トレーナーの声 ママの学び方・働き方 対応

小児科医という天職をもつママが起業を決意!親子を笑顔にできる魅力的なコミュニケーション法とは

更新日:

子どもを扱う専門家でも我が子の子育てに苦悩していました、と語るママ小児科医・森中博子さん。理論に基づいたコミュニケーション法を取り入れることで子育ても仕事も好調に。そして天職である小児科医のかたわら、起業を決意!その全貌をお伝えします。
 

【目次】

 

1.子どもを扱う専門家ならではの困りごと?実は周りのママより悩んでる?

 
 
みなさんは、小児科医の先生にどのようなイメージをお持ちでしょうか?
 
 
・子どもの成長を任せられる頼りになる先生
 
・子どもに対する知識が豊富で優しい先生
 
 
など、小児科の先生というのは子育て中のママにとって、我が子に心配なことがあればどんなことでも対応してもらえる救い手のような存在なのではないでしょうか。
 
 
実際に、小児科は新生児~中学生まで長い期間で育児相談、身体への悩み、健康診断、予防接種など心身ともに健やかに子どもが成長していけるようにサポートしていくことがお仕事です。
 
 
ですから、小児科の先生はきっとご自身の子育ても苦も無くこなしていけるのでは?なんて思われる方もきっと多いのではないかと思います。
 
 
そのような少し遠い存在にも思える小児科医の方へこの度インタビューをすることができました!
 
 
発達科学コミュニケーション(発コミュ)トレーナーで、小児科医という専門家でもある森中博子さんです。
 
 
前回のインタビューはこちら
 
 
小児科の先生の語る貴重なお話や、予想外な一面まで盛りだくさんにお話しを伺っていきたいと思います。
 
 
まず始めに、小児科の先生に聞いてみたいご自身の子育てについての質問からしていきます。
 
 

ーーー子どもを扱うプロである小児科医の森中さんですが、実際に育児への悩みはあるのでしょうか?

 
 
「実は、小児科医もすごく悩むんですよ。私の周りのママ小児科医達も常にみんな悩んでいます。
 
逆に一般のお母さんたちよりも何もかも知識があるからこそ、悩みも多くなってしまうところがあります。
 
大きく分けると2つの悩みがあるかなと思っています。
 
1つは、自分は子どもの専門家ですし、息子を産むまでは私自身、子どものことめちゃめちゃ知っていると思っていたんです。
 
それなのに、自分の子育てがうまくいかないんですね。知識があるにも関わらず、子どもに適切に関わることができなくてガミガミしちゃって…。
 
このような経験で、ものすごい自分が駄目だって思っちゃうことでダメージを受けるんです。できるって思われてるのにできないってものすごく辛かったですね。」
 
 

ーーー具体的にはどのようなことで悩まれていたのですか?

 
 
「今でもすごく覚えているのが、トイレトレーニング中のときのことです。息子が失敗しちゃってトイレの前でお漏らしをしてしまったんです。
 
そうしたら、もうほんと嘘みたいにこっぴどく息子のことを叱っちゃって…。息子は大号泣しているのに、私は延々と叱り続けるということをしていました。
 
息子を泣かせながら、私も泣くみたいなね。息子にとってのトラウマになってもおかしくないぐらい酷いことをずっと言っていましたね。
 
当時はもう、息子のことをどうしたらいいのかわからなくて、とにかく常に怒りの沸点が低く、ちょっとしたことで怒っていたママでした。」
 
 
 
 

ーーー専門家としてのプライドが、ご自身の子育てによって傷つけられるようなご経験は確かに辛いですよね。

 
 
「そうなんですよね。もう1つはですね、このように自分の子育てが上手くいってないわけですよ。
 
それなのに、「小児科医」としての看板を背負っているので、他のお母さんから相談されてこんな私がアドバイスをしちゃってるんですよね。
 
私が子育てママへアドバイスをしながら、自分が偉そうなことを言う資格なんてないのではないか?と自分を追い詰めてしまうという悩みがありました。」
 
 

◆ポイント解説

 
 
森中さんは小児科医という立ち位置があるからこそ、専門家ならではの視点の悩みを抱えておられたということなのですね。
 
 
常に子育てママの悩みを聴く立場だからこそ、我が子の子育てに行き詰まった時にもなかなかご自身の悩みを打ち明けることができないのではないかと思いました。
 
 
森中さんは発コミュを取り入れてからの現在では、診察に来られるお母さん達へもご自身の失敗談をさらけ出されておられるとお聞きしています。
 
 
いったい森中さんの中でどんな変化があったのでしょうか?小児科の診察の中での様子についてを詳しく伺っていこうと思います!
 
 

2.医者としての対応を覆された!発コミュが私を変えてくれました

 
 

ーーー発コミュのメソッドを学ばれてから、診察中の親子への対応も変わっていかれたとお聞きしていますが、今はどのような接し方をされているのですか?

 
 
「今はですね、私が自分の失敗談を笑いながら『私もこんなんだったんだよ』ってお母さんたちに語れるようになりました
 
ですが、発コミュ始める前は、『自分は医者なんだからちゃんとした答え返してあげなきゃ』と考えていましたね。
 
できる人だと思われないといけないから、自分の失敗談なんて言ってはいけないという気持ちがとても強かったんです。」
 
 

ーーー実際に森中さんご自身の体験をさらけ出されるようになってから、お母さん方の反応はどうですか?

 
 
「私が話すようになった途端、『先生でもそうなんですか?』って言われるんですよ。
 
そして、医師と患者さんのお母さんという距離感から、ママ同士の距離へと縮まっているような気がしています。
 
次第に、お母さんも『聞いてもいいのかな?』と戸惑うような些細な子育ての悩みを話してくれるようになっていったんですね。
 
自分の子育て失敗談を語れるというのは、ママ小児科医ならではの手法だと思いますので、これからも活用していきたいなと思っています。」
 
 

ーーーなるほど。お医者さんがさらけ出してくださると、お母さんはグンと相談しやすくなるのですね!お子さんにもそのような変化はありますか?

 
 
「そうですね、まず1番は患者さんであるお子さんに対する私の関わり方が変わりました。とにかく子どもをよく観察するようになったんです。
 
予防接種は痛いですし子どもも抵抗するのだけども、これまでは押さえつけて頑張って接種していたのですが、今はその前に、子どもへの準備段階を大切にしています
 
子どもへどう声かけをしたらいいか?ということをすごく考えるんですね。ですので、そのためにも子どもをよく観察するようになりました。
 
またね、子どものタイプに合わせて対応を変えれるようになった。という感じで、患者さんにも発コミュが発動しています。」
 
 
 
 

ーーー予防接種を怖がるお子さんも多いと思いますので、きちんと心の準備をもてるステップをしてもらえるとお子さんもお母さんも安心ですね。

 
 
「そうですね、前よりも子どもと意思疎通ができて距離も近づいたなという気がすごくしています。
 
診察中にとても 嬉しいできごとがありました。いつも予防接種に来てくれる幼稚園の子がいるのですが、『森中先生のところに行ってお話がしたい』と言って来てくれたんです。
 
その子は、すごく悲しいことの影響で鬱っぽくなっていたのですが、私に会いに来てくれて今はもう元気になりました。
 
子どもにとって、必要とされる存在になれたというのが私は凄く嬉しかったです。」
 
 

◆ポイント解説

 
 
病院へ抵抗の強いお子さんもおられる中、「会いたい!」と子どもが言えるお医者さんの存在は親にとっても地域にとっても安心できる支えの場なのではないでしょうか。
 
 
森中さんは、発コミュというコミュニケーション法を学び、小児科のお仕事にも活用されていかれたことで、より親子が安心できる医師になられたということがわかりました。
 
 
このように、小児科医としてのお仕事を熱心にされておられるわけですが、現在発コミュのトレーナーという講師業もされておられます。
 
 
森中さんにとっての小児科医のお仕事について聞いてみたいと思います。
 
 

ーーー森中さんにとって、小児科医のお仕事はどのようなものなのでしょうか?

 
 
「小児科医として働いていて、私は小児科医は天職だって思っているんです。
 
だから、まず小児科医の仕事を辞めるっていう選択肢はないんですね。それはね、昔も今も変わっていません。」
 
 

◆ポイント解説

 
 
小児科医は天職だという森中さんの言葉を聞くことができたわけなのですが、ではなぜ発コミュのトレーナーとして起業をされているのか?ということを疑問に思われる方もいるのではないでしょうか。
 
 
実際、これだけ診察にこられる親子からも慕われているお医者さんなのですが、それでもトレーナーとして起業を決意されたワケはいったい何なのかということについて迫っていきます!
 
 

3.天職の小児科医に勝るものがある!?発コミュで起業したワケとは

 
 

ーーー小児科医は天職だとおっしゃる中で、発コミュの起業を決意されたきっかけを教えてもらえますか?

 
 
「はい、私は2年ほどリサーチャーとして、パステル総研の記事を執筆したり研究したりする活動をしてきました。
 
すると、だんだん『森中さんの記事を読んで実践して上手くいったんですよ』って、声を聞けるようになってきたんですね。
 
リサーチャーというお仕事は相手と直接関わらないので、正直ちゃんと悩まれている方へ届いているのか心配だったのですが、その声を聞くようになってお母さん達に本当に役に立ててるんだなぁってすごく嬉しかったんです。
 
そのような喜びと同時に、私の知識や経験をもっと沢山のママに直接手渡したいなっていう気持ちが強くなってきたんです!」
 
 

ーーー発コミュリサーチャーとして執筆した記事によって変化したママがおられた事で、森中さんの中のやる気の火が点いたのですね!

 
 
「はい、私は目の前で変わっていく親子を見てみたいって思うようになりました!
 
なぜなら、診察室の中だけではそんなじっくりお話を聞けるわけではないんですね。
 
ましてや、親子に直接寄り添って伴走していくなんてことは、やっぱり小児科医としてはできないわけです。
 
ですから、自分の中の気持ちを解決するには、もうトレーナーで起業するしかないな!って。だいぶ大きな決断だったのですけれども、トレーナー転向を決断しました。」
 
 
 
 
 

ーーー小児科医では成せないことが、発コミュトレーナーだと叶えられたということなのですね。実際にトレーナーとして活動されてみてどうでしょうか?

 
 
「診察室外で直接お話ししてもらえるという事は、すごく私にとっても良い経験ですしお役に立ててるかなと思います。
 
トレーナーでは、お母さんのお話をじっくり聞いて一緒に涙したり、一緒にお話ししているうちにどんどん笑顔になっていくお母さんを見ていくことができるんです。これは小児科医ではなかなか成せないことですね。」
 
 

ーーー発コミュトレーナーとして活動され始めて、小児科医としての変化はありましたか?

 
 
「小児科医というのは普通は子どもの味方なんですね。ですが、私は堂々と『お母さんの味方の小児科医』でいたいという気持ちを前面に出すことにしています。
 
小児科医としてはどうなの?と思われるかもしれないですけども、トレーナーになってお母さんの味方になれてるという気持ちはより強く感じているところです」
 
 

◆ポイント解説

 
 
小児科医は手放せない天職だと語る森中さん。
 
 
発コミュのトレーナーでは小児科医としては成せない部分まで、お母さん達のもとへ直接手を行き届かせることのできるお仕事だということがわかりました。
 
 
そのような中でも、お母さんの味方の小児科医というメッセージは子育てをしているママにとっては、診察に関わる病気だけでなく普段の生活の中の精神面まで支えられるような安心感を抱くことができるのではないでしょうか。
 
 
森中さんは、どちらかの仕事だけが大切というわけではなく2つのお仕事をこなしているからこそ、良い循環で双方にたずさわることができているという印象を受けとることができました。
 
 
では、最後に森中さんの軸をこのように大きく変えてきた発達科学コミュニケーションについて、小児科医という専門家の視点から見た感想を伺っていきます。
 
 

4.小児科医・森中博子から見た発達科学コミュニケーション

 
 

ーーー小児科医としての立場から、発コミュの効果は率直にどう感じますか?

 
 
「一言で言うと『発コミュすごいな!!』というのが正直な感想なんですね。コミュニケーションを学ぶということ自体、あまりやらないじゃないですか。
 
しかも、お母さんと子どものコミュニケーションというのは、ものすごく大事だけれど今まで取り上げられることは少なかったのではないかと思います。
 
小児科医としてはですね、発コミュはものすごく納得できるメソッドだと思っています。
 
コミュニケーションは脳を育てるという理屈もすごくしっかりしていますし、脳科学・教育学・心理学が合わさっているという強みのある発コミュは本当に凄いなと思います。」
 
 

ーーー実際にどのようなことで発コミュの効果を実感されましたか?

 
 
「お母さんに発コミュをベースとしたアドバイスを軽くすることもあるんですけども、アドバイス通りのことをやればやるほど上手くいかれて子どもがすごく変わるんですよね。
 
今までは、親子の関わり方に口出しすることは、私がお母さんへダメ出しをするかのようで抵抗があったんですね。
 
けれど、発コミュはちゃんとした理論があるから『こうだからこうしたらいいんだよ。だからこうやってみてごらん』と言えるようになりました。
 
このように、お母さんのお悩みを低い位置から解決してあげられるようになったかなと思います。」
 
 
 
 

ーーーお母さんとの関係性を崩すこともなくアドバイスをすることで、子育ての悩みも上手く解決できるようになったのですね。その他にも発コミュをやっていて良かったと思うことはありますか?

 
 
「発コミュのメソッドは、子どもが成長してもオールマイティで応用できるということも本当にすごいと思います。
 
子育てというのは、子どもが成長すると問題も次々に変化していきます。それなのに対応できちゃうんです。
 
しかも、私自身が講座を受けたのは随分前なのですが、ちゃんとその講座で習得したことで我が子に対して大事なところというのはずっと残ってるんですよね。
 
ずっと教わっているわけではないのに、どんどん子どもへの対応が上手になり、年齢に応じての対応も自分でコントロールできるようになっていく、発コミュとはお母さんの中で磨かれ続けていくというようなイメージですね。
 
本当に子育ての始めから発コミュを知っていたら、発達凸凹は関係なく、もっと子育てを楽しめるだろうなってすごく思います。」
 
 

◆ポイント解説

 
 
小児科医という専門家の森中さんが『発コミュすごいな!!』と高く評価をされるほどの発コミュは、理論的な面からみても優れているということでした。
 
 
このように納得できるメソッドだからこそ、小児科医という天職をお持ちでありながらも森中さんは発コミュトレーナーとして起業する!ということへ魅惑されたのではないでしょうか。
 
 
ここまでのお話で、森中さんは既にやりたいことを叶えられているかのように感じるのですが、実は発コミュを通じて叶えたい大きな夢のために、まだまだ突き進んでいきたいとおっしゃられています。
 
 
続きは次回の最終回のインタビューから、森中さんの叶えたい夢についてたっぷりとお伝えしていきます!そして、まだ知る人のいない森中さんのOFFの姿をなんと、最終回ということで初公開してくださいます!
 
 
森中さんのまだまだ続く未来の世界を楽しみにしてぜひ、チェックされてくださいね。
 
 
 
 
オールマイティに使いこなせるお子さんへの声かけテクニックが気になる方はこちらへ!
▼無料で毎日情報をお届けしています

 
 
執筆者:おおむらさえ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 

-トレーナーの声, ママの学び方・働き方, 対応
-, , , ,

Copyright© パステル総研 , 2021 All Rights Reserved.