「宿題、やったの!?」
「早く寝なさい!」
……今日もまた、怒ってしまった。
本当は、
静かに見守っていたい。
でも、
言わなきゃやらないし、
言ってもやらないし。
気づけば、また強い口調になっていて、
自己嫌悪で一日を終える。
そんな毎日、続いていませんか?
でも実は、
子どもが言うことを聞かないのには、ちゃんと理由があるんです。
人は本来、
「自分のことは自分で決めたい」
という欲求を持っています。
特に子どもは、
自分で考えて決めたことなら、
ちゃんと責任を持とうとするんです。
だからこそ、
「どう思う?」と問いかけて、
“自分で決めるチャンス”をつくってあげることが、
「自分のことは自分でやる」と
いう力を育てる土台になるんです。
わが家の娘も、
まさに「やるべきことを後回しにするタイプ」。
何度、言っても動かない娘に、
「早く!」
「いい加減にやりなさい!」と毎日イライラ。
本当は、
自分で考えて動ける子になってほしいのに…
いつの間にか、
指示ばっかりになっている自分に、
矛盾と自己嫌悪のループでした。
そんなときに試してみたのが、
指示ではなくて“問いかける”声かけ。
たとえば、
「早く寝なさい!」
↓
「そもそも、どうして早く寝た方がいいと思う?」
「宿題しなさい!」
↓
「どうしたら宿題、スムーズに終わりそうかな?」
最初は
「知らんし!」と反発されることもありましたが、
少しずつこんな言葉が出てくるようになったんです。
「早く寝たら、明日、元気に遊べるから」
「ママが料理してる間に、本読み聞いてくれる?」
自分なりに考えて、
自分の行動の工夫をし始めるようになったんです。
もし今日、
「また怒っちゃった」と落ち込んでおられたら、
それだけ“お子さんに良くなってほしい”と
願っている証拠です。
問いかる声かけに変えることで、
お母さんの思いは、
今よりももっとスムーズに届くようになります。
明日から、
ほんの一言だけでも試してみてくださいね。