今回は、
発達グレーゾーンキッズにありがちな朝のばたばた
についてです。
発達の特性の中にも
さまざまなタイプがありますが、
注意が散漫になりやすい
ADHDタイプのお子さんに
しぼってお話しますね。
いきなりですが、
私の経験を聞いてください!
娘は小学校1学年のころから
朝の登校時間直前になると毎日のように
バタバタが起こっていました。
「靴下がな~い。ママ、どこ?」
「ランドセルに教科書がない!」
「給食袋が見つからない!」
そう言いながら家中を走り回る娘。
一方の私は、
「もう出る時間でしょ!」
「なんで昨日のうちに準備してないの?」
と焦りと怒りが同時に爆発…。
娘と一緒になって
家中、探しまわるもんだから、
送り出しまでに、
2000歩に達していたほどです。
かといって、
痩せはしませんでした^_^
朝のバタバタは、
ADHDタイプの子にありがちな特性が
そのまま現れているんです。
たとえば
✓忘れ物が多い(ワーキングメモリの弱さ)
✓目の前の刺激にすぐ気を取られる(注意の散漫さ)
✓時間の感覚があいまい(時間管理が苦手)
大人から見ると
「ただ、だらしない」
に見えてしまうのですが、
実は
脳の特性に深く関係しているのです。
私も最初は
「前日に準備しておけばいいのに!」と
イライラしていました。
ところが、
子どもにとっては、
「頭ではわかっているけどできない」
が本音。
ここに親子のすれ違いが起きるんです。
では、
どうやって解決したか?
答えはシンプル。
環境と仕組みでサポートすることです。
① 準備に必要なものの場所を決める
② 朝やることを見える化する
(スタンプラリーにして楽しく準備ができる工夫をしていました)
③ 頼まれるまで手助けしない
こんな手順で、
仕組みで特性をカバーすることが
できたんです。
『頼まれるまで手助けしない』が
結構、ポイントでした。
その理由は、次回、お話しますね。