようになる可能性が高くなります
 
 
 
 
中学で不登校だった子どもは、入学するのに内申点が考慮されないことが多い通信制や定時制を選ぶことが多いですが、学力があれば全日制に入学することも可能です。
 
 
いずれにしろ、中学不登校でも高校に進学できることが分かったので、将来を悲観することはありませんでした。
 
 
息子にも、これから行きたい高校が見つかってくれればいいなと思っています。お互い前向きに将来のことを考えましょう!
 
 
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3.発達障害グレーゾーンで中学不登校の場合の高校選び

 
 
では、発達障害グレーゾーンで中学不登校の子どもは、どうやって高校を選んだらよいのでしょうか? 志望校選びには、本人の特性や将来の希望を考えてみてください。
 
 
毎日高校へ通うことができるのか、自宅で勉強した方がいいのか、高校を卒業したら就職したいのか、大学に進学したいのか、本人の特性と希望に合う環境を選ぶことが重要です
 
 
ここでは、主な進学先である全日制、定時制、通信制のメリット、デメリットをご紹介します。
 
 

◆全日制

 
 
<メリット>
・普通高校、工業高校、商業高校、農業高校、水産高校などがあり、選択の幅が広い
 
・進学、就職など卒業後の選択肢が多い
 
・同年代の友人ができ、交友関係が広がる
 
 
<デメリット>
・入試に内申点が必要な場合が多いため、不登校の子どもには入学へのハードルが高い場合が多い
 
・授業が難しく、進み方が早い
 
・人間関係でトラブルになる可能性がある
 
・発達障害のあることや不登校だったことへの配慮が受けにくい
 
 

◆定時制

 
 
<メリット>
・学校によって、午前、午後、夜間の好きな時間に通え、1日の授業時間も短い
 
・中学不登校でも入りやすい
 
・学校に行っていない時間を自由に使える
 
・さまざまな年代や経験を持つ人と交流ができる
 
 
<デメリット>
・卒業まで4年かかる場合が多い
 
・大学進学を考えた場合、一般入試だと不利になる場合が多い
 
 
 
 

◆通信制

 
 
<メリット>
・オンラインで学習できる。通学コースを選べる学校もある
 
・対人関係のトラブルが少ない
 
・単位制のため留年がなく、自分のペースで学習できる
 
・幅広いコースが設けられていて、自分の好きな分野の勉強ができる
 
・発達障害のある生徒や不登校だった生徒をサポートしてくれる学校がある
 
 
<デメリット>
・オンラインの場合、友人ができにくい
 
・自分で学習を進める必要があるため、挫折しやすい(提携しているサポート校へ入学すれば、サポートは受けられる)
 
 
▼夏休み明け登校しぶりは学校と連携して対応しましょう!
 
 
 

4.高校選びに必要なこととは?

 
 
発達障害グレーゾーンの子どもは、特性のため、自分の能力や適性を客観的に見ることが難しい場合があります
 
 
お母さんは、子どもの得意なことと苦手なことを把握した上で、子どもの意志を尊重しながら、一緒に高校を選びましょう
 
 

◆説明会に行ってみよう 

 
 
まずは中学不登校でも進学できる高校があるかという情報収集をするために、説明会に行ってみることをおすすめします。
 
 
わが家のように、中学1年生の時点ですでに不登校になっているなら、1年生の時からどんな時期にどこで説明会があるかを調べ、実際に行ってみると心に余裕が生まれます。私も息子が1年生の時に、初めて説明会に出席してみました。
 
 
まずは情報取集が目的です。そこで、通える範囲にどんな定時制高校や通信制高校があるかを知ることができました。
 
 
中学2年生になった今年も、息子はまだ進路については考えられないようです。私だけで説明会に行き、今度は、息子が興味がありそうなことを学べる学校や通えそうな学校に個別相談をしてみようと考えています。
 
 
今のところ、息子は今年の冬ごろから進路について考え始めたいと言っています。その時に私が収集した情報を伝え、親子で一緒に考え始めようと思っています。
 
 

◆親子でよく話し合う

 
 
進路については、親子でよく話し合うことが大切です。親の理想を押しつけず、子どもの意志を尊重する必要があります。
 
 
でも、親子でよく話し合うことが大事なことは分かっているけれど、思春期の子どもと会話なんてできないと困っているお母さんもいらっしゃるかもしれません。
 
 
子どもと日頃からコミュニケーションをとれていないと、進路の話をしようとしてもうまくいきません。そのような場合は、まずは親子のコミュニケーションを整えることが肝心です。 
 
 
お母さんが子どもが不登校であることを受け入れられず、子どもに否定的な言葉をかけ続けていれば、子どももお母さんと話をしたいとは思いません
 
 
まずは、あるがままの子どもを受け入れ、肯定的な目を向けることから始めてみてください
 
 
そうは言っても、ゲームとYouTubeばかりで勉強もしない子どもを褒めるところなんてないと思われているかもしれません。
 
 
子どもに肯定的な目を向けるというのは、子どもに興味を持ったり、当たり前のことをやっても感謝したり、笑顔を向けたりすることです。
 
 
例えば、ゲームをしていたら「どんなゲームをしているの?」と聞いてみたり、朝起きてきたら「おはよう!起きられたね」と笑顔で声をかけたり、暗くなってきて電気をつけてくれたら「ありがとう!」と言ったり、本当に何でもないことです。
 
 
そして、子どもへのイヤミや愚痴は封印します。そうすれば、思春期の子どもでも少しずつ話ができるようになっていきます。
 
 
その後、親子で一緒にどんな学校があるかを調べたり、将来どうしたいのか子どもの意志を確認したりしながら、子どもが楽しく過ごせるような高校を探しましょう
 
 
 
 

◆実際に学校を見学する

 
 
行きたい高校が見つかったら、親子で一緒に学校の見学会や説明会に参加してみることをおすすめします。もちろん、わが家もそうするつもりです。
 
 
インターネットで調べたり、先生からの話を聞いたりしただけでは、学校がどんな様子なのか、なかなか分かりません。
 
 
実際に学校に行ってみれば、不登校だった生徒や発達障害のある生徒への配慮があるかどうかを先生に確認したり、通っている生徒の話を聞くことができます。
 
 
いくつかの学校を見学すれば、子どもにより合いそうな学校を選ぶことができます。学校見学をし、入りたい学校が見つかれば、子どもの気持ちも進学に前向きになれる可能性が高まります。
 
 
中学で不登校だからといって、将来の道が閉ざされたわけではありません。最近は、発達障害グレーゾーンで不登校だった生徒でも通える高校が増えています。
 
 
さまざまな特色を持った高校も増えているので、お母さんは、お子さんと一緒に、お子さんが楽しく過ごせそうな高校を前向きに探してみてはいかがでしょうか?
 
 
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執筆者:佐藤とも子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 

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