1.赤ちゃんの「 脳を育てる」って、難しそう…?
「賢い子に育てたい!」「赤ちゃんのために、できることをしてあげたい!」と思う一方で、育児本に書かれていることを実践するのって、正直、難しそう…と思っていませんか?
子どものためを思いながら育児本を読んでみるものの、「脳の発達」や「脳を育てる」という言葉を聞くと、「難しそう…」「トレーニングはちょっと…」と抵抗感を感じるプレママも多いのではないでしょうか。
私がそうでした。
「脳」と聞くだけで、効果がありそうと感じるものの、見えない場所のこと。
専門家じゃないとわからないのでは?と思うイメージがありました。
ですが、脳の専門的な知識を覚えなくても、脳が育つ順番や仕組みを知っていれば、迷わず、簡単に、楽しく子育てできるんです!
この記事では、プレママでもすぐに取り入れられる「見るあそび」で、どのように赤ちゃんの脳が育つのか、そして、その遊び方を3つご紹介します。
ぜひ最後までお読みくださいね!
2. 見るあそびが大事な理由
赤ちゃんの脳の発達において、「見ること」がなぜ大事なのか?
見るあそびで、どのように赤ちゃんの脳が育つのかお伝えしますね。
そもそも、私たち人間が、ここまで進化してきた理由に、視線を使ったコミュニケーションが関係しているんです。
人間と動物との違いは「白目」にあります。
ライオンやシマウマなどの動物たちは、白目がほとんどありませんよね。
その理由は、逃げる先、動く先を視線で悟られないようにするため、と言われています。
白目があると、視線の向きがわかりますよね。
動く前には、必ず視線が先に動き、そちらを見ます。
もしシマウマに白目があったら、視線でライオンに知られてしまい、命に関わってしまいます。
そのため、動物には白目がないんです。
自然界の中で、人間が生き残ってきた理由は、その弱点とも言える「視線」を使って、コミュニケーションをしてきたことにあります。
白目があることで、顔を動かさずに「見る」こと、豊かな表情を作ること、相手の気持ちを読み取ることができるんです。
人は、視線を使ったコミュニケーションを使い、群れを作ることで集団で意思疎通をはかり、生き残ってきたと言われています。
赤ちゃんは、生まれた時は1人では生きていけませんよね。
大人の力を借りながら、一つ一つできるようになっていきます。
一つ一つ新しいことを覚えていくこと、これが「発達する」ということなんです。
そして、発達するには、大人の力を借りることは絶対条件!
だから、意思疎通をはかるための見る力が、脳の発達に重要なんです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、視力がほとんどない状態です。
最初はぼんやりとしか見えませんが、少しずつ視力が発達し、3歳ごろまでに視覚がしっかりと機能するようになります。
赤ちゃんの脳を賢く育てるには、赤ちゃんの「見える」距離を知っておくことと、赤ちゃん自身が「見たい!」と思うことがポイントになるんです!
と言われると、難しそうな予感がしてきたプレママ!
赤ちゃんの「見える」距離を知らなくても大丈夫!
ミルクや母乳をあげる時に、横抱きをした状態の赤ちゃんとママの顔の距離が、赤ちゃんの「見える」距離なんです。
あとは、赤ちゃん自身が「見たい!」と思うには、どうすればいいのか?
そのための具体的な遊び方を、お伝えしますね!
3. プレママもスグできる!赤ちゃんの賢い脳が育つ3つの見るあそび
おもちゃや特別な準備は必要ありません。
ママの表情や、日常のちょっとした動きで十分なんです。
赤ちゃんは特に動くものや、音がするところに興味を持ちやすいので、少しの工夫で、赤ちゃんの脳をしっかりと刺激でき、「ママの顔や目を見る」力が育ちます!
私が保育士時代に、実際にやっていた、赤ちゃんの反応がよかった遊びを3つご紹介します!
①レロレロレロ〜(舌を左右に動かす)
まず1つ目の遊びは、「レロレロレロ〜」と舌を左右に動かすあそびです。
赤ちゃんは動くものに興味を持ちやすいので、舌をゆっくり左右に動かすことで、自然と赤ちゃんの視線がママの顔に向きます。
舌の動きを目で追うことによって、視覚の発達が促され、また口の動きを見ることで、言葉を学ぶ基礎となる口元の動きにも注目するようになります。
②ぶ〜(唇を震わせる)
2つ目は「ぶ〜」と唇を震わせるあそびです。
これは、視覚だけでなく聴覚も刺激します。
唇を震わせて音を出すことで、赤ちゃんはその音に興味を持ち、視線を唇に向けます。
動く唇と音が連動していることを理解するために、赤ちゃんの脳は大忙し。
シンプルですが、赤ちゃんにとってはとても刺激的な遊びです。
③にぎにぎにぎ(顔の隣で手をゆっくりグーパー)
3つ目は、「にぎにぎにぎ」と手をゆっくりグーパーするあそびです。
ママが顔の近くで手を開いたり閉じたりする動きをゆっくり行うことで、赤ちゃんはその動きをじっと見つめます。
手の動きは、赤ちゃんの視覚と運動能力の発達をサポートし、目と手の協調を促します。
見るあそびのポイントは、赤ちゃんが「見たい!」と思えるように、ゆっくりとした動きや音を交えること。
そして、赤ちゃんがママの顔や動きを見ているときには、ママも積極的に反応してあげることが大切です。
例えば、赤ちゃんがママの顔をじっと見つめているときには、「ママのこと、見てたね〜♡」と優しく声をかけましょう。
ママとのやりとりが「心地いいもの」になり、もっと見たい!気持ちが育ちます。
こんな風に、特別なおもちゃや教材を使わなくても、ママの表情や日常のちょっとした動きだけで、赤ちゃんの脳はしっかりと育つんです。
いかがでしたか?
ママとのコミュニケーションの中で赤ちゃんの脳を十分に刺激し、賢い脳に育てることができるんです。
今回紹介した「見るあそび」は、プレママでもすぐに実践できる簡単な方法です。
インスタグラムで動画を載せているので、イメージが湧かないプレママは、見てみてくださいね!
新しいプレママ教室では、赤ちゃんの発達を3つのステージに分けて、赤ちゃんの脳が育つママのコミュニケーションをお伝えしています。
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