今回は、
体調不良の朝、行かせる?休ませる?
迷ったときの見極めポイント
についてです。
2学期になると、
「朝、頭が痛い」「お腹が痛い」と
体調不良を訴える子が増えます。
特に最近は
教育現場でも話題になっている
“2学期の不登校”。
お家では、
「行かせるべき?」「休ませるべき?」と悩み、
情報を調べれば調べるほど、
真逆の意見が並び、
お母さんたちは余計に迷ってしまいますよね。
実は、
学校に行く・行かないの判断は
「世の中の正解」ではなくて、
“お子さんの状態”で決めるもの。
そして、
その軸になるのが
身体症状として出ているSOSです。
頭痛・腹痛・吐き気――
これは「怠け」でも「甘え」でもなく、
脳がストレスで防御モードに入り、
アドレナリンやコルチゾールといった
ストレスホルモンが大量に分泌された結果、
“痛み”として現れます。

実際、私のところに来られるお母さんたちも、
「お薬を飲ませて落ち着いたら大丈夫?」
「午後には元気なんだから、本当は行けたはず?」
と悩む方が多いんです。
ところが、
午後に元気になるのは
学校に行かなくてもいい、
と脳が安心して緊張が解けるから。
決して「行けたはず」ではないんですね。
今、このタイミングで
この話をお伝えするのには理由があります。
2学期は、
気候の変化に加え、
学校では学習熱が上がる時期でもありますし、
懇談や授業参観などもあり、
お家と学校との接点が増す時期です。
子どもは
知ってか知らずか
プレッシャーを感じてしまいやすい
タイミングだからです。
行かせるか、休ませるか
判断に迷ったら、チェックしてみてください。
✓頭痛や腹痛、吐き気などの身体症状がある
✓朝になるとなぜか涙が出る
✓表情や声に“いつもの力”がない
✓めまい・ふらつき
✓動悸・胸がドキドキする
こうした状態のときは、
迷わず休ませてOK。
むしろ、休ませたほうがよい状態です。
休ませたうえで、
まず伝えてほしいのは、この一言があります。
「今日は、思いっきり楽しもう!」
休んたんだから、
お家の中でゆっくり休むべき
とか
お家で勉強するべき
という考えもありますが、
まずは、
心の充電が一番!
安心できる空間で、
お子さんの好き!を満喫できると
この“安心して休めた経験”が
次の一歩を踏み出す力を育て、
結果的に回復が早くなりますよ。

