「どうせ」が口癖の心配性な発達障害グレーゾーンキッズが、挑戦できるようになった秘訣とは  

日常の困り事
「どうせできないもん」、「やってもムダ」やる前から、諦めモードになっている様子はありませんか?「どうせ」という言葉には、自分を守るためのバリアの役割があります。今回は、心配性な発達障害グレーゾーンキッズが、挑戦できるようになった秘訣をお伝えします。

 

心配性な発達障害グレーゾーンキッズの”忘れにくい特徴”

発達障害グレーゾーンは、

ネガティブな記憶を”忘れにくいという特徴”があります。

そのため、

以前、人から言われた傷ついたエピソードを思いめぐらして

普段から頭の中で

「最悪のシナリオ」を想定してしまいやすいのです。

たとえば、

 
「こんな作文、
先生に笑われたらどうしよう」

「みんな、もっと上手だったら
恥ずかしいな」

そんなシナリオを

寝る前に考えすぎてしまって

眠れない、そして

朝も起きられないということが

起こります。

本当はやってみたい。

うまくいったら嬉しい。

でも、

傷つきたくない。

失敗したくない。

だからこそ、

うまくいかないかもと思った時点で、

「どうせダメ」と口にしてしまう。

 

ここで大事なのは、

子どもたちは「やらない」ことを

選んでいるわけじゃない

ということなんです。

 

失敗することを恐れるがあまり、

何もしなければ、

自分は傷つかなくてすむ

ということなんです。

だからこそ、

「がんばってみたら?」

「できるよ、きっと」と

押し出すよりも、

その気持ちごと受け止めるアプローチが必要なんですよね。

 

 

「どうせ」が口癖で、何事にも諦めモードだったわが子

 

うちの子も、何かにつけて

「どうせ無理」

「やってもできない」が口ぐせでした。

 

翌日に図工があると、

「どうせ絵下手だし」

 

ドッジボールの授業が始まると

「どうせ当てられるし」

 

友だちと約束したいけど、

「どうせ断られるし」

 
どう、後押ししたら、

一歩、踏み出してくれるんだろうと

途方に暮れていたんです。

 

 

参加賞目当てで応募した絵画展で入賞!

 

娘が小学3年生の夏休み、

ある絵画展に応募してみる

チャレンジをしました。

 

その時、私はこう

伝えました。

 

うまい、うまくないは別として

参加賞、欲しくない?」

 

応募すれば、

参加賞を必ずもらえることが

子どもには、

やる気につながったんです。

 

そこで、見事!

入賞することができたんです。

(応募者が少ない絵画展に

エントリーしたのも功を奏しました)

 

 

「どうせ」愚痴癖の心配性な子の「やってみる!」を引き出せた声かけとは

子どもにとって、

家族に褒めてもらうことは

とっても嬉しいことなのですが、

 

家族以外の第三者に

評価されることが

大きな自信になったんです。

 

 

この子は本当は挑戦したかったんだな。

でも、

傷つくのが怖くて「どうせ」という言葉で

気持ちにフタをしていたんだ、

と気づくことができたんです。

 

心配性な子は、

人の評価を気にしすぎて

やりたい気持ちにフタをすることが

あります。

 

「うまい、うまくないは別として…」

「できる、できないは別として…」

 

こんな枕詞で

伝えてみてください。

 

今では、

「私、絵、得意やねん!」って

自慢しています。

 

本当は、才能も可能性も無限大な

子どもたち。

なのに、

自分の気持ちにフタをしてしまうのは

もったいないですよね。

子どもの得意を

見つけるのも、伸ばすのも

お家のお母さんだからこそ

できるんです。

 

次は、お母さんの番です。

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