朝が弱い子の寝起きには
共感は逆効果だったという
私が大失敗した話です。
私はこれまで、臨床心理士として、
多くのお子さんや親御さんのお話を伺ってきました。
その中で、
カウンセリングの基本のキとも言える技術があります。
ご存じの通り、
「共感すること」です。
例えば、
落ち込んでいる時、
泣いている時、
不安でいっぱいの時
「そうだよね、つらかったよね」
「不安だったよね」
そうやって気持ちを言葉にして返すだけで、
子どもは安心して涙を流し、
気持ちを整理できることがあります。
きっとお母さんも、
そんな経験をしたことがあるのではないでしょうか?
でも
ここで大切なのは共感する「タイミング」なんです。
カウンセリングの場では、
安心できる環境の中で、1対1でじっくり話を聴きながら共感します。
けれども、
家庭の日常の中で、
特に、 朝の寝起きの場面では
この「共感」が逆効果になってしまうことがあるんです。
なぜなら、
睡眠中は
「考えたり気持ちをコントロールする脳の前頭前野」が
休んでいるから。
つまり、
朝一番の脳はまだ目覚めきっておらず、
ちょっとした刺激でも感情があふれ出やすい状態なんです。
そんなタイミングで、
お母さんが「学校に行きたくないのね」と
共感の声をかけたとしたら
子どもは、
「分かってくれてるなら寝かせてよ!」
「じゃあ学校休んでもいいってこと?」
そんなふうに受け取ってしまい、
かえって“火に油を注ぐ”結果になってしまうのです。
私自身も、
「共感しているのに、なぜか余計にぐずる」
そんな経験をたくさんしてきました。
最初は、
小さな火種だったはずなのに
どんどん親子バトルがエスカレートし、
挙句の果てには、
子どもが「学校、行かなーい」と大爆発。
朝の寝起きには、どんな対応が効果的なのか?
火種が小さい時の
初期の対応が一番のポイントなんです。
次回の記事では、
朝一番の寝起きの初期対応のポイントを
具体的にお伝えしますね。
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