前の記事では、
子どもが
「絶対イヤ!」
「ムリ!」
と拒否するとき、
それは
わがままでも反抗でもなく、
脳からのサイン
というお話をしました。
▼ここから読めます^^
かたくなに「嫌だ!」と言う子が「やってみようかな」に近づくママの対応
「まだ準備ができていない」
「今は受け止めきれない」
そんなときに、子どもの脳は
“イヤ!”という形で
教えてくれています。

今日はその続きとして、
かたくなに「イヤだ!」と言うとき、
ママはどう関わればいいのか?
具体的な対応を
3つに絞ってお伝えします。
──────────────
<対応その1>
やることを、ぐっと簡単にする
子どもが「イヤ!」と言うとき、
多くの場合、脳の中では
「難しそう」
「面倒くさそう」
「全部はムリ」
と感じています。
たとえば、
「この部屋、片付けて!」
と言われても
子どもは
“部屋ぜんぶ”と受け取れば
大仕事に感じ
『この部屋の何を片付けるの?』
わからなければ、
“難しい”と感じて
動けません。
そこで、
「車を、この箱に入れてね」
と、
ひとつだけ・具体的に
伝えてみてください。
すると脳は
「あ、それならできそう」
と感じやすくなります。
ひとつできたら、
また次を伝える。
このスモールステップが、
「イヤ!」を減らす
大きなコツです。

<対応その2>
予告をして、心と脳の準備をする
「イヤだ!イヤだ!」が
起こりやすい子ほど、
予告がとても大切です。
・行動の切り替えが苦手
・はじめてのことが不安
・自信がなくて動き出せない
こんな脳の使い方のクセがある場合、
突然の指示は
脳にとって大きな負担。
「あと2回でお片付けだよ」
「これが終わったら、次は〇〇ね」
と、先に知らせてあげることで、
心と脳の準備ができます。
いいことも、
あまり嬉しくないことも、
どちらも予告する。
できたら褒めるチャンスが増え
できなかったら
まだ準備ができていないんだな
と思えばいいだけ。
それが、切り替えられる力を
少しずつ育てていきます。

<対応その3>
共感のひと言をはさんでみる
「絶対イヤ!」に対して
「やりなさい!」を繰り返すと、
親子でぶつかって、
余計にこじれてしまいます。
そんなときは、
こんな一言を添えてみてください。
「イヤなのは分かるけどね」
「面倒くさいよね。ママもわかるよ」
「やめたくない気持ち、あるよね」
この共感のワンクッションがあると、
「わかってもらえた」
という安心感が生まれます。
安心すると、
子どもの脳は
「やってみようかな」と
もう一歩、前に進めるようになります。

「イヤ!」は
無理に消そうとしなくて大丈夫。
大切なのは、脳の状態に合わせて
関わり方を変えることです。
言い聞かせなくても
やめさせなくても、
うまくいく伝え方があります^^
「うちの子の場合は、
どれが一番合うんだろう?」
気になった方は、
子どもの脳に届きやすい
声かけの順番を
電子書籍にまとめています^^

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