発達障害・アスペルガータイプの丸つけは要注意!子どものやる気を下げないためのひと工夫

お子さんは宿題を丸つけされるのは好きですか?発達障害・アスペルガータイプの子どもは、丸つけで×がつくと怒り出すことがあります。でも、子どもの特性を知り、ポイントを押さえた対応をすれば、子どものやる気を下げることなく宿題を終えられますよ。
 
 

お子さんは丸つけをされるのは好きですか?

 
 
低学年の子どもの宿題では、ドリルの丸つけから直しまで、お母さんに任せられることが多いですよね。皆さんは丸つけはどのようにされていますか?
 
 
・子どもが丸つけをされるのを嫌がる

・直しをしてくれない
 
 
などバトルになって苦労することはありませんか?
 
 
普段の授業でも、丸つけで大きな○や花丸をもらうと、子ども達はとても喜びますよね。
 
 
私自身も、先生だけしか持っていないような赤ペンでシュッと○をつけられるのが、とても好きでした。○をつけられると、自分に注目してもらえ、褒められているような気分になり、先生のことが好きになったのを覚えています。
 
 
しかし、そこで間違いを直される・指摘されるということもありますよね。「しまった…」なんて思ったり、「今度からは気をつけよう!」と思ったり。丸つけされることにより、自分で見直し、モチベーションを上げることもできます。
 
 
しかし、この丸つけが苦手な子どもがいます。実は、これが発達障害・アスペルガータイプの子どもの特性と関係しているのです。
 
 
アスペルガーの特性を理解して正しい対応をすれば、丸つけも子どもを発達させるチャンスにできるのです。
 
 
 
 

発達障害・アスペルガータイプの子どもが×を受け入れられない理由

 
 
発達障害・アスペルガータイプの子どもは、失敗することへの恐怖心が強く完璧主義という面を持っています。
 
 
それに加え、コミュニケーションの質が違うことがあげられます。”質が違う”ということは、相手が言っていることや感じていることを、理解したり気づくことが難しい。そして自分の言いたいことや感じている事を、相手にわかりやすく伝えたり表現することも苦手とされています。
 
 
ですから、普段の授業中、みんなと一緒のように丸つけをしてもらい○や×などがついて返却されるのですが、これがアスペルガータイプの子どもの心に深く傷ついて残っている場合があります。
 
 
特に、漢字の書き取りなどは苦手なことが多いです。子ども自身は、自分なりに真面目に仕上げているのです。しかし、先生から見たら、ちょっと○があげられない場合だったりします。
 
 
先生が添削した漢字ノートが返ってきたとき、
 
 
「なんで、これがダメなの?」
 
「なんで先生はやり直しさせるの?」
 
「先生とぼくは感覚が違うからだ!」
 
 
と言ってくる場合があります。子どもの意見もわかるときもあるのですが…(笑)
 
 
この場合は、アスペルガータイプの子どもは手先が不器用なことが多いので、自分では一生懸命書いているつもりでも、上手に書けないことも多いのです。その点が気になるときは、先生に一言伝えておくのもいいですね。
 
 
アスペルガータイプの子どもは、“×”“やり直し”などを全否定をされたかのように捉えてしまうのです。
 
 
そのとき、担任の先生がフォローの言葉を言ってくださったとしても、視覚から入る情報を処理する能力の方が聴覚より高いので、赤で書かれた“×”という文字が瞬時に情報として入り、記憶に残ってしまうのです。
 
 
 
 

アスペルガータイプの子どもをやる気にさせちゃう声かけとは?

 
 
そんなアスペルガータイプの子どもにとって、絶好の機会こそ長期休みです。
 
 
長期休みはなんと言ってもアスペルガータイプのお子さんにとっては、幸せな充実した時間だと思います。なぜかと言うと、自分のペースで自分の好きなことができ、家という安全な場所で過ごすことができるからです。だからこそ、実力も発揮しやすいのです。
 
 
普段のテストやワークの丸つけにより、疲れてしまった心を取り戻すべく、アスペルガータイプのお子さんには、もっと自信を持って宿題に取り組んでもらいましょう!
 
 
アスペルガータイプの子どもは、知能が高い場合が多いです。ですから、上記のような発言が出るのであろうと思います。
 
 
・完璧主義で、融通きかない
・ネガティブなことが記憶に残りやすい
 
 
などの特性がありますが、これを逆手にとって長期休みの宿題を通してグーンと成長させ、新学期につなげていけるようにしていきたいですよね。
 
 
では、どんなやり方がアスペルガータイプの子どもには合うのでしょうか?
 
 
そのポイントは、自信をつけさせるための褒め言葉!です。
 
 
少しゆがんでいるような文字はスルーして、キレイに書けている文字や文章を見つけて褒めます。
 
 
「ここの文章、お母さん見やすくてわかりやすいよ!」
 
「この字、とってもかっこいいね!お手本と一緒だね!」
 
 
と子どもに肯定的な注目・言葉を最初に入れます。ここで丸つけなどはしません。
 
 
それから…
〇〇くんはできると思うんだけどさ〜」と子どものやる気・完璧主義に訴えます。
 
「〜をこうやったら、もっとかっこよくない?」と伝えます。
 
 
すると… 「そっか〜!」とすぐに行動へ移すことができるのです!
 
 
その後は、子どもが自信満々のお顔でお母さんに見せてくるでしょう。
 
 
そこで、大きな○をつけてあげてください。花丸くらいがいいかもしれません。そのプリントに、お母さんからも言葉も書いてあげると、より効果的です!
 
 
例えば
 
『文字書きの天才♪』
『ひらめきのヒーロー』
『書き直しができるお兄さん!』
 
など、一言を書くことによって、この用紙は世界にひとつだけの褒め褒め用紙に早変わりです!
 
 
このようにすると、視覚からポジティブな情報が入り、自分でやり直せて自分で◯をもらったんだ!という成功体験につながります。
 
 
 
 
最後にお母さんから〇〇くんが直すことができたから、とってもよくなったね!〇〇くんがパワーアップしたわ〜」などと褒めて終わりにしてください。
 
 
こんなふうに長期休みを過ごすことで、新学期は子どもがたとえ間違いを指摘されたとしても、『パワーアップ』 『天才』 といったプラスの事柄が一緒に記憶されていれば、丸つけに対する抵抗感はなくなっていくと思います。
 
 
ぜひ、いろんな宿題に置き換えてみてくださいね。
 
 
 
 
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