時計は読めるのに…なぜ動けない?小学生の時間感覚  

日常の困り事

この記事では、
前回のパート1につづき

 

時計は読めるのになぜ動けない?
小学生の時間感覚

 

について、お話ししようと思います。

 

 

朝、なかなか起きない。

 

夜は、
「もう寝なさい!」と言っても
ダラダラ…夜更かし。

 

宿題や勉強も、
「あとでやる」と言ったまま
なかなか始めない。

 

そんな様子を見ていると、

 

時間の感覚さえ身につけば…」

 

時間を意識して動けるようになれば…」

 

そう思うお母さん、
とても多いと思います。

 

でも、
ここでひとつ、
知っておいてほしいことがあります。

 

実は、
私たちが思っているより、

時間感覚がしっかり育つのに時間がかかる

ということです。

 

小学生の子にとって

 

時計が読める=時間感覚があるではない!

ということなんです。

 

 

多くのお母さんが感じるのは、

 

12年生で時計を習ったのに、
なんで時間を見て行動できないの?

 

でも実はこれ、とても自然。

 

 

時計を読む

今、何時であるかを
時計の針を読み取る学習

 

時間を見て動く

・先を予測

・今を止める

・行動を切り替える

という前頭前野の力が必要になります。

 

この力が

本格的に“育ち始める“のは、
早くても小学校高学年以降。

 

 

脳科学的にも、

 

・時間を見通す

・先のことを予測する

・今の行動を調整する

 

こうした力を担う前頭前野は、

小学生では
まだまだ発達の途中です。

ですので、

子どもが好きなこと
得意なこと、
遊びに関することなら

 

脳のネットワークが
つながりつつあるので、

物事を順序だてて
行動することができても、

 

 

苦手なこと、キライなこととなると
もう、何も進まない!!

 

なんてことが、多々、起こります。

 

 

 

その時間に合わせて
自分の行動を調整する。

 

これは、
かなり高度な力です。

 

中学生になってから
だんだんと、できるようになる力だと
思ってください。

 

とはいえ、

とっても、高度な力なので、
大人の私たちでも、

 

「あとにしよう」と先送りして、
その“あと”がいつまでも来ないこと、

ありませんか?

 

たとえば

 

洗濯物をたたもうと思いながら
 スマホを見始めて、
 気づいたら30分たっていた

 

仕事の締め切りが分かっているのに、
 「まだ大丈夫」と後回しにして
 直前になって焦る

 

休日に
 「午前中にこれをやろう」と決めていたのに、
 なんとなく時間が過ぎて
 結局、夕方から動き出す

 

どれも、

 

時間は分かっている

やるべきことも分かっている

 

それでも

行動を切り替えられない状態です。

 

これがまさに、

 

「時間に合わせて行動を調整する力」

 

の難しさ。

 

私たち大人でさえ、
気力・疲れ・気分・誘惑に引っ張られて
うまくできないことがあるのです。

 

ですから、

 

小学生の子どもたちが

・時計は読めるのに動けない

・時間を見ても切り替えられない

 

のは、当然。

 

いさぎよく
「脳の発達している途中だから
まだできないことなんだ」

 

と割り切って、

まず、
そこにイライラすることを
手放してみましょう!

 

そう理解してあげることが、
時間感覚を育てる
いちばんの近道です。

 

お母さんが今、できる対策は

 

「時間を守らせること」よりも
「時間と行動を結びつけること」。

 

つまり、

 

何時か、ではなく
何をしたら次に何が起きるか

 

を、
お母さんが言葉にしてあげることです。

 

時間感覚は、
ある日、突然「身につく」ものではありません。

 

毎日の声かけと生活の中で、
少しずつ、少しずつ、
脳の中に育っていくもの。

 

子どもに
「なんで、できないの?」と
感じた時は

 

「これから育つ途中なんだ!!」

 

そう捉えるだけで、
お母さんの気持ちの余裕も
きっと楽になりますよ。

 

次回は、

小学生の時間感覚を育てる
具体的な声かけや関わり方を
お伝えしますね。

お楽しみに!

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