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【お悩み相談室】勉強に集中できない子どもに困っています。特に計算問題ができなくて、途中なまけているのでいつも怒ってやらせてしまいます。

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勉強に集中できない子どもに困っています。特にドリルの計算問題をつづけてできなくて途中で他のことをしたり、なまけているのでいつも怒ってやらせてしまいます。子どものやる気がない様子に私も本当にイライラしてしまいます…

 

小2・女の子のママ

勉強に集中できない子に困っているお母さんからのお悩みです。お子さんは決してやる気がないわけでもなまけているわけでもないんです。勉強に集中できない子どもには理由があって、その取り組み方を工夫すればできるようになります。勉強に集中できない我が子が苦手な計算ドリルに日々取り組めている方法をお伝えしますね!

 

発達科学コミュニケーショントレーナー 笹原みらい

 

【目次】

 

1.勉強に集中できない子どもはやる気がないの?

 
 
相談者さん、こんにちは!
 
 
毎日本当にお疲れ様です。
 
 
日々の勉強をめぐる困りごとって本当にお母さんの大きな悩みですよね。
 
 
・とにかく宿題に時間がかかる
 
・集中力が続かなくてすぐ遊びはじめてしまう
 
 
そんな子どもの様子をみて、やる気がない!と、イライラしちゃうお母さんも多いんですね。
 
 
 
 
特にお勉強が苦手な子ほどそんな様子がみられて、強く叱ってしまったり、怒ってやらせようとしてしまうこともあります。
 
 
そんなお母さんは、子どもが将来お勉強ができなくて苦労してほしくないから、とにかく小さいうちから勉強はしっかりさせなくちゃ!と思っているしっかりものの愛情深いお母さんなんですよね。
 
 
ですが、子どもにやる気がないから、という理由で集中力が続かないんじゃないんです。
 
 
次項でその理由をお話しますね!
 
 

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2.やる気がないように見られる一生懸命に頑張っている発達凸凹の子ども

 
 
集中力が続かないのはどうしてなのかという理由をお伝えしますね。
 
 

◆脳の特性で集中力が続かない

 
 
注意欠如多動症(ADHD)という特性で集中力が続かないことがあります。
 
 
ADHDは「衝動性」「多動性」「不注意特性」という3つの特性があり、これらの特性から集中力が続かないのです。
 
 
「衝動性」目についたものにぱっと飛びつくから遊びだしてしまう。
 
 
「多動性」で、じっと座っていられず、すぐ立ち上がって動きたくなってしまう。
 
 
「不注意特性」で、ぼーっとしてしまう
 
 
とこんなふうにADHD の特性から集中力が続かないことがあります。
 
 
ADHDの診断がなくても、そういう傾向がある子どもはとても多くいます。
 
 
特に子どもは脳の発達がまだ未熟ですから、どうしても集中がつづかず落ち着きがないような様子を見せることがあります。
 
 

◆勉強に時間がかかり疲れてしまう

 
 
脳の発達凸凹のためお勉強が苦手ということがあります。
 
 
特定の教科の勉強が苦手であったり、子どもの理解力がやろうとする学習にまだ追い付いていないことがあります。
 
 
あるいは、字を読むことや書くことが極端に苦手というケースもあります。
 
 
この場合、通常なら10分程度でできるような簡単な勉強が、なかなか進まないため30分とか1時間以上もかかるなどとても時間がかかってしまうこともあります。
 
 
このように長い時間がかかるようなものだと疲れてしまって集中力は続かないことになります。
 
 
 
 

3.ゆったりIQの我が子が勉強に取り組む姿をみて感じたこと

 
 
私の娘は発達がゆっくりのゆったりIQの小学3年生です。
 
 
勉強が苦手なので本人のレベルにあった勉強をコツコツできるように、と公文をやっています。
 
 
算数が特に苦手ですが、公文の宿題って毎日たくさんのプリントをやるのです。
 
 
それはそれは、苦手なことをやるので、脳には負荷がたくさんかかるためやりたくない気持ちがあるんです。
 
 
特に引き算がとても苦手です。繰り下がりの引き算では、繰り下がりをしたことを短時間記憶することが苦手で間違えてしまうため「もうやだ!」イライラ怒りだしてしまうことも多かったのです。
 
 
発達がゆっくりな子なので、勉強の難易度が上がってきて少し本人のレベルに合わなくなってきているのかなと感じた私は
 
 
「そんなに大変なら一度休んでもいいし、やめてもいいよ」
 
と声をかけたのですが、「やる!」と頑なに言うのです。
 
 
この頑なさも特性かな、と思っていたある日のことです。
 
 
あまりに宿題にとりかかれず嫌がっていたので、私も疲れて
 
 
「もう本当に大変なら公文やめようか。やめてもいいよ。十分がんばったよ。」と、娘に言いました。
 
 
すると、「私、頭が良くなりたい。だからやめたくない!」というのです。
 
 
元々の特性でものすごく苦手なことがあるのに、こんなにもしんどい努力して頭が良くなりたいという娘の向上心に感動しました。
 
 
一方で、きっとそれまでに、「自分は頭が悪い」「できない」と感じさせられる出来事があったんだろうなと想像できて泣けてきました。
 
 
人は誰しも今より良くなりたい、という向上心ってあるんです。
 
 
 
 
ですが、その努力が報われなかったり、人と比べてしまったり、脳の特性かあるからうまくいかないことが続くと
 
 
「どうせ自分なんて、やってもできない」と、自信がなくなってしまったり
 
 
「勉強なんてしなくていいや!」と、自暴自棄になりやる気のない態度を見せてしまうことがあるんです。
 
 
私も娘の気持ちを聞いて、子どもは本当に自分ができるようになりたいって感じているということに気が付きました。
 
 
人一倍向上心があるのに、脳の特性があって勉強を進めていくことが難しい子どもが勉強を進めやすくなる方法はないかなと試行錯誤してきました。
 
 
次項ではこの娘の気持ちをかなえてあげたいと思い、上手にサポートして「できた!」という成功体験にしたいと、勉強への集中が続く工夫をしたことをお伝えしますね!
 
 

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4.勉強に集中できない子どもが勉強に取り組めるコツとは

 
 
勉強が苦手で集中できない子どもが勉強に取り込めるコツをお伝えしますね!
 
 

◆こまめな休憩とご褒美

 
 
ズバリ!途中で褒めたり休憩をこまめにはさむことです。
 
 
娘の場合、おやつやお母さんと休憩するティータイムがご褒美になったようです。
 
 
娘はお気に入りのティーカップに紅茶を淹れて優雅に楽しむのが好きです。
 
 
ですから、ティーサーバーに紅茶ができるまでの時間で
 
 
「ここまで終わろうね!これが終わったら一緒にお茶しよう♪おいしいお菓子もあるよ」
 
 
と、頑張った先にご褒美があることを提示してモチベーションを上げます
 
 
そんなとき娘は自分でいそいそと紅茶をセットしてから勉強を始めます。
 
 
もちろん、やることがすべて終わったらティータイムがいいと考えがちですが、娘の場合にはそれでは集中が維持できないので途中でも休憩を入れています。その方が集中を維持できました。
 
 
娘はいつもプリントを3枚するのですが、1枚終わるたびにちょっとお菓子を食べたり、お茶を飲んでおしゃべりしたりと休憩を入れています。
 
 
一度休憩すると脳の疲れがとれて、もう一度集中してできることにもなりますよ。
 
 
また、問題を解いている最中にも褒めると集中が維持できます。
 
 
娘が一問解くたび「あってる!」と言ってあげると、安心して次の問題に進められました。
 
 

◆お母さんもいっしょに問題を解く

 
 
時には「一緒にお母さんも計算やるね!」と、子どもと一緒に隣で競争するようにして一緒に計算をしました。
 
 
途中で「わあ、早いね!」とか「お母さん追いつかないわ!」なんて褒めながら、一緒に計算をするとより集中が高まり計算も早くなりました
 
 
これが私にとっても結構な脳トレになりました。
 
 
実はこういった簡単な計算を早くやるというのは大人の脳にとってもいいことなのです。
 
 
物忘れなど脳の老化が気になるなら、子どもの勉強を進めながらお母さんの脳トレにもなるという一石二鳥の効果があります!
 
 
もちろん子どもより早く終えてはいけません!自分の脳トレに夢中になりすぎないようご注意くださいね。
 
 
こんな工夫で宿題を終えた子どもには、頑張りやり遂げたことをしっかり褒めてあげてくださいね!
 
 
「よく集中できたね!」
 
「たくさん問題があったのに最後までできたね!」
 
 
こんな声かけで子どもにとって成功体験にすることができます。
 
 

◆時にはできないこともあると理解

 
 
子どもだって調子がいいときもあれば、調子が悪いこともあります。
 
 
毎回うまくいくとは限らないのです。
 
 
時には疲れていたり、うまく行かないこともありますが、そんなとき無理は禁物です。
 
 
どうしても宿題ができないときには先生に事情を話して休ませてもらったり、本人に合った調整をしながらエネルギーを充電することも大切です。
 
 
 
 

5.苦手な引き算のプリントをやり切った娘の成長

 
 
娘はこんなやり方で、コツコツと苦手な引き算のプリント200枚をやり切り、進級テストに合格して無事に次の掛け算に進級することができました。
 
 
もちろん、先生には相談して普通よりも少ない枚数でゆっくりと進みましたが、最後の方ではぐんと計算も早くなり、苦手なことをやり切って本当によくがんばったなと成長に感動しました!
 
 
たくさん褒めてあげると、本人も進級できたことにとてもうれしそうでした。このことで大きな成功体験ができました。
 
 
 
 
子どもが勉強に集中できない様子に本当にどうしてできないのかとイライラしてしまうお気持ちはよくわかるんです。
 
 
本当に付き合うお母さんは毎日大変ですよね。
 
 
お子さんがどうして勉強に集中できないのか、ちょっと子どもの目線に降りてみると、実は精一杯子どもはがんばっていることに気づかれたかもしれません。
 
 
口や態度に出さなくても、子どもには自分で成長したい気持ちがあるんです。
 
 
ぜひ、お子さんが少しでも楽しい気持ちで勉強ができるように促しながら、そして、お子さんのがんばりを褒めてあげて成功体験にしてあげてくださいね!
 
 
相談者さんの子育てが楽しいものになるように願っています!
 
 
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執筆者:笹原みらい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 

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