寝る前に、
「あんな言い方しなきゃよかったな…」と
後悔して、
眠れなくなったことは、
ありませんか?
私もそうで、
何度、子どもの寝顔に謝ったことか…
寝る前になると
過去の出来事が頭をよぎって
眠れなくなるのは、
大人も子どもも同じなんです。
私たち大人は
「どうして、あの時、
あんなこと言っちゃんたんだろう」という
後悔が頭をよぎりますが、
小学校の低学年以下の年齢の子どもたちは
内容よりも、その時に抱いた感情の方が
より、強く、記憶に焼きつきます。
今日、先生に『怒られちゃった』
授業で、急にあてられて
『ドキドキしちゃった』
みんなに笑われて
『恥ずかしかった』
こんな風に、
その小さな心の中で、
昼間に感じたイヤ~気持ちを
頭の中で、ぐるぐる再生しているんです。

特に
眠る前の時間は、
緊張がゆるむ時間。
そんな時間帯だからこそ、
昼間に感じたイヤな気持ちが
ふっと浮かびやすくなるんですね。
「先生に怒られちゃった」
「もっと上手に言いたかったな」
そんな思いがめぐるうちに、
心拍数が上がって、
身体は“おやすみモード”に入れなくなります。
寝ついたとしても、
眠りの質が悪くなり
翌朝の目覚めが悪くなる
ということも。
寝る前のたった5分でいいんです。
「今日いちばんうれしかったこと、
楽しかったこと」を
親子で一緒に話してみてください。
お子さんがもし、
「うーん…ない」と言ったら、
「ママはね、
〇〇してくれたのがうれしかったよ」
そんなふうに伝えるのもOKです。
おしゃべりの中で、
子どもの今日のイヤ~気持ちが
ポジティブな気持ちに上書きされ、
夜はぐっすり、
朝もすっきり目覚められるようになっていきますよ!
お子さんが暗い表情をしている日こそ、
「おやすみ」の前に“安心”を届けてあげてくださいね。
次回は、
小学校高学年〜中学生のお子さん向けの
お話をお届けしますね。
