起立性調節障害の子どもコントロール・過干渉が逆効果だった過去

繊細タイプ

1.起立性調節障害の手前の「コントロールする子育て」は危険です

起立性調節障害の子は
過干渉をやめると
回復していきます。

逆に言うと、過干渉で
お子さんをコントロールしようと
思っている間は、

お子さんは回復していきません。

コントロールしようとする時、
たいていの大人は

命令したり、先回りして指示だししたり、
叱ってみたりします。

ですが、この方法が
起立性調節障害の不安を感じやすい
脳タイプのお子さんには不向きなんです。

ますます、不安の感じやすさを
悪化させて、悪循環に。

2.起立性調節障害の子の脳の特性

私はよく2つのタイプのお子さんについて
お話します。

繊細タイプのお子さん
こだわりタイプのお子さんです。

実はどちらのお子さんにも
共通の脳の特性があるんです。

それが「不安の感じやすさ」

この特性は自信を失ってくると、
ますます強まる傾向があります。

 

✓先生に叱られた
✓思うように結果が出せなくなった
✓お友達と上手くいかない

そんな経験を積むたびに
不安は強まり、

脳に入れる情報をどんどん
狭めていくんです。

これは自分の身を守るためであり、
これ以上自分に不快な情報を
いれないためにする脳の防御反応


なのですが、こうなると、
指示出しや助言に対しても
拒否的に反応し、

さらに不安を増していきます。

そのストレスが自律神経に負荷を
かけてますます症状を悪化させる
ことにつながるのです。

 

3.過干渉・コントロールじゃない!脳タイプにあうサポートが大事!

起立性調節障害の子に過干渉や
コントロールは不向きです。

なぜなら、
もともと不安を感じやすい
脳にさらに負荷をかけ

過敏に反応させるから。

指示を受け取れば受け取るほど
出来ていない自分を自覚し、
不安を募らせていきます。

ストレス信号も運ばれ続け
自律神経のバランスはおのずと
崩れていきます。


お家の方が良かれと思って
取った行動がすべて
逆効果になるんです。

だから、起立性調節障害の子に
いますぐ過干渉やコントロールを
やめてほしいんです。

4.起立性調節障害の息子に過干渉に接していた過去

 

私にも子どもを過干渉気味に
コントロールしようと
していた過去があります。

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それは厳しい校風の中学校に
入学した時でした。

 

今まで
個性を伸ばす方向で育ててきた息子が

 

決まりの多い厳格な校風の学校になじんで
成長の場とするためには

 

この学校の方針に合わせるしかない
思った時でした。

今までの私の育て方との
ギャップに悩みましたが、

息子が選んだ学校で
息子が生き生き過ごすためには

そうするしかないと
思っていたからです。

遅れをとらないために、
軌道に乗せるため

宿題やテスト勉強の進み具合、
特に勉強面で過干渉に
なっていたと思います。

親としてはそうすべきものだと
信じていたのです。

ですが、
私が過干渉になればなるほど
息子の表情は乏しく
元気がなくなっていきました。

やがて腹痛や頭痛が出始め
1週間ほど休んで
良くなったらすぐに学校に行かせて

なんとか軌道修正をと必死
だったのです。

ですがこの対応が
息子の起立性調節障害の発症に
拍車をかけたと思っています。

脳への負荷が高まった
息子は中1の冬に発症

何度起こしても意識がない
夕方以降も腹痛がある。

そんな苦しい状況でした。
息をするのがやっと
といった印象だったのです。

息子の中で何が起きているのか
皆目見当がつかなかったのです。

それでも、
午後からオンライン授業を
すすめてみたり、

塾だけでもと行かせようとしたり、
課題だけでも取り組ませてみたり、

遅れをとらないように
必死に干渉し続けました。

ですが、

息子は自室にカギをかけて
ひきこもってしまったのです。

 

そんなある日悟ったのです。

コントロールしようとすればするほど
息子は元気な状態から
遠のくのだと…

私にとっては良かれと思って
していること

息子には逆効果だったのです。

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私は息子にどうなってほしい?
どうしてあげたい?

自問自答の日々が続きました。
そして、出した一つの答えがありました。

 

5.起立性調節障害の息子の笑顔を取り戻すたった一つの方法

その答えが…
「息子の笑顔を取り戻したい」
だったのです。

こうして出会った
発達科学コミュニケーション

肯定を増やし、
行動量を上げていくと

息子は笑顔どころか
やる気や粘り強さを
手にして学校だけでなく、

新しいことにも
果敢に挑戦できるように
なりました。

「脳を育てる」
この観点からのアプローチで

起立性調節障害の子の
不安の強い脳を

ストレスに強い脳に
変えることが出来たのです。

皆さんにもぜひ知ってほしいと
思います。

お家の方の声かけで
お子さんの脳は育ちます。

ストレスを感じやすい脳を
今すぐリセットして

一歩を踏み出させてあげませんか?

 

 

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