アスペルガー グレーゾーン

クリスマス前だからこそ断捨離上手に!発達障害・アスペルガー傾向の子が自分で捨てられるようになるおもちゃのお片付け法

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発達障害・アスペルガー傾向のある子どもはこだわりが強いがゆえに物への愛着も強く捨てられないという傾向があります。どんどん増えるおもちゃはどうしたら…とお悩みのお母さんへお子さんが自分から断捨離する力がつくお片付け法をお伝えします。
 

【目次】

 

1.おもちゃを手放せないのは発達障害の特性が関係していた!

 
 
今年も間もなく残すところ1か月です。
 
 
「年末の大掃除に向けて断捨離しようかな。」
 
 
そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 
 
1年間を振り返ると、一度も使わなかった!なんて物も意外と多かったりしますよね。
 
 
自分の断捨離はできたとして、お子さんのものはどうでしょうか。
 
 
実際のところ、お洋服はサイズがあるので比較的整理しやすいですが、おもちゃに関しては結構苦戦されている方が多いようです。
 
 
・整理しようとして広げてみたら、使っていなかったもので遊び始めた
 
・本人にいらない物どれ?と聞くと「全部必要!」と捨てようとしない
 
 
など、どのご家庭でも見られる光景だと思います。
 
 
特に発達障害のお子さんの中でもアスペルガー傾向のある子は、この「捨てる」が大の苦手!
 
 
 
 
なぜならば、「こだわりの強さ」という特性を持っているからです。
 
 
こだわりが強いがゆえに、物事に対する執着もかなり強い傾向があります。
 
 
そのため他人に触れられたくなかったり、相手にとってみれば煩雑に置かれている物でも本人の中では自分のルールに基づいて配置していたりする場合があるんです。
 
 
また、発達障害のお子さん全体として見通しが立たないことを嫌がる傾向があります。
 
 
「捨てる」という行動はその先を想像することができず(見通しが立たず)、不安になってしまうため選べないということもあるんですね。
 
 
更に言うと、子どもはまだまだ記憶力が未熟。
 
 
普段奥底にしまわれているおもちゃをたまにみると、新鮮さを感じて「遊びたい」という好奇心が生まれるんです。
 
 
新しいおもちゃを欲しがり、買ったもののすぐ飽きる、というのもこの記憶力と好奇心が関わっています。
 
 
ところが、子どものおもちゃってどんどん増えませんか?
 
 
教材の付録や保育園・幼稚園で作った作品、これから来るクリスマスやお正月は更におもちゃが増えるシーズンでもありますよね。
 
 
数か月前はきちんと収納されていたものが、気付いたら箱から溢れている!
 
 
これではママの苦労も増えるばかり…
 
 
おもちゃ商戦前の今だからこそ、お子さんを断捨離上手にしておきましょう!
 
 
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2.使わないおもちゃも「捨てないで!」アスペルガー傾向のある息子の場合

 
 
我が家には発達障害グレーゾーンの5歳の長男がいます。
 
 
彼は注意欠陥多動性障害(ADHD)と自閉症スペクトラム(ASD)の両方を特性として持っていて、ASDの中でもアスペルガー傾向が強いタイプの子どもです。
 
 
アスペルガーのこだわりの強さとADHDの不注意を持ち合わせる長男は、例に及ばず片付けが大の苦手でした。
 
 
まずこだわりの強さゆえに、自分のテリトリーのものを取られることをとても嫌がります。
 
 
けれど、不注意という特性から真新しいものにはひとまず手を出し、ある程度勝手がわかると興味が薄れ、結局はいつも同じもので遊んでいました。
 
 
本来ADHDタイプは「片付けられない」アスペルガータイプは「捨てられない」という違った性質をもっています。
 
 
 
 
ですから、我が家の場合は片付けも捨てることもせず、結果家じゅうが散らかっているのが日常茶飯事
 
 
 
 
それに加えて、ブロックや車、ロボットなど硬いおもちゃが多いため、破損してしまったり部品が取れてしまったり、何かと壊れてしまうことも日常茶飯事でした。
 
 
せめてもう壊れてしまったものだけでも!と、一度私の自己判断で壊れたものを捨てようとしたことがあります。
 
 
ところが、こだわりの強さから、執着心がある息子はどこかでこんなおもちゃがあったはずだ!と覚えているんですね。
 
 
全然遊んでいなかったものでも手元にないと気付くや否や、「捨てないで!」と泣き叫ばれる。
 
 
息子自らおもちゃ箱 に戻してしまったことがあり、どうしてよいものか頭を抱えた時期がしばらく続きました
 
 

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3.片付ける秘訣は「捨てる」ではなく「〇〇なものを選ぶ」

 
 
そんな状態で常に荒れ放題の我が家でしたが、今ではきちんとおもちゃスペースに片付く日々が当たり前になっています。
 
 
私が取った行動は2つです。
 
 

◆①使わないものはいったん別室に保管する

 
 
1つ目。本人に聞いても「全部捨てちゃダメ!」と言われたときは使わない物を一旦別室に保管するようにしました。
 
 
そしておもちゃが減り、片付けやすくなった状態で 「片付けられた」という成功体験を増やしました
 
 
 
 
子どもは大人が思っている以上に手先がまだ未発達です。
 
 
大人にしてみたら並び変えたら入るよ!なんて場合も子どもはざっくりしか入れることができません。
 
 
そのためぎちぎちに詰まっているおもちゃ箱だと片づけることが嫌になってしまうんですね。
 
 
ですから、まずは使っていないおもちゃをひとまず間引きして数を減らし、片づけることへの負担を減らしてあげるんです。
 
 
成功体験が増えてくると「片付けって楽しいかも」と思え、自分から片付けるようになってきます。
 
 

◆②「捨てる」ではなく「選ぶ」習慣をつける

 
 
2つ目は子どもに捨てるではなく「大切なものを選ぶ」習慣をつけていったことです。
 
 
しばらく保管していたおもちゃを持ってきて、ひとまず本人に返します。
 
 
大体が久々に見る刺激で遊びますが、すぐ飽きることが大半でした。
 
 
そのうえで、「これいる?」と再度意向を確認します。
 
 
 
 
要らないという場合は、おもちゃへ「ありがとう」と伝えてから廃棄。
 
 
もしそれでも「全部必要!」と言った場合は、
 
「今の箱に入るかな?」
 
と本人に相談します。
 
 
息子の場合はここでなんとか入れようと、パズルを組み立てるようにして入るように工夫します。それならそれでOK!
 
 
一方で、「入らないね」と答えたり、工夫しても入らなかった場合ももちろんあります。
 
 
その場合は
 
 
「じゃあ、大切なものから入れようか」
 
 
と伝え、本人の好きなものから箱に入れてもらいます。
 
 
そしてはみ出してしまったものに対し、改めてどうするかを聞くんです。
 
 
もしこの場でも「取っておく」と言った場合は、
 
「じゃあ〇〇君にあげる?」
「公園のお砂場用にする?」
 
と聞いてみたり、
 
 
「(入らないから)お母さんが預かっておくね」と言って、本人の目に触れない場所へ保管しておきました。
 
 
最初は「全部必要!」「全部捨てない!」と言いましたが、慣れてくると徐々に「これはもういらない」と言えるようになってきました。
 
 
ここで大切なのは、意思決定は本人にあるということ。
 
 
大人からしてみたらガラクタだったり、もう使わないでしょ?と思うことも子どもにしてみたら宝物の場合もあります。
 
 
スペースに限りがあること。丁寧に扱わないと壊れてしまうことを伝えながら、お子さんの意見を尊重してあげてください。
 
 
この経験が自分で自分の人生を選択していく力を培っていきます
 
 
我が家の長男も今もまだ物を選ぶことは練習中です。
 
 
しかし、息子にとって「選ぶ」ことに抵抗がなくなったのか、以前に比べると「これは弟くんにあげる」等、自ら手放そうとする回数も増えています。
 
 
おもちゃを手放すというのは子どもにとっては重要なことなので、少しずつできるようにぜひ長い目で見守ってあげてくださいね。
 
 
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執筆者:仲田なぎさ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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