朝起きられない発達障害グレーゾーンの小学生の子どもがシャキッと起きる寝る前5分の親子時間

寝起きが悪い
お子さんが小学生になると、朝一人で起きて身支度をする姿を期待するママも多いのではないでしょうか。発達障害グレーゾーンの子どもたちの中では、睡眠トラブルのある子は50%以上もいます。そういった子どもたちにとって、眠ること、そして、目覚めることは、とっても難しいことなのです。朝、シャキッと起きられるようになった”寝る前5分の親子時間”についてお伝えします。

小学生になったんだから、一人で起きてほしい!

子どもが小学生になると、朝一人で起きて身支度をする姿を期待するママも多いのではないでしょうか。
 
特に、小学校に通うようになると毎朝、決まった時間に起きる必要があります。
 
親としても「もう小学生だから、自分で起きてほしい」と思うものですよね。
 
しかし、実際には朝なかなか起きられないお子さんに頭を悩ませているママも多いのではないでしょうか?
 
特に、発達障害・グレーゾーンのお子さんの場合、
 
✅アラームを鳴らしても起きない
✅何度も声をかけても布団から出てこないなど、
✅動き出すのに、時間がかかる
 
など、朝、スッキリ起きられないという困り事を抱えている子どもたちが、50%以上もいるのです。
 
そのため、朝の準備が遅れ、学校に遅刻しそうになったり、家族みんながイライラしてしまうこともありますよね。
 
こんな状況が続くと、親としても不安やストレスがたまり「どうして自分の子どもだけこんなに大変なんだろう?」とお悩みではありませんか?
 
これらの朝の目覚めにくさは、ママの子育てのせいでも、子どもの意志のせいでもありません。
 
こういった睡眠トラブルを解決するポイントは、実は、「寝る前」にあります。
 
そこで、睡眠トラブルのそもそもの原因と、朝起きれない子どもがシャキッと起きるようになる『寝る前5分の親子時間』についてお伝えします!

発達障害・グレーゾーンの子どもが朝起きられない原因

発達障害のグレーゾーンの子どもが朝起きるのが苦手な理由は、主に脳の働きに関係しています。
 
 
一般的に、私たちは朝、目が覚めると、脳が徐々に「活動モード」に入っていきます。
 
しかし、発達障害の特性を持つ子どもの場合、この活動モードまでの移行がスムーズにいかないことが多いのです。
 
たとえば、注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性がある子どもたちの場合、
 
 
日中の活動で脳が過剰に刺激を受けやすく、その影響で夜になっても脳がリラックスモードに入りにくくなるのです。
 
つまり、
 
 
結果として、寝つきが悪くなり、深い睡眠がとれず、朝になってもまだ脳が「眠っている」状態が続いてしまうのです。
 
また、自閉スペクトラム症(ASD)の特性がある子どもたちの場合、
 
 
生活のリズムやルーティンが乱れると、体内時計がうまく機能せず、朝起きるタイミングがずれてしまうことがあります。
 
こういった特性があると、朝起きるのが苦手であることに加え、親がいくら声をかけても、起きたくても起きられないのです。
 

朝起きない子どもがシャキッと起きる寝る前5分の親子時間

当時、小学1年生の娘は、寝る前になると興奮してベッドに入らない、眠くないと言い出して、騒ぎ出す。
 
 
そして、朝は、起きられないという毎日でした。
 
 
早く寝かせよう、早く起こそうとしても、全く効果がなかったのです。むしろ、逆効果だったのです。
 
私が娘にしたことは、寝かせようとしないことでした。
 
 
なぜなら、
 
 
日中の活動によるストレスが睡眠に大きく影響していたので、睡眠習慣を整えようとしても、うまくいかなかったからです。
 
子どもが朝スムーズに起きられるようになるためには、朝の時間だけに注目するのではなく、
 
 
「寝る前の時間」を親子の楽しい時間にすることカギとなります。
 
 
特に発達障害・グレーゾーンの子どもたちの場合、夜の時間を上手に使うことで、朝の「目覚め」が劇的に改善します。
 
その方法の一つが、「寝る前5分のコミュニケーション」です。
 
お子さんとの対話やリラックスできる環境を作り出すことがポイントです。
 

リラックスできる環境を整える

寝る前の5分間は、できるだけリラックスした雰囲気を作ります。
 
部屋の明かりを少しおとし、静かな音楽を流すなど、心と体が休まる空間を作ることに取り組みました。
 
これは、脳が「もうすぐ寝る時間だ」と認識しやすくなり、スムーズに眠りに入る心の準備になりましす。
 

安心感を与える対話

寝る前に、子どもと
 
「今日はこんなことして楽しかったね」
 
「こんなことができて、ママ、びっくりしちゃった」
 
といったポジティブな会話をする時間を作りました。
 
なぜなら、夜の寝る前という時間は、不安になりやすく、こんな嫌なことがあったな、こんなことができなかったなどネガティブな記憶を思い出しやすい時間帯だからです。
 
ポジティブな話題だけにして、子どもが安心して眠りにつくために非常に大切です。
 
特に、発達障害グレーゾーンの娘には、環境の変化や不安によって眠りが浅くなりやすいので、心を落ち着ける言葉が効果的でした。
 
 

一緒に深呼吸をしてリラックスする

寝る前に子どもと一緒に深呼吸をしてリラックスします。
 
ゆっくりと息を吸って吐くことで、心拍数が下がり、体がリラックス状態に入ります。
このように「寝る前5分の親子時間」を続けることで、発達障害グレーゾーンの娘でも、少しずつ睡眠リズムが整い、朝シャキッと目覚められるようになっていきました。
 
ほんの小さなことでもできたことを見つけて、寝る前の時間に親子で喜び合ってみてください。
 
すると、ぐっすり眠れ、翌朝、にっこり起きられるようになっていきますよ。
 
できること1つからで大丈夫です!
 
ぜひ、取り入れてみてくださいね。
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