外に出たがらない子どもをもつお母さんは、体の成長に影響があるのではと心配になりませんか?実は、体を動かすことは、脳の成長にも大切なのです。外出嫌いなお子さんをお外に誘うには、お母さんの作戦がカギです。お子さんをその気にさせる声かけもご紹介します。
外出嫌いなお子さんを外に連れ出してほしい理由
学校が苦手だったり集団が苦手なお子さんにとって、お休みの日は、お家で過ごせる待ちに待った日、ますます外に出たがらないですよね。
お家は安心できる環境ですし、やりたいことができる環境なので、伸び伸び過ごせます。
けれど、1つ気をつけてほしいことがあります。
それは、運動させてほしい!!ということです。
なぜなら、学校や園に比べたら、お家で過ごす日は確実に運動量が減りますよね。 そうすると、脳の中の活動量も減ってしまうのです。
活動量が足りないと…ウツウツとしてきたり、攻撃的になる可能性もあります。
コロナ禍以降、みんなが活動量が減る期間を過ごしてきました。そんな中、コロナ鬱といった言葉も出てきたように、人は行動・運動しないと気分が落ち込む場合があります。
おうち大好きであっても、外に出たがらない子どもに楽しく声をかけて外にお出かけしましょう!

お家大好きっ子を外に連れ出すわが家の作戦
お家が大好きで運動が苦手な息子を外に出すのは、なかなか大変です。我が家の小学生の息子も外出嫌いです。だけど、苦手な外出することに、大好きな魚を見ることをプラスしてお出かけを計画したら…息子も外出することができました。
わが家は今回、カヌーに挑戦してみました。
「濡れるのイヤだー!」
「別にやりたくないし!」
と、行動する前には何かを言ってくる息子…正直、イラッとしますよ!ね…笑!
ですが…ここで子どもと同じ土俵に乗ってはいけないのです。
1回目は、無事終了。
「濡れたし…」と、やはり文句が出ました!
ですが、ここで負けてはいけません!
考えてみてください。これだけ文句が出るって…めちゃくちゃ脳を使ってますから!
だけど、使う方向が残念ながら…ネガティブになっているのです。
そんな中、2回目のカヌーにチャレンジしました。そうしたら…息子は
「また明日もやりたい!」と言いました!
ママ、勝ちましたー! いえ、勝ち負けではないですが…大事なことは…子どもがどんなタイプでどんな声かけが合うのか?ということです。

嫌いな外出を成功体験にしよう!
なぜ文句ばっかりだった息子が「また明日もやりたい!」と言ったのでしょうか?
そのヒミツは、声かけにあります。自信がない子どもには、肯定の声かけを心がけてみてください。
「進んでるね」
「パドルをうまく使ってるね」
「風が気持ちいいねー」
子どもがやっていることを認めて、楽しい雰囲気を作り出します。 そうすると、子どもも「自分はできている!」と思うことができ、楽しくなってくるのです。

ここで、
「しっかり漕いで!」
「もっと早く!」
など、否定的な言葉をかけるのは厳禁です。ただでさえ外出嫌いな子どもに、ネガティブな記憶を残してはいけないのです。
あくまでも、楽しかった成功体験として終われるような声かけを心がけてくださいね。 外出が楽しい記憶として残れば、次の外出の機会にもつながります。
いかがでしたでしょうか?外に出たがらない子どもがどうすれば楽しく外出できるか、お子さんをよく観察して作戦を考えてみてくださいね。