前回は、
朝のバタバタを落ち着けるコツとして
「選択させる声かけ」をお伝えしました。
実はこの方法、朝だけでなく
日中のさまざまなシーンでもとても効果的なんです。
「うちの子、全然言うことを聞いてくれない」
「何度言っても動かなくて、結局イライラして怒っちゃう」
そんな経験、きっとあるのではないでしょうか?
本当は優しく声をかけたいのに、
「いいから早くやって!」と
どんどんヒートアップ。
そして、「怒鳴っちゃった」と
自己嫌悪で落ち込むこともありますよね。
子どもが動かないのは、
意志が弱いからでも、
わがままだからでもありません。
脳の仕組みです。
ただ「やらされ感」が強いと、
大人だってやる気がなくなるように、
子どもも動きにくくなってしまうんです。
そこで役立つのが、前回もお伝えした
“選択する声かけ”。
子どもに小さな「選ぶ自由」を渡すだけで、
自分で決めて動き出す力が引き出されます。
たとえば、
こんな日常のシーン!
✓宿題を始めてほしいとき
「宿題、一人でする?それとも
お母さんと一緒にする?
「先に算数と国語、どっちからやる?」
✓お風呂に入りたがらないとき
「シャワーからと湯船から、どっちがいい?」
✓外に出かける準備をしてほしいとき
「靴はスニーカーとサンダル、
どっち、はいて行こうか?」
どれも、
お母さんがやらせたい行動に向かいながら、
子どもに「選ぶ自由」を渡しているだけ。
それだけで、
子どもの気持ちはスッと切り替わり、
サクサクと動き出すようになるんです。
さらには、
毎日の小さな選択の積み重ねは、
「自分でできた!」という自信にもつながります。
ぜひ、今から
“選択する声かけ”を意識してみてくださいね。
きっと、子どもの反応が変わって、
お母さん自身も
イライラが減っていくのを感じられるはずです。
お子さんとの毎日が、
もっと穏やかで笑顔あふれる時間になりますように!