おはようございます!
今日は攻撃性の強いお子さんに向けて
ママができることをお話します。
先日、生徒さんから
学校での暴言や
物を投げるなどの行動が悪化しています。
というご相談を受けました。
GW明けは行き渋りだけでなく
トラブルが増えていきやすい時期。
どちらにしても
子どもに不安・緊張が関わっています。
私も息子の攻撃性には
ずっと頭を悩ませていた1人でした。
叩く、噛み付くは当たり前
物を投げるのも
ボールやおもちゃだけでなく
椅子や扇風機など大きく危険なものを
投げ回されたこともあります。
ハサミなど鋭利なものを向けられたことも
当時4〜5歳の頃でしたが
体格が大きい子で体力もあり
とにかく敏感な子だったので
危険なものが目に触れないよう
必死に片付けていました。
他害行為や暴言は危険も伴うため
ママの精神状態も
ギリギリになりますよね。

では、どうしたらいいのでしょうか。
ちょっと難しい
と思われることを今から言います。
まずは子どもを信じてください。
日々攻撃性の強い様子を見ていると
私たちが「この子は攻撃をする子」という
フィルターで子どもを見るようになります。
(無意識にね)
毎日学校や園に謝らなくてはならない
毎日兄弟に意地悪している
心が削られますよね。
我が子のそんな姿誰だって見たくない。
でもね。
周りが「この子は攻撃する子」
「問題を起こす子」というレッテルを貼ると
本人はそれに無意識にキャッチし
「僕ってどうせダメなんだ」
「僕ってどうせできないんだ」
「誰もわかってくれないんだ」
とどんどん自分の心にバリアを貼り
相手の声をシャットアウトするようになります。

攻撃性の高い子たちは
高くなればなるほどSOSを発しています。
本人がどうしていいかわからないから
「助けて!」と心の中で叫んでます。
相手の負の感情を
こちらが思っている以上に
キャッチしてしまうため
園や学校など大人数の中での生活で
自分を理解してもらえる環境が少ない場合
どんどん悪化していってしまうんです。
昨日教員が足りず
国全体で問題になっている
というニュースが流れていました。
先生方のご負担は
きっと相当なものなんでしょう。
そのため
今まで以上にトラブルを起こす子に対して
強い目線が向くのは
致し方ない部分もあるかもしれません。
でもだからこそ
ママは子どもを信じてあげてほしい
家を安心できる空間にしてほしい
息子以外にも
中学生の不登校のお子さんで
筆箱を壊すなどの破壊行為があり
「俺は社会不適合者」
とまで言っていたのが
家での関わりが変わったことで
学校に行けるようになり
攻撃性がなくなったお子さんもいます。
そのママがやったことは
学校での対応策ではなくて
家で徹底的に肯定したこと。
宿題やらなくたって
学校に行かなくたって
昼夜逆転していたって
お風呂に入らなくたって
最初はただできている
小さな1つ1つを肯定し続ける。
そしてその時間を
5分でも10分でもいいので
毎日取るようにしてみてください。
朝から時系列で
「朝起きてこれたね」
「おはようって言ってくれて嬉しかったな」
「ご飯いっぱい食べたよね」
その中に園や学校ではどうだったか。
本人に自分でできたことを
教えてもらう時間を作るんです。
最初は「わからない」「忘れた」
「できたことない」
というかもしれません。
けれども
「じゃあ給食は何が好きだった?」
「じゃあおやすみ時間は何をして遊んだの?」
と具体的に聞いていくこと。
トラブルなどには一切触れず
ただ本人が過ごした中で
良い行動ができたことを
本人に自覚させていく会話を続けることで
家でもできたことがこんなにあった!
園や学校でも
先生に怒られちゃったけど
できたことあったんだな
と思えるようになり
心の棘のようなものが
徐々になくなっていきます。

攻撃性をその場で落ち着かせる方法は
専門家が行うとしても
実は結構高度な技術を使うため
レクチャーの中で
じっくりとお話ししていますが
根本的な対応として
攻撃性の強いお子さんと向き合う場合は
攻撃性が出た時に対応するのではなく
落ち着いている時に
本人の心を和らげる声かけをする
これが1番早い解決法です。
心が落ち着きやすくなる
夜の環境づくりは
こちらに掲載していますので
参考にしてみてください^^

▼ダウンロードはこちらから
毎日、お子さんのトラブルに
心を痛めているママさん。
本当にお疲れ様です。
あなたは十分にもう頑張っている。
けどその頑張りが
お子さんに届いていないのかもしれない。
必要なのは頑張ることではなく
届く声かけのやり方を知ること。
お子さんに届く声かけ
お子さんが心を開く声かけ
ぜひ意識してみてくださいね^^