発達障害の不器用な女の子が自分で髪を洗えるようになるポイントとは?

年末年始に旅行先の大浴場で他の子が自分で髪を洗う様子を見て焦ることありませんか?発達障害の子どもは不器用なことがあり長い髪を洗うのはハードルが高いのです。長髪の娘が自信を付けながら自分で髪を洗えるようになった経験をお伝えします!
 

【目次】

 

1.長髪の女の子はいつから自分で髪を洗える?

 
 
冬休みや年末年始、久々にお出かけされたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
 
 
旅館に泊り大浴場に入る機会もあったかもしれませんね。
 
 
そんなとき、小さい子どもが自分で髪を洗っているのをみて、我が子はまだできない!なんて焦ってしまうことってありますよね。
 
 
実は私もそんな気持ちになることがありました。
 
 
娘は小三で発達がゆっくりなゆったりIQっ子です。
 
 
私自身が髪を短くしていることもあり、娘にも何度も髪を切るように言うのですが、本人は長い髪が好きなので、髪を切ることには応じてくれません。
 
 
こだわりも強い娘なので、長髪にしているのは仕方がないと思いつつ、長髪にするのならせめて自分で髪を洗ってほしいし、手入れができるようになってほしいとも思っていました。
 
 
ところが娘は手先の不器用さがあり、さらには腕や手首の動きもぎこちないため自分で髪を洗うのは難易度がかなり高いのです。
 
 
 
 
3年生にもなりお姉さんの自覚もでてきて少しずつできることも増えてきた娘に、そろそろ髪を自分で洗うよう促してみました。
 
 
初めはもちろん上手にできなかったのですが、練習して長い髪を自分で洗って乾かすことができるようになりました。
 
 
この記事では発達障害のゆったりIQ の娘が自分で長い髪を洗えるようになった方法をお伝えしますね!
 
 

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2.発達障害やゆったりIQ っ子が不器用な子が多いわけ

 
 
発達障害やゆったりIQ っ子には体の使い方が不器用な子どもがいます。
 
 
発達障害がある子には 発達性協調運動障害(DCD)という障害が併存していることがあるからです。
 
 
 
 
DCDがある子にとって縄跳びのように腕を回しながらタイミングをあわせて飛ぶといった2つの動作が組み合わさっていることはとても難しい動きになります。
 
 
また、手先の繊細な動きが必要なはしやはさみを上手につかえなかったり、靴紐がむすべなかったりすることがあります。
 
 

3.髪を洗う動作の難しさ

 
 
シャンプーの動作の難しさは以下のようなところにあります。
 
 
・腕を高く上げ、目でみえない頭のうえにお湯をかける動作が難しい
 
・指を動かして髪の間に空気を含ませながら泡立てる感覚をつかむことが難しい
 
・シャンプーやコンディショナーを流し終えたか、髪を触って手指の感覚をつかみにくい
 
・シャンプーを流すときにシャワーで泡を流したいところにお湯をかけることが難しい
 
・周りに水が飛び散らないようにシャワーの向きを下向きにしたままシャワーヘッドを動かすことが難しい
 
 
 
 
普段大人がなにげなくやっているシャンプーの動作は、子どもにとってこんなにも難しいことがあるのです。
 
 
次項では具体的にどうやって髪を洗う方法を教えたのかお伝えしますね。
 
 

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4.発達障害の不器用な子が自分で髪を洗えるようになるには?

 
 

◆行動を分解して具体的に教える

 
 
私は娘に髪を洗う一連の行動を分解して具体的に教えました。
 
 
①シャンプーとコンディショナーの見分け方を教える(白いキャップがシャンプー)
 
②シャンプーはポンプを1回押す。
 
③お湯を出すときにシャワーヘッドを置いておく場所とお湯の出し方を教える。
 
④シャンプーのやり方は手にとったシャンプーを頭にのせて指の腹で地肌をマッサージするように洗う(実際に子どもの手をとって教える)
 
⑤髪の毛全体に泡が回ったらお湯で流す(泡が回ったかどうかは手で触って確かめる)
 
⑥流せた目安は手触りで確認する。実際に泡が残っているときと、泡が落ちている場合の違いを触って覚えさせる(前後ろ左右4か所毛束を取りさわってみる)
 
⑦コンディショナーを2回ポンプで押し手に取る。
 
⑧今度は地肌ではなく髪全体に馴染ませる。
 
⑨流せた目安は手触りで確認する。ぬるぬるがなくなるまでお湯で流す。(前後ろ左右4か所毛束を取り、さわってぬるぬるがないか確かめる)
 
 
こんな風に分解して教えました。
 
 
もちろんはじめは上手にできませんし順番を間違えたりもします。
 
 
難しいところはサポートしたり、コツを教えたりしながら、何度かチャレンジしていくうちに、髪を洗って流す手順を覚えしっかり洗い流す感覚がつかめて上手に洗えるようになってきました。
 
 
特に洗い残し、流し残しはいつも同じところになる傾向があるので最後に確認するところまで丁寧に教えていきました。
 
 

◆褒めながら教える

 
 
教えるときにはもちろんできていることを「褒めながら」というのが鉄則です!
 
 
「泡がよくたっているね」
 
「順番をおぼえたね」
 
「キレイに流せたね」
 
「今回はお母さんのところにお湯がかからないように気を付けてできたね」
 
 
そんな風に褒めながら教えました。
 
 
 
 
できていないところを指摘すると「わかってる!」と反発されてしまうこともあります。できていないところはさりげなく手を貸してフォローしてあげてくださいね!
 
 

◆無理をしない

 
 
そろそろ自分で髪を洗ってもらおうと思っても本人がやる気がなかったり、まだタイミングではないこともあります。
 
 
そのときは無理しないでまだお母さんが洗ってあげてもいいですね。
 
 
我が家の場合、娘の髪が少し痛んで枝毛になっているところがあったので、10センチくらい切ってもらって髪が軽くなったタイミングで自分で洗ってみることを提案しました。
 
 
以前もっと長髪の時にやってみたことがありましたが、本人が難しいといってうまくできませんでした。今回、髪が軽くなったので洗うのが簡単になったと感じたようです。
 
 
こんな風に練習して自分で髪を洗えるようになり本人もとてもうれしそうでした。
 
 
お姉さんだという自覚がある3年生なので、自分はもうできる!という気持ちが強いからそこを上手に伸ばすのがいいと感じました。
 
 
私自身は実は面倒なことを省きたい性格。そもそも、髪が長いこと自体を良く思っておらず、手間がかかるから短くしたい!といつも思っていました。
 
 
しかし、今回娘の好きに付き合って学んだのは、自分の好きなことをやりたい気持ちから行動が促されるということです。
 
 
長い髪が好きだから髪をきれいにしたいし、自分でやりたいという気持ちが出てくるんですね。
 
 
皆さんの子育てに私の経験が参考になれば幸いです。
 
 
 
 
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執筆者:笹原みらい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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