登校しぶりをくり返す朝が苦手な子どもにやってほしい朝一番の初期対応のポイント

寝起きが悪い

今回は、

朝一番の寝起きの初期対応のポイント

についてお話しますね。

 

朝、子どもの寝起きで

「起きたくない!」
「学校に行きたくない!」

 

そんな言葉に
どう対応していいのか迷ったことはありませんか?

 

お母さんとしては、
なんとか前向きにしてあげたい気持ちでいっぱい。

 

「そうだよね。」

「行きたくないよね」と

気持ちに寄り添って声をしているのではないんでしょうか。

 

私も同じでした。

臨床心理士として“共感することが大切”と学んできたからこそ、

「起きるの、つらいよね」

「学校に行きたくないのね」

子どもの今の気持ちに寄り添って
共感の声かけをしていました。

そうすることで、

学校にいく気持ちを
後押しできると、信じて疑わなかったからです。

 

ところが、

共感すればするほど

かんしゃくがひどくなったり、
ぐずりが長引いたり…。

 

むしろ悪循環になってしまったのです。

 

なぜかというと

 

朝一番の脳が
まだ「考える準備」ができていないから。

 

前頭前野という
気持ちをコントロールする部分が動き始めていないので、

 

ちょっとした刺激でも感情が爆発してしまうのです。

 

だからこそ、

朝一番に必要なのは
「保留」すること。

 

これが初期対応の大切なポイントです。

 

お母さんの思いも一旦、横に置いて

アドバイスもせず、

問題解決をあえて、後回しにします。

 

そのかわりやってほしいことは、
子どもを観察すること!

 

そのときに役立つのが、とてもシンプルな声かけです。

 

「そっか~」

「そうなんだ~」

 

判断せずに、ただ保留する。

 

すると

脳のストレスが和らぎ、
感情も落ち着き
穏やかな気持ちで、1日をスタートすることができます!

 

 

なぜ、今、この時期に

朝から脳のストレスを取り除いて欲しいかというと、

運動会後の時期だから。

 

ん?

 

どういうこと?

 

と思われたかもしれませんね。

 

 

運動会後は、

学校では、
学習や受験に向けての
『先生の指導の熱』が
ぐ~んと上がる時期だからです。

 

 

一般的には知られていないことなのですが、

 

学校の先生たちや
スクールカウンセラー仲間の中では、

『魔の11月』と言っているほどなんです。

 

そんなプレッシャーが高まる時期だからこそ、

朝から
「今日もいいことがありそう!」
そう思える1日のスタートを、手渡してあげてほしいのです。

 

ぜひ、

明日の朝は、声かけをいったん、保留して、
お子さんの様子を観察することから
試してみてくださいね。

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