『完璧にできそうにないことは挑戦しない!』繊細な起立性調節障害の子の行動の引き出し方!

繊細タイプ

1.繊細タイプの起立性調節障害の子の完璧主義

起立性調節障害のお子さんに
多い繊細タイプのお子さん

 

繊細な子の多くに
完璧主義の思考のクセがあります。

✓完璧にできないと意味がない
✓人に嫌われてはいけない
✓弱い自分を魅せたくない

こんな思考のクセのせいで
一旦不登校になると、
「完璧にできそうにないことは
挑戦しない」

こんな思考のクセが邪魔をして
なかなか復帰できません。

完璧にみんなと仲良くできて、
完璧に先生の期待に応えて、
完璧に授業についていける…

そんな状態にならないと
復帰なんてする気になりません。

 

2.繊細タイプの子の学校復帰が遅れるワケ

さらに起立性調節障害の
好発時期である
中学生にもなると、

お友達関係も複雑になり、
各教科の先生の個性も要求量も強くなり、
授業も休んでいた分は当然遅れる、

 
それが当たり前です。

毎日学校にいっている子だって
完璧にはこなせません。
 

さらに繊細タイプのお子さんは
自信が育ちにくい傾向にあります。

なぜなら、
いつも完璧にできる姿を
想像できるから

その理想像からの減点方式
いつも自己否定感を
募らせています。

だから、こんなお子さんが
動き出すには確かな知識とスキルが
必要です。

受講生のお子さんも
繊細さんが多いのですが、
こちらが思うように自己肯定感が
育っていかない場合も。

 ですが私が娘にした方法で
サポートすると繊細なお子さんも
着実に自信をつけ動き出すことが
できます。

3.繊細タイプの子の思考のクセへのサポートが今すぐ必要なワケ 

繊細タイプの子の思考のクセを
リセットすること

起立性調節障害の回復ルートを
スムーズに進ませるためには

必須課題です。

なのですが、その過程で必要な
自己肯定感は
なかなか育ちにくいお子さん。

脳の回復、成長の順番は
ある一定の法則があるので、

順番通りに育てていき、
最後の思考のクセのリセットまでに
少なくとも3か月かかります。

だから、お子さんの失われた青春
取り戻すにはできるだけ早く、
今すぐのサポート開始が必要です。

思春期の脳は人生で2番目に
良くも悪くも変化成長しやすい時期

この時期にどんな刺激を
お子さんの脳にインプットして
あげるかが大事です。

この時期を逃さず、
ママの声かけで脳を良いスパイラルに
成長させていきましょう。

 

4.思考のクセのリセットが叶った繊細タイプの娘の成長

ある言っての法則に従って
繊細タイプの娘の脳の成長を
加速させた結果…

サポート開始後3週間
「なんか自信がみなぎってきた」
「学校に行ってみようかな」

サポート3か月後には

✓先生に叱られても動じなくなる
✓お友達を自分から誘える
✓お友達に断られてもケロッとして
次の子を誘える
✓嫌なことをされたらNOが言える
✓陽キャの女子にも意見できる
✓親友ができる
✓授業の途中から教室に入れる

こんな変化をもたらしました。

思考のクセをリセットすれば
元々の頑張り屋さんの気質
周囲を気遣える気質
いい方向で伸びていきます。

行動をストップさせるブレーキ
かからないので、

自分の意思の力で動き出すことが
できるんです。

5.繊細な子の完璧主義を緩める方法

①好きなことを認め一緒にする

 

感情系の脳(左脳)の発達が
遅めの繊細さんは、

「好きなこと」を見つけて一緒に
追求するのがお勧めです。

なぜなら、繊細さんは
感情系の脳(左脳)の
発達が必須であり、

それには「好きなこと」を認め
一緒に楽しみママが喜んで見せる
ことが効果的だから。

人の脳は得意な脳を
優先的に使うように
なっています。

繊細タイプのお子さんは右脳の
感情系をいつも使って

空気ばかり読んでしまいます。


これも実は一種の才能なのですが、
ここばかりが働くと
お子さんにとっては
しんどくなります。

だから左脳の感情系を育て
自己理解や自己主張できる部分
育てていく必要があるんです。

一緒に好きなことをしながら
その感覚を言葉にして
感情とリンクさせて
あげるともっと効果的です。

「ここ上手にできたから、
うれしいね!」

「推しの○○さんのライブ、
抽選に外れて悔しいよね」

こうやって言葉と感情を結び付けて
始めてお子さんの感情になります。

繊細タイプのお子さんには
この方法は効果てきめんです。

 

②適当力を身につける

 ここも実は動き出すときに
大事なポイントです。

完璧にできるまで動きだせないのなら
お子さんはいつまでも動き出すことが
できません。
 

生活の随所に「適当さ」を散りばめ、
お子さんの完璧主義を
緩めてあげましょう。

私がやったのは
とりかかっただけでほめる作戦
失敗談作戦

完璧にやり遂げた姿を想像できる娘に
物事にとりかかったタイミングで
声かけする

ということをやっていきました。

そうすると、
完璧にやり遂げることだけでなく
とりかかることに重きを置けるよう
なっていきます。

完璧主義のお子さんにとって、
とりかかるということは

一番脳に負荷がかかる
タイミングでもあります。

つまり、とりかかりの
ハードルを低くすれば、

そのあとは継続しやすいのです。

そして、パパやママの失敗談
面白おかしく繰り広げ、

この失敗があるから今がある!
失敗はリカバリーできる!

と堂々と笑い話にしていくのも
効果的です。

そして、日常の中でも
大人が楽しく失敗する姿も
積極的に見せていきました。

「視聴者が引かないくらいの
できる限りの失敗をしていきます!」

というあるバラエティー番組の
タレントの様子を見ながら、

その失敗がいかにその場を和ませ
楽しくさせる魔法のようなものか
少しずつ認識させました。

そうするとだんだんと
失敗を恐れずに、

適当に挑戦するチカラがめきめきと
育っていったのです。

 

③スモールステップで指示する

そして、パパやママの
目標を分解するテクニックも
必要です。

いきなり理想論をぶつけては
お子さんには到底できっこない
夢物語のように感じられます。

ですから、
できるだけハードルを低くしながら
指示をだしていくことをお勧めします。

勉強もいきなり完璧を求めず
まずは答えをうつすところから、
そして5分からなど、

お子さんが「それならできる」と
思える提案をしていきましょう。

そして勉強をしたならばすぐに
ごほうびほめ言葉です。

ここを上手にできれば
勉強もそのうちに
自分でとりかかるように。

このように繊細タイプのお子さんが
動き出すにはどうしても
必要なステップがあります。

皆さんもぜひ

①好きなこと
②適当力
③スモールステップ
 

の順で繊細タイプのお子さんの
動き出すチカラを引き出して
いってくださいね。

 

 

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