今年一年生になるお子さんを持つお母さんは今頃期待と不安でドキドキですよね!我が家の娘は環境の変化が苦手で保育園時代から進級の切り替わりには行きしぶりをしているため登校拒否にならないか心配していました。そんな娘の新入学対策に私がとった対応をお伝えしますね! |
【目次】
1.ドキドキ一年生!娘の新入学は登校拒否が心配
2.発達障害ASDの子の新しい環境が苦手な理由
3.不安が強い娘の新入学の経験談
◆進級時には必ず行きしぶりがある娘
◆ひらがなの読み書きができない
4.一年生から登校拒否にさせないお母さんの準備
◆小学校の「予習」で「良いイメージ」を!
◆ひらがなが書けないとき連絡帳はどうなる?
1.ドキドキ一年生!娘の新入学は登校拒否が心配
3月に入りましたね!新入学の準備はいかがでしょうか?
一年生のお子さんは新しいランドセル、新しい文房具。お友達何人できるかな?と期待に胸をふくらませている頃でしょうか?
お母さんたちはそんなお子さんを見て期待と不安と入り混じった心境ですよね。

私もこの時期になると、現在小三の娘が新入学を迎える当時の気持ちがよみがえります。
当時はまだ娘が発達障害があることに気がついていませんでした。
幼い時から環境が変わるのがとても苦手な子で、保育園のクラス替えがある進級時には必ず行きしぶりがあり、先生に慣れるのにも時間がかかりました。。
また、ひらがなも名前以外はほぼ書けない状態での入学でした。
ですから、娘が一年生になるときは「大丈夫かな…登校拒否しないかな?」と不安がありました。
2.発達障害ASDの子の新しい環境が苦手な理由
発達障害やゆったりIQの子どもは新しい環境が苦手なことが多いですよね。
感覚過敏があることも多いですし、見通しが立ちにくいことがあります。
このような発達の特性が合わさって、新しい環境が苦手になるのです。
環境が変わるということは目に入る景色が変わるということですね。
発達障害の子どもはもともと視覚が得意で目からの情報を多く得ている子が多いのです。
そのため、目で見る景色が変わることに敏感に反応しやすいのです。
さらに、感覚過敏によって、今まで慣れ親しんできた環境より、とても明るくてまぶしいとか、においが違うとか、音がうるさいと感じてしまうことがあります。

大人が全く気にも留めない些細な違いも、とても敏感に感じ取ってしまうのです。
発達障害の特性で見通しを立てにくいので、やるべきことの意味が分からなかったり、予測できなかったりする新しい環境には不安になってしまうことも多いですね。
これらのことから発達障害の子どもにとって、環境の変化というのはハードルが高くなってしまうのです。
次項では、環境の変化が苦手で、ひらがなも書けないまま入学した娘の経験をお伝えしますね!
3.不安が強い娘の新入学の経験談
我が家の娘のドキドキの一年生の経験をお伝えします!
◆進級時には必ず行きしぶりがある娘
現在小3の娘は0歳から保育園に通っていました。
長年同じ保育園で過ごしているにも関わらず、特に3月から4月の進級のときに先生や環境が変わるのがとても苦手な子でした。
年長まで行きしぶりをしたり、保育園に行っても私と離れるのを嫌がったりしていました。
この子は環境に慣れるのが大変だというのは、当時発達障害への意識がなかった私にもありました。
娘は保育園への行きしぶりだけでなく、すこしでも暗い場所やうるさい場所は苦手で、ダメなところだと足を踏み入れることすらできません。
たとえば、ディズニーシーの幼い子どものために作られた海をイメージしたエリアは入口が少し狭く洞窟のようになっています。
幼い子どもが遊ぶエリアですから、そこまで暗くも怖くもないと思うのですが、娘は入口から中へ入ることすらできませんでした。
また、運動会のピストルの音が大嫌いで、兄の小学校の運動会も保育園時代は見に行くことができませんでした。
ですから、娘に対しては新入学もきっと行きしぶりがあることが予測できましたので、登校拒否にまで発展しないように環境に慣れるように対応を考えました。
◆ひらがなの読み書きができない
もうひとつ心配だったのは、入学の段階で名前以外のひらがなが書けなかったことです。

入学説明会のときに、先生から「ひらがなの読み書きを特に練習しなくていい」とお話がありました。
ただ名前だけは書けるようにと言われていたので、名前だけは練習して書けるようにしました。
うちにはお兄ちゃんがいるので、すでに一年生を経験していました。
ひらがなが書けなくてもいいと言いながらも、学校が始まれば連絡帳はすぐ書くこともわかっていました。
だから、ひらがなが書けない娘はきっと連絡帳が書けないけど大丈夫かな、という不安がありました。
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4.一年生から登校拒否にさせないお母さんの準備
不安に感じていたけど準備していないというお母さん、ご安心ください。
まだまだできることってあるんです。
これからできる準備についてお伝えしますね!
◆小学校の「予習」で「良いイメージ」を!
小学校までの道のりを一緒に歩いて校門まで行って、実際歩く道のイメージをつけました。
また、普段から小学校の近くを通ったときに
「小学校はうさぎを飼っているんだよ」
と、話をしてウサギ小屋を外から見てみたり、
「近所の○○ちゃんも六年生で同じ小学校なんだよ。
六年生は一年生と一緒におそうじするから、○○ちゃんと会えるかもしれないよ。」
など、本人が楽しみにできるような話をしました。
ホームページやお兄ちゃんの行事の写真を見せて、学校での生活がイメージできるようにしました。
発達障害の子どもの目からの情報を取り入れやすい特性を生かして、写真や実際のものを見せてあげるとイメージが付きやすいです。
学校ってこんなところ、というのがわかると娘も少し安心した様子を見せていました。
私の場合は年長の時にあった小学校のバザーや、兄の授業参観に一緒に連れて行って学校の中の様子を見せました。
3月に行われた親の会主催の学校見学会も参加し、小学校の中に入れる機会には一緒に行って、見せてあげてイメージを持てるようにしました。
しかし、今学校はコロナ対策でそういった行事を行っていないこともありますよね。
どうしても学校の中をみてみたいなどがあれば、学校に直接連絡して事情をお話して聞いてみてください。
個別に見学させていただくことも場合によっては可能かもしれません。

◆ひらがなが書けないとき連絡帳はどうなる?
娘の場合、ひらがなを書けないまま入学しても、先生が連絡帳に子どもたちに写させていた黒板の内容のコピーを貼ってくださっていたので安心でした。
こちらからは特にひらがなが書けないことをお伝えしなくても、そのように対応してくださったので、一人ひとりを見てくださっていると感じました。
私の場合、あらかじめお願いしなくてもよく見てくださる先生でしたので、お願いするまでもなかったですが、正直こういったことは先生の技量によるところもあります。
もしお母さんが不安な点があるなら、早めに先生にお話しするか、先生にお手紙を書いてひらがながまだ書けないことをお伝えするといいでしょう。
連絡帳が書けているか毎回みていただきたいといった、具体的な対応をお願いするといいですね。
先生にとっても子どものことは知っておいた方が対応しやすいと思いますので、もしなにか困りごとがあれば事前にお伝えした方がいいでしょう。
また、子どもが連絡帳にどんな字をかいているか、黒板の文字がかけているか早めに確認されるといいですね。
発達障害の子どもの場合、特に板書が苦手な場合があります。
家庭で隣に見本を置いた文字は写せるのに、板書ができないということもあります。
こちらも先生に相談して、席を黒板の前に変えていただくなどの配慮をお願いすることもできます。
ただし、このように先生に自分の子どものお願いばかりでは、1クラス30名以上の子どもを見ている先生も大変です。
連絡帳に対応いただいているお礼を一言添えたり、お会いするときにはこちらの感謝の気持ちを伝えることをお忘れなく。
一年生のはじめはだれでも慣れるまで大変ですし、お母さんも心配になることが多いでしょう。
はじめからうまくいかないことがあると想定して、できる準備やこんな時はとどうするという対応を、あらかじめ考えておくとお母さんの安心にもつながります。
また、はじめはうまくいかなくても子どもも成長していきます。
学校での対応は、プロの先生にある程度お任せする気持ちも大切です。
子どもが楽しそうなら、長い目で見てあまり心配せずどっしり構える気持ちも持っていきましょう。
学校との連携を上手にとって、あとはご家庭で子どもが笑顔で過ごせるようにサポートするだけです。
お母さんと子どもたちが安心して楽しく小学校生活を送れることを願っています!
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