今回は、
寝る前の“ひとり反省会”が、
寝不足の原因だった?!
というお話です。
いきなりですが、質問です!
お母さんは、
夜、布団に入ってから、
「あぁ、今日も怒っちゃったな…」
「明日はもっと穏やかにしよう」
そんなふうに、
“寝る前のひとり反省会”をしていませんか?
お母さんって本当に真面目だから、
一日を振り返って「反省」するのが
習慣になっている方が多いんです。
でも実は、その時間は、
脳にストレスをかけている時間になっているんです。
「どうしてあんな言い方しちゃったんだろう」
「うまくできなかったな」
そう考えているとき、
脳の中では「扁桃体(へんとうたい)」という、
ストレスや不安を感じる部分が活発になります。
つまり寝る前に反省していると、
脳は緊張状態のまま。
いつ、なんどき
誰かに攻撃されるかも分からないから
自分を守らなきゃ!
と、防御態勢をとっているのと
同じ状態なんです。
これでは、
リラックスするはずの時間に、
脳が休まるどころか、
ますます眠りが浅くなってしまうんですね。
お母さんが反省モードに入るように、
子どもも、
寝る前に
「今日も失敗しちゃった…」
「あの時、こうしれいれば…」
と考えてしまうことがあります。
登校しぶりしている子や、
朝なかなか起きられない子の中には、
寝る前に“ひとり反省会”をしている子が本当に多いんです。
すると、
自分のできていることよりも、
できていない自分をフォーカスして
考えてしまいすぎ、
自分はダメな人間だ…
自分には価値がない…と
どんどん気分が
落ち込んでしまっていくんです。
でも大丈夫です!
お母さんの力で、
子ども自身が自分の「できた!」に
フォーカスするのを手助けしてあげればいいんです。
とっても簡単。
「くつ、そろえるじゃん」
「明日の準備、もう、したんだね」
「お風呂掃除してくれたの、助かるわ」
どんな些細なことでも、
当たり前のことであっても
子どものできているところに注目して
言葉にして伝えるだけでいいんです。
この小さな積み重ねが、
自分のできたを
お子さん自身が認められるように
変わっていきます。
ぜひ、やってみてくださいね。

