「保育園行きたくない」「〇〇嫌い」にかけがちな逆効果なひとこと

幼児期のお悩み

さて今日は、
登園しぶりや“イヤイヤ”が増えてくる
3〜5歳のママにぜひ読んでほしいお話です。

幼児期って、
気持ちがうまく言えない分、

「行きたくない!」
「いやだー!」
「〇〇きらい!」

と、ネガティブな発言
少しずつ増えてくる時期でもあります。

そんなとき、何と言って返しますか?

実は、ここにちょっとしたコツがあります^^

ママたちは、

 

「そうだよね」と同意したら、
もっと行きたくなくなるんじゃないか?

「〇〇くんきらい!」に同意したら、
悪口を言ってるみたいになるし…

どうコミュニケーションをとればいいのか、
迷ってしまう場面です。

そして、多くのママが

「そんなこと言わない方がいいよ」

と“止める”方向で声をかけがちです。

日本には、言霊信仰があるので、

ネガティブなことは言わない方がいい
自分の身に返ってくる

という考え方が(知らず知らずのうちに)
根強く残っているんです。

私は、言霊信仰は否定しません。

昔の人の知恵や慣習は
真実を言い得ていることも、たくさん。

ですが、

”発達”の観点から考えると

子どものネガティブ発言は
言わせてあげた方が
子どもの心は落ち着くんです。

「えっ?逆じゃないの?」

って思いますよね^^

なぜ止めちゃダメなのか?
「理由」は3つあります。

① くちぐせ(=スイッチ)になっているだけ
② 発散して安心するための言葉
③ 本心だからこそ外に出したい

① くちぐせ(=スイッチ)になっているだけ

実は意味ないことも多いのです。

「イヤだ〜〜!」と言いながら
ケロッとして遊び出していたり

「〇〇先生きらい!」と言っていたのに、
楽しそうに一緒に遊んでいたり

そんなネガティブ発言の場合は、
ほぼルーティン化された言葉
だと思ってOK。

たいして意味はないんです。

だから、
毎回マジメに受け取らなくてOK!

② 発散して安心するための言葉

本人が「嫌い」と言っていることを
確かに好きじゃない場合。

だけど、
友だちともう一生遊ばない!
ということを望んでいるワケではない。

子どもなりに心に折り合いをつけて
頑張っている状態なんです!

そんな時には、
本心をボヤきたくなります。
弱音を吐きたくもなります。

それを、「言わない方がいいでしょ!!」
と注意してしまうと、

子どもとしては、

 

じゃあどうしたらいいんだよ〜!

 

となってしまいますよね。

例えるとすれば、
私は、料理が好きではないのですが、

子どもたちのために
毎日食事の準備をする時

 

「めんどくさいな〜」
「やだな〜」

って言ちゃうことがあります^^;

ですが、言いますけど、
作ります。

年末年始に帰省した時
親戚の家にご挨拶

「行きたくないな〜」

ってボヤきますよね笑?(私だけ?)

だけど、行きますよね^^;

それと同じなんです。

お子さんにとっては、園に行ったり、
特定のお友だちと遊ぶことは、

気合いが必要だったり、
ストレスのかかることかもしれません。

だから、心の発散が必要なんです。

③ 本心だからこそ外に出したい

本心の場合、
これは言わせなきゃダメです!

心に抱えたまま
誰にも言わないなんて、
メンタルに悪影響が出てしまいます。

泣いたり騒ぐ姿が
落ち着いてから

「何がイヤなのか、お話できるかな?」
「どんな気持ち?」

 

と、聞いてあげてください。

こんな時は、おうちで
カウンセリング的な対応の必要
ある時です。

どの場合にも、共通して言えるのは

子どもの脳が
“気持ちを言葉で整理している最中”

 

ということ^^

ネガティブな言葉が増えてきたということは、
むしろ気持ちを言葉にできる力が
育ってきた証拠。

 

“イヤ”って言えるって、
実はすごい成長なんですよ!

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