1. 胎教にこんなイメージありませんか?
妊娠したら、おなかの赤ちゃんのためにできることとして思いつくのが、胎教。
では、胎教と聞いた時、どんなことをイメージしますか?
- 赤ちゃんに話しかける
- 絵本を読み聞かせる
- 音楽を聴かせる
- おなかをなでる
- キックゲームで遊ぶ
- 適度な運動をする
- 赤ちゃんの名前を考える
- 歌を歌う
こんな風に、具体的な行動を思い浮かべたのではないでしょうか?
実は、これらの「やること」だけが胎教ではないんです。
では、胎教の目的や意味は何でしょう?
広辞苑で「胎教」と調べると、
「胎児に良い影響を与えるように、妊婦が心の修養を行うこと」
と書かれています。
少し難しい表現ですね。
わかりやすく表しているものを調べると、
「おなかの赤ちゃんを意識しながら、穏やかに心を整えて過ごすこと」
とありました。
胎教は、単なる行動ではなく、ママが赤ちゃんを意識し、心穏やかに過ごすことそのもののことを表しているんです。
そうなると、一般的に知られている胎教の効果が気になりますよね。
では、最新の研究で、科学的に証明されていることと、わかっていないことを見てみましょう。
2. 最新の研究でわかった!胎教のウソ・ホント
胎教の効果について、こんなことを聞いたことがありませんか?
- 胎教をすると夜泣きが減る
- 胎教をすれば賢い子に育つ
- 胎教をしていると「いい子」になる
実は、これらの効果は、科学的には証明されていないんです。
なぜなら、検証することが難しいから。
赤ちゃんはそれぞれ個性豊か。
そのため、赤ちゃんの個性なのか、発達の段階なのか、胎教の効果なのかを検証することができないんです。
とはいえ、胎教の全てが、まったく意味がないわけではありません。
最新の研究で、胎児についてわかっていることは、
「胎児はおなかの中でママの声を聞いている」ということです。
羊水を通しているため、くぐもった状態で聞こえますが、胎児は妊娠中にママの声を認識しています。
生まれてすぐの赤ちゃんが、ママの声を探す傾向があるとの研究結果から、胎内で聞いていた音を記憶していることがわかっているんです。
つまり、赤ちゃんの「聞く力」「記憶する力」は妊娠中からすでに発達し始めているということ!
これが胎教について考える、ポイントになります!
3. 楽しい会話が胎教のカギ!今すぐできる胎教の新常識
では、胎教として何をすれば良いのでしょう?
それは…プレママが楽しく会話をすることなんです!
どんな会話が胎教になるのかと言うと、
「赤ちゃんにどんな声を聞かせたいか?」を考えると、思い浮かびますよ。
- 優しい声
- 笑った声
- 楽しそうな声
- 嬉しい声
こんな風に、生まれた後のことをイメージして、逆算で考えてみるのがコツです。
ママが楽しそうに会話をすることで、赤ちゃんはその声を聞き、生まれた後もその声に安心感を抱くようになります。
赤ちゃんだけでなく、大人でも、「安心する声」を聞きたくなりますよね。
そんな風に、赤ちゃん自身が「聞きたい!」と興味を持つことで、脳のネットワークが形成され、新しいことを学んでいくんです。
これが、脳が発達する、ということ!
特別なことをしなくても、プレママが日常の中で笑顔で楽しく会話をすることこそが、赤ちゃんにとって最も大切な胎教になるんです!
楽しい会話をすることは、プレママにとってもリラックス効果があるので、自分をケアすることにもなり一石二鳥!
やらない手はありませんね!
妊娠中から、毎日の生活の中での楽しい会話が、赤ちゃんの脳を育てる胎教の新常識!
赤ちゃんの脳が育つ出産準備として、ぜひ、意識して取り入れて見てくださいね!