「逆さバイバイ=自閉症?」1歳の気になる仕草、本当に心配すべきこととは?

1歳
1歳の「逆さバイバイ」は自閉症のサイン?と不安になっているママへ。この記事ではその理由や見極め方、成長の証としての意味とママができる、子どもの成長を加速させる関わりをお伝えしています。

バイバイのはずが…なんで逆!?

「バイバイしてごらん〜」と声をかけたら、子どもが手のひらを自分に向けてバイバイ

「え?逆さじゃない?」「もしかしてこれって…自閉症?」


そんな風にドキッとしたママ、心配でネット検索していませんか?

 

逆さバイバイ=すぐに自閉症、ではありません。


この記事では、逆さバイバイの理由と見極めポイント、そしてママができる対応についてお伝えしています。

 

 

逆さバイバイって何?どうして起きるの?

赤ちゃんや1歳ごろの子どもが手のひらを自分に向けて振るしぐさを「逆さバイバイ」と呼びます。


これは、「大人の動きをまねしようとしているけど、まだうまく体をコントロールできない」ために見られる動きです。

 

大人がバイバイするとき、手のひらは相手に向けますよね。
その時に、手の動きを自分の目線(子ども側からの見え方)でまねしてしまうんです。

つまり…
大人の動き→相手に手のひらを向ける
子ども→大人の動きを見えたまま、自分に手のひらを向けている

 

これは、発達に偏りや特性がない子でも、成長の過程のひとつとして見られることがあります

 

 

 

 

逆さバイバイは、心配いらない?

逆さバイバイのしぐさだけではなく、他の様子も見ていきましょう。
こんな様子もあるときは、発達に偏りや特性があるかもしれません

 

呼びかけてもあまり反応しない

ー遊びに夢中になっていて気づかない様子がある など

 

目が合いにくい 

ーまったく合わないわけではないけれど、自分からは合わせない

ー合っているように見えて、少しズレているように感じる など

 

1人遊びばかりで、人に関心が薄い

ー抱っこを求めてくることがあまりなく、おもちゃで遊ぶことが多い など


同じしぐさや動きをずっと繰り返す

ーくるくる回る扇風機をじっと見つめている

ー手のひらをひらひらさせるしぐさをよくする など

 

逆さバイバイだけであれば、自然に見られなくなるケースがほとんどですが、他のサインと重なると発達の偏りがある可能性があります。


「気になるな…」と思ったら、1歳半健診や小児科で相談してみましょう。

 

 

 

成長のサインとして見る「逆さバイバイ」

「普通のバイバイをしない」と心配になっているかもしれませんが、「逆さバイバイ」は、ある力が育ってきた証拠!

 

その、ある力とは…

 

「まねしたい」気持ち「まねて同じように体を動かす力」が育ってきた証拠なんです。

 

大好きなママがしていることを、子どもが同じようにやってみるのは、ママへの愛着の気持ちの育ちでもあります。

 

こんな風に、心配できていないと思うことでも、見方を変えると、必ずできていることがあります

 

この、できていることに注目する視点は、子どもの成長を加速するために大事なママの視点になるので覚えておいてくださいね!

 

 

1歳児のできていることを増やす「まねっこ遊び」で子どもの成長を加速させる

発達に心配があるお子さんも、該当しないお子さんも、逆さバイバイを治そうと、練習するのは逆効果!

 

1歳のできることを増やす、楽しい親子のコミュニケーションで成長・発達し、いつの間にかバイバイができるようになります。

 

 

逆さバイバイをしているお子さんが育っている、ママをまねしたい気持ちと、同じように体を動かす力を使って、できていることをたくさん楽しむことが、成長を加速させる近道なんです。

 

 

そこで、私が保育士として働いていた頃に、1歳児クラスで人気だったまねっこ遊びを紹介しますね!

 

<人との関わりをスムーズにするしぐさのまねっこ>

「ありがとう」とお辞儀をする

「ほしい」の要求をするときに「ちょうだい」と手を差し出す

 

言葉にしぐさを添えてやって見せるだけでOK!

いつも同じ言葉としぐさを使うと覚えやすいです。

 

 

<気持ちを伝えるまねっこ>

「うれしいね!」「やったね!」とハイタッチ

怒った時に、ほっぺを膨らませてみせる

悲しい時に、泣いているしぐさをしてみせる

 

ママの感情が動いた時、子どもの感情が動いた時に、感情に名前をつけるつもりでしぐさで表しましょう。

しぐさのまねをすることで、「伝わった!」とお互いに感じる経験につながります。

 

 

 

<ママがもっと好きになる!表情のまねっこ>

舌をレロレロ〜と動かす

唇をブルブル〜と震わせてみせる

変顔

 

子どもがママの顔をじっと見ていたらチャンス!いつもと違う表情をして見せると、「なに なに⁉︎」と興味を持ってみたり、まねしたりするきっかけになります。

 
 

<体を動かす遊びが楽しい!まねっこ>

いないいないばあ遊び(かくれんぼのように動きをつけても楽しいです^^)

まてまて遊び(歩いたり、ハイハイしている時に、「まてまて〜」と追いかけて、捕まえたらくすぐる)

立った状態から床に手をつき、両足の間からさかさまにのぞいて「ばぁ!」

その場でぐるぐるまわる(転倒には気をつけてくださいね。)

 

1歳でいろんな動きができるようになってきたからこそ、ちょっと難しいけどできそうな動きを取り入れるのがコツです!

 
いかがでしたか?

まねっこ遊びの楽しい経験が、子どもにとっての成功体験となって、もっとやりたい!もっとママと一緒に遊びたい!という意欲の育ちにつながります。

 

 

どの遊びも、新しくやり方を覚えなくても、普段の生活の視点を変えただけでできる遊びです。

できていることを親子で楽しむことが、何よりの発達支援になります^^

簡単なのでぜひやってみてくださいね。

 

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