今回は、
朝、起きられない子に
本当に子どもに授けたい力は、
自己肯定感ではなく、「自己効力感」
というお話です。
少しわかりやすく言い換えると…
自己肯定感とは、
「過去の自分」「今の自分」に対する自信のこと。
「このままの私でいいんだ」と思える力です。
一方で、
自己効力感とは、
「未来の自分」に対する自信のこと。
「きっとうまくいく!」
「やればできる!」
と、前を向いて進んでいける力です。
朝、起きられず
学校に間に合わなかったとき…
「昨日、夜更かししちゃったから」
「今日もまた起きられなかった」
「遅刻しちゃった…」
と
「ありのままの自分を受け入れる」だけでは、
現状を変えていくのは難しいかもしれません。
だからこそ育てたいのが、
「これからの自分は大丈夫」と
信じられる力=自己効力感 なんです。
では、どうやって自己効力感を育てるのか?
それは、
子どもの行動を肯定していくこと。
たとえば
ゴミを拾ってくれたら
「ゴミ、拾ってくれたんだね。ありがとう!」
絵を描いていたら
「絵を描いてるんだね」
「次は折り紙も使ってるんだ!」
こんなふうに、
子どもの行動を見たまま、
言葉で伝えることが、
「自分はちゃんとできている」
「やればできる」
という感覚を育てていきます。
お母さん自身も、
「遅刻させちゃった…」
「また休ませちゃった…」と
落ち込むこともあるかもしれません。
たとえ遅刻や休んだとしても、
“今”できる関わりで、
自己効力感を育てていけると知ることで、
子育てがぐっと楽に
感じられるようになります。
焦らなくて大丈夫です。