朝起きられない子の「起こさない起こし方」

朝起きられない

さて今日は

 

「朝起きられない子の

 起こさない起こし方」

 

についてです。

 

私にはどうしても

起立性調節障害のお子さん、

朝起きられずに困っているお子さんに

願ってやまないことがあります。

 

それは、巷に出回っている

サポートでお子さんの「今」や「未来」を

つぶさないでほしいということ。

 

生活リズムを整えようと

すればするほど、

 

朝起こそうとすればするほど、

お子さんの状態は悪化しませんか?

 

そんな誤ったサポートで

まだたった10数年しか生きていない

お子さんの「今」や「これから」を

棒に振るわないでほしいんです。

 

お子さんを

躍起になって起こしていませんか?

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私もうそうでした。

「朝起きてさえくれれば

 学校に行けるのに!」

「どうして起きないの⁉」

 

そう思って、朝の時間にフォーカスして

躍起になって起こしていたんです。

 

でもね、

それ逆効果なのでやめてください!

 

起立性調節障害の子の脳は

特に発症当初は

負荷をゼロにしてあげることが大事。

 

それなのに

朝から指示を出す。

 

しかも、

頑張ってもできないことで…

 

お子さんは心身の回復のために

必要な睡眠をとっているのにです。

 

お子さんの心身にとっては

無駄な睡眠ではないんです。

 

脳がただでさえ過敏なのに、

ますます刺激を与えて

過敏にしていく…

 

さらには

出来ない自分を意識させる…

必要な睡眠すら削っていく‥

 

そんなサポートは

お子さんの状態を前進させません。

 

「朝日を浴びさせて」

「朝は無理にでも起こして」

 

そんな巷の常識

サポートしても上手くいかなかった

経験をみなさんされていると思います。

 

ではどうやって起こすのか?

 

それには

起こさない起こし方が最適!

 

まずは脳のストレスへの過剰反応を

落ち着かせることにフォーますします。

 

脳への負荷をゼロにするんです。

 

特にSOS期、混乱期では

一切の指示をやめます。

 

起こすことも当然やめます。

 

その代わり、起きている間に

出来ていることに注目して

存分に肯定を与えます。

 

すると脳は過敏さが取れ

穏やかに反応するように。

 

肯定によりだんだんと自信を

取り戻していくので、

 

脳が受け取れる情報が増えていきます。

 

ママの声かけが通るようになったり、

素直に反応してくれるように。

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そして、2つ目は

自分で起きてきたときの肯定です。

 

たとえそれがお昼を過ぎていても

昼夜逆転していても

25%ルールでのほめをいれましょう。

 

「今日も元気そうね」

「おはよう、自分で起きられたね」

「おはようの声が聞けてうれしい」

「おいしいごはんできてるよ」

 

など笑顔で反応してあげましょう。

 

するとお子さんはだんだんと

起きてくることにも自信を持てるように。

 

じょじょに起きる時間が

早くなっていきます。

 

そして自分で起きたい気持ちが

育ってきて「起こしてね」の

言葉が出てきたら

(あるいは「分解」の指示で

「はやく起きてみよっかな」の

気持ちを引き出してから)

起こすサポートをしてあげましょう。

 

我が家の長女にやったのは

 

①鼻歌を歌いながら部屋に入る

②おめざのグミを口に入れる

③足のマッサージ&朝食のメニューを告げる

④手のマッサージ&給食のメニュー

⑤体を起こす

 

こんな朝のルーティーン!

(これは人によって変わります)

 

娘はこれで起きられるように

なりました。

 

このように

回復の段階によっても

起こし方は変わります。

 

お子さんの脳の成長にそった

やり方で、

 

お子さんの成長をしっかり引き出しながら

サポートしたいですね。

 

ぜひ巷の常識に惑わされず、

お子さんをよく観察し

の脳の回復を把握しながら

サポートしてみましょうね^^

 

今日はここまでです。

 

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