新年度がいよいよ始まりますね。
去年を振り返って
園や学校から帰ってきたお子さんが
なんだか不機嫌、
すぐ泣く、怒る、甘えてくる…
そんな「ぐずぐずタイム」に
悩まされたことは
ありませんでしたか?
お母さんとしては
“夕飯の支度もしないと…”
“洗濯ものもほしたまま…”
“宿題もやらせなきゃ…”
と
やることが山積みの
大忙しい時間帯。
それなのに、
子どものぐずぐずに
イライラしてしまうこともありますよね。
ところが実は
このぐずぐずタイムこそが、
子どもの心のリセットに
とって重要な時間なんです。
子どもは1日の学校生活で、
先生の話をちゃんと聞く、
列に並ぶ、
新しいお友達と過ごすなど
たくさんの「がんばり」をして
お家に帰ってきます。
その緊張やストレスが、
家に帰ってホッとしたとたん、
「ぐずぐず」という形で
一気にあふれてくるのです。
このタイミングで、
少しだけ手を止めて、
たった5分間、
子どもに“気持ちを向ける”時間をとってみてください。
たとえば
「おかえり~、今日もよくがんばったね」とハグする。
「今日はどんな1日だった?」と聞いてみる。
言葉が出てこなければ、背中をなでたり、
一緒におやつを食べるのもOK。
ポイントは、
子どもの“甘えたい気持ち”を
しっかり受け止めてあげること。
たいていの場合、
こういったぐずぐずは
お母さんに余裕がある時よりも
お母さんが忙しいタイミングで起こすので
「ちょっと待って!」
「あと、5分で終わるから!」
と言ってしまいがち。
そのちょっとした時間が経過する間に
ぐずぐずが、どんどん膨れ上がり
もう!手に負えない!
という状態にまで発展してしまうことも。
ですので、
『最初の5分』のタイミングで対応できると、
子どもは安心して気持ちが整い、
その後の夜の時間も
落ち着いて過ごせるようになります。
実は、ぐずぐずが長引くと、
寝る直前まで気持ちがモヤモヤしたまま。
脳が興奮した状態のまま
寝る時間になってしまうため
寝つきの悪さや
睡眠の質の低下にもつながってしまうんです。
子どもの眠りには、
『気持ちの安定』が欠かせません。
それが、
また明日がんばろうと
思える力になりますよ!