「うちの子、他の子と違うかも」1歳のわが子の目が合わなくて心配
名前を呼んでも振り向かない…
笑いかけても無表情…
手を振っても、反応がない…
そんな様子を見て「もしかして発達に問題があるの?」「でも誰に相談したらいいの?」と不安をひとりで抱えていませんか?
育児書を読んでも、当てはまるところと当てはまらないところがあるけど、これって、どっちなんだろう?
うちの子は、どの程度遅れているんだろう…
見極め方がわかったらいいのに!
…とママの心の中に、モヤモヤとしたお悩みがあるのではないでしょうか。
この記事では、元保育士の経験をまじえつつ、脳の発達の視点から、発達のサインの見極め方をお伝えしています。

1歳の発達には、グレーゾーンがある⁉︎
ここで言う、グレーゾーンとは、はっきり“できる・できない”で判断できない時期、ということです。
たとえば…
1歳は、発達の差が出やすい時期。
- よくしゃべる子
- 喃語だけの子
- 走る子
- ハイハイ中心の子
…いろんな発達のスピードの子がいますよね。
その差って、成長過程の違いなのか、発達の遅れのサインなのか、すぐには分からないことも多いんです。
子どもによって、できるようになるタイミングはさまざま。同じ1歳児クラスでも、同じ月齢の子でも全く同じ子は一人もいませんでした。
育児本に載っていたり、健診で行われるチェックは、発達の目安です。できているから◯、できないから×と判断するものではなく、今のお子さんの発達がどの段階か知り、子どもの成長をサポートするためのものです。
発達のグレーゾーンとは、
- 明らかな障害とは言えないけど
- 発達がゆっくりで心配される
- 成長とともに追いつく子もいれば、
- そのまま専門的なサポートが必要になることもある
というように、“どっちとも言えない状態”のこと。
「目が合わない=発達障害」ではありませんが、気になるサインがいくつか重なるときは、「ちょっとサポートが必要な可能性」があります。
「発達の遅れ(凸凹)のサイン」にはこんな特徴があります
- 名前を何度呼んでも、こちらを見ない
- アイコンタクトがほとんどない
- 表情が乏しい、笑わない
- 指さしをしない・見ようとしない
- 「やりとり」よりも、ひとり遊びが多い
- 音や声に対する反応が薄い
こういったサインが重なっているときは、専門家に相談する目安になります。
また、「目が合いにくい」には、こんな背景が隠れていることもあります。
◆視力の問題
→ 弱視や斜視などで、見えづらいことも。
◆家庭環境の影響
→ スマホ・テレビなどの刺激で、人と関わる時間が少ない。
どれかひとつだけではなく、複数の要因が絡み合っている場合がほとんどです。
原因を知ることだけでなく、じゃあ、どうしていけばいい?と対応にママの気持ちを向けていくことがポイントになります。
おうちでママができる!“見る力”のチェック
簡単にできる“見る力”のチェックを紹介しますね。
- 名前を呼んで、たまにでも目を向けることはある?
- 「いないいないばあ」で笑ったことがある?
- おもちゃを渡すと、顔を見て受け取る?
- 好きな遊びに集中しているとき、声をかけるとこっちを見る?
▶ 1つでもYESがあれば、「人と関わろうとする力」が育ちはじめているサインです^^
他の子と比べてできていないことに目が向きがちですが、それって、伸び代ということ。育ちはじめているサインの方を見逃さずに、サポートしてあげたいですね!
この記事では、1歳からできる「見る力」を育てる遊び方をご紹介しています!
すぐにはじめられる遊びばかりなので、そちらもぜひ読んでみてくださいね^^
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