脳を育てれば会話力がみるみる伸びる!ことばが遅い自閉症児の おうち療育

脳を育てれば会話力がみるみる伸びる!
ことばが遅い自閉症児の おうち療育

今川ホルン 著


定価 1,430円(本体1,300円+税)

  • 発売日 :2024年4月30日
  • 仕様 :四六判/252ページ
  • ISBN :978-4-9913024-1-1
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内容紹介

「うちの子もうしゃべれないのかな…」と諦めているママやパパに読んでほしい、自閉症児のことばの脳を発達させるおうち療育の新常識がわかります!
 
自閉症児のことばを発達させるカギを握るのは「脳」です。脳が育てば、ことばは伸びます。脳を育てる親子のコミュニケーションで、ことばが遅い自閉症児の会話力を伸ばすだけでなく、日常生活の困りごとも解決できます。
 
「会話は一生できない」と専門家に言われた子のことばが出るようになりました(7歳男子のママ)
喃語だけだった子と会話ができるようになりました(7歳女子のママ)
癇癪、問題行動を起こしてばかりの子が落ち着きました(3歳女子のママ)
 
など、実際におうち療育を実践した、7組の親子のお悩み解決ストーリーを紹介しています。一度は、わが子との会話を諦めたママやパパたちが、わが子との会話ができるようになった奇跡を起こしたストーリーです。

 
さらに、7組のママやパパがどんな声かけをし、どんなテクニックを使ったのか、ことばを伸ばすテクニックについても具体的に解説しています。お子さんが自閉症でなくても、ことばの発達が遅いお子さんへの声かけとして参考にしていただけます。
 
おうち療育で教育の「量」と「質」を変えれば、会話ができるようになる!4500人以上が実践した「子どもの脳を育てる親子のコミュニケーション」で、わが子とおしゃべりを楽しむ未来をつかみとっていただきたいです。
 
 

目次

プロローグ 脳が育てばことばも増える
朝起きたら普通の子になっていればいいのに
◉私たち親子の運命を変えた一斉休校
◉ことばを発達させるには脳を育てればいい
◉もう一人で悩まないで!ひろ君ママにこの本が届きますように

第1章 おうち療育で自閉症児の会話力は伸びる
自閉症なのかどうかは関係ありません
◉脳が育つ声かけと脳が育たない声かけ
◉ことばの脳が発達するための3つの要素
◉自閉症療育の目的は〝生きづらさ〟を減らすこと
◉療育は質より「量」がものをいう
◉「3歳まで様子を見ましょう」に現れる日本の実情
◉「療育に通っていればいい」というわけではありません
◉おうち療育が普及しない理由
◉脳科学を味方につけてもう子育てに迷わない

第2章 自閉症ってそもそもなあに?
自閉症を正しく理解しましょう
◉自閉スペクトラム症の「スペクトラム」って何?
◉自閉症の3大特性と多彩な個性
◉知的障害の診断基準
◉自閉症の支援は「何を」より「誰が」やるかが大事
◉医療行為が受けられなくても心配いりません
◉誤った周囲の対応が引き起こす自閉症の二次障害
◉自閉症の二次障害は予防できます
◉自閉症児の会話力が伸びない根本的な理由
◉会話力が伸びない負のループを終わらせましょう
◉自閉症児に「ことばのシャワー」は逆効果
◉勉強熱心な親ほどブレやすい
◉おうち療育を始める前にママやパパの脳を元気にしましょう
◉モチベーションは上げないほうがうまくいく

第3章 自閉症児の脳を育てる『発達科学コミュニケーション』
最強のおうち療育『発達科学コミュニケーション』
◉ステップ1 子どもを認める声かけで楽しく会話をスタート〈肯定の声かけ〉
◉ステップ2 子どもが素直に動き出す〈指示&提案〉
◉ステップ3 子どもの感情に巻き込まれない〈スルー&褒め〉
◉ステップ4 子どもに成功体験の記憶をつくる会話の終え方〈褒め終わり〉

第4章 7組の親子が実践した発達のお悩み解決ストーリー
◉7つの体験談からお悩み解決のヒントがわかる!
◉事例1 声かけを変えたら、たった3週間で「ママ」と呼んでくれた!  
◉事例2 共感の気持ちが育ち、ことばで愛着を伝えてくれた!
◉事例3 3カ月で癇癪と自傷行為がなくなり、ことばのキャッチボールができた!
◉事例4 一生話せないと諦めた小学生でも会話ができるようになった!
◉事例5 脳に届ける声かけを続けたら素直な子に大変身した!  
◉事例6 公園遊びも家族旅行も困らない切り替え上手な子になった!  
◉事例7 説明できることばの力を育てたら登園しぶりも解消した ! 

第5章 自閉症児の会話力が伸びる7つのテクニック
◉子どもの脳を発達させる7つのテクニック
◉【テクニック1】子どものペースに合わせる『ペーシング』
◉【テクニック2】子どもが興味あるものに注目する『ジョイントアテンション』
◉【テクニック3】子どもの発達ステージに合わせる『1UPルール』
◉【テクニック4】いま子どもがしていることに注目する『実況中継』
◉【テクニック5】自閉症児の行動を引き出す『3S』
◉【テクニック6】正しい『ディスタンシング』で癇癪を減らす
◉【テクニック7】ボディーランゲージを使って褒める『ジェスチャー』

第6章 おうち療育のよくあるお悩み NG対応とOK対応
01 褒めても反応しません
◉02 こだわりが強すぎてストレスです
◉03 ご褒美をあげないとやらない子になりそうです
◉04 禁止したり脅したりするほうが効果がありますがダメですか?
◉05 発語がなくコミュニケーションさえできません
◉06 言っていることを全く理解していません
◉07 発話が不明瞭です
◉08 ことばの語尾や語頭しか出ません
◉09 一方的に話すばかりで会話が成り立ちません
◉10 子どものおうむ返しに困っています
◉11 園であったことを聞いても答えられません

エピローグ 自閉症児が自立する未来をつくるために
◉自閉症の子どもたちがおしゃべりを楽しむ世界を実現したい
◉おしゃべり上達のその先を見据えて
◉私の夢は自閉症の娘を「1億稼ぐ子」にすること
◉わが子の会話力を伸ばした親が次の親へバトンを渡す

 
 
 

読者さまのご感想

◉9歳 男の子のお母さん
それぞれのママさん達のエピソードに心が震え、涙が止まりませんでした。当事者であるママさん達の苦労や気持ちがありありと目に浮かび、胸が締め付けられました。それでも適切な対応をする事で、絶望的な状況から奇跡の様な成長を遂げられ、私も大きな希望を持つことができました。
 
色々なタイプのお子さんの困り事やそれに対しての実践例が載っていて、うちの子にも当てはまる事例がありました。
 
今まで漠然と自己流に本を読んだり療育に通っていた事が具体的にこうすればいいんだ!と体感的にイメージする事ができました。
 
具体的に「褒める」とは何かが、この本を読んでよくわかりました。できる事が少ない我が子でも、やっている事をそのまま実況中継のように言葉にするだけで、行動量が増えました!そして、私の言葉を心待ちにしていて、情緒が安定してきました。ニコニコ笑顔でいる事が日常となり、そんな我が子をみて、私も心に余裕がうまれてきました。
 
もうできることは何もないと諦めかけているママさんに読んで欲しいです。いくつからでもできることはある、正しい接し方をすれば我が子は成長させる事ができる!と希望を与えてくれる一冊です。

 
 
 
◉9歳 男の子のお母さん 
「おうち療育」の具体的な方法がわかり、確かな希望が持てました。「おうちで療育?できたら世話ないよね」というやや疑いの目を持って読んでみました。結果的に、「家で自閉症の子を伸ばすことって本当にできるんだ」と驚くとともに確かな希望を持つことができました。以下はそう感じた理由です。
 
・自閉症の本質がとてもよくわかります。ある程度の知識はあるつもりでしたが、自閉症の特徴に簡潔にわかりやすく書かれてあり、頭にパンと入ってきました。
・自閉症のお子さんを育てるママのストーリーは、それぞれ非常にリアルで共感できます。
・ストーリーに出てくる解決テクニックを具体的に教えてもらえるので、「自分でも家でおうち療育ができそうだ」というイメージが湧きました。
・著者の今川ホルンさんの、ことばの遅い子をサポートする親への深い理解と洞察、愛が随所に満ちています。
 
「この人は分かってくれる!」と、「こうすればいいんだ!」の共感と納得の嵐で、読みながら感動の涙があふれてきました。心理士としての専門性と自閉症子育てをしてきた実体験の知見が、この本に結晶化されていると感じました。
 
我が子は知的な遅れはないけれど、ペーシングや実況中継など、参考にできることがたくさんありました。今、運動会の練習で疲れが出ています。とにかく笑顔で接することで、安心して落ち着いて過ごしているように感じています。
 
自閉症のお子さんの子育てに悩んだり苦しんだりして出口の見えない方に、今すぐ差し出して届けてあげたいと心から思いました。

 
 
 
◉3歳 女の子のお母さん 
手元に届いてあっという間に読んでしまいました。自閉症に特化されているので、自閉症の娘がいる身としては全てのページが知りたい情報で、我が子に置き換えられることだらけの1冊でした。7組のお悩み解決ストーリーは涙が溢れて来てしまって、迂闊に外で読めない内容でした。第5章のテクニックのところも、具体的でとてもわかりやすく実践しやすくなっているなあと感動しました。

もちろん、自閉症のお子さんの対応でお悩みを持つお母さん全員におすすめですが、夫や私の両親にも読んでもらおうと思います!周りの人にも読んでと勧めやすい、この本、すごくありがたいです!

 
 
◉小4 男の子のお母さん
うちの子は言葉の遅れは目立たないのですが、この本は全ての発達凸凹キッズに役立つ内容で、すごく参考になりました。読みやすくて一気に読んでしまいましたが、内容はとても充実していて読み応えがありました。
 
プロローグと第4章の7名のストーリーは、当事者でなければわからない苦悩、十分なサポートが得られない大変さと、そこからママの手で奇跡のような成長を遂げた内容に胸が熱くなりました。

言葉の遅いお子さんとの関わりはこれまでなかったのですが、出会った時には7つのテクニックを実践しようと思います。
 
発達凸凹のお子さんをお持ちの方には必ず役立つ本ですが、全ての方達に読んでいただきたいです。今や身の回りに発達凸凹の大人や子どもがいない方はほとんどいないと思いますし、もしかしたら対応に悩まれているかもしれませんが、この本が必ず役立つと思います。
  
 
 
◉6歳のお子さんのお母さん
自閉症のお子さんをお持ちのママたちは皆さんそれぞれにたくさんつらい出来事を経験していると思いますが、そんな中でもご自身でどうにかしたい!と動き続け、諦めなかった先にみなさんそれぞれにお子さんを成長させたストーリーが載っていて、私も、諦めたくないと思いました。
 
実際に、お母さんたちが使ったテクニックや解説を読んで、自分の子どもとの関わりの中に取り入れていきたいです!! 
 
 
 
◉5歳 男の子のお母さん
奇跡の様な変化を起こせた親子は元々のポテンシャルも高いのかなと思っていましたが、壮絶なお悩みがあったことを知り、改めて発達科学コミュニケーションの効果を実感しました。
 
『子どもの興味があるものを一緒に見る』をやりました。電車と踏切が好きな息子、踏切を見つけるたびに『あ!踏切~!』と指差していると、目で追うように。そして、何度かやっていると息子が私の手を掴んで踏切を指す仕草をしてきました!息子の方からの『見て!』の意思表示でした。
 
 
 
◉11歳17歳 のお子さんのお母さん
自閉症かどうか、また、年齢に関わらず、会話の量が減っている時、コミュニケーションがうまくいっていない時に、つまづいていることに気づくことができました。OK対応、NG対応のところが特に参考になりました。思春期のわが子も褒めても返事しないことがあるのですが、受け取れないくらいストレスを抱えているのだと気づけました。子育てしているママの心をそっと支え、応援してくれるあたたかさを感じました。

 

 
 

著者紹介

今川ホルン
発達科学コミュニケーションマスタートレーナー。
帝京大学大学院修了。
臨床心理学修士。
公認心理師。
株式会社ここから発達らぼ代表。
自閉症の長女を含む3児の母。
埼玉県の病院で臨床心理士として働く中で長女を出産し、
長女の自閉症 の診断をきっかけに児童発達支援事業所に勤務する。
その後、発達科学コミュニケーションに出会い
「家での親の声かけ」が自閉症の子を伸ばしていくと確信。
発達科学コミュニケーションのマスター トレーナーとして活動する。
わが子のことばの遅れに悩むママやパパに対し、
子どものことばを伸ばすおうち療育『自閉症専用 3カ月おしゃべり上達メソッド』を教えるとともに、トレーナーを育成している。

 

 

 

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