「大人の常識」が起立性調節障害の回復を遅らせるわけ

朝起きられない

今日は、

 

「起立性調節障害のお子さんを

支える中で実は回復を邪魔して

しまいやすい『大人の常識』」

 

について少し踏み込んだ

お話をさせてください。

 

「甘えさせすぎてる?」

「このままでは将来がない…」

こんな思い込みで苦しくないですか?

 

実は講座に入っても

ママの実践とお子さんの回復を邪魔する

のはおうちの方が持つ「常識」です。

 

柔軟な方はすぐに変化に対応できますが

しっかり者のママだったり、

まじめで規律正しいママの場合、

実践するときに自分の持っている

「常識」が邪魔をすることがあります。

 

これから挙げる10個は、

どれも「間違った人の考え」

ではありません。

むしろ

真面目で、責任感が強く、

子ども思いな親ほど

信じてしまいやすい常識です。

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でも、

ODの回復過程を“脳と自律神経”の

視点で見ると、

真逆に働いてしまうことがあるので

回復を遅らせてしまうことも事実です。

 

 

①「朝起きられない=怠け」

起立性調節障害は

自律神経の血圧調整が

うまくいかない状態

気合や意思の問題ではありません。

起きられないのは

「やる気がない」のではなく

体が起き上がれない信号を

出しているだけです。

 

②「まずは登校を目標に」

ODの回復指標は

登校日数ではありません。

・笑顔が増える

・起き上がれる

・体調不良が減る

・表情が戻る

・会話が増える

こうした体と心の回復サイン

先に出ます。

結果として、

この先に“行ける日”が増えていく。

順番が逆なのです。

 

 

③「生活リズムを整えれば治る」

整うのは回復したあとです。

不調期に無理に

「早く寝なさい」

「朝起きなさい」を続けると、

自律神経は

「まだ無理なのに」と

さらに緊張し、悪化しやすくなります。

 

 

④「薬を飲めば大丈夫」

薬は大切な補助です。

でも、

ストレス環境や関わり方が

変わらなければ症状は戻ります。

 

ODは「体だけ」の問題ではありません。

 

⑤「検査で異常がない=問題ない」

ODは機能異常

血液検査や画像検査ではわかりません。

 

「異常なし」と言われても

苦しさが消えるわけではありません。

 

⑥「体の病気だから心は関係ない」

心理的ストレスは自律神経にとって

強いブレーキになります。

プレッシャー
不安
親の焦り

これらはすべて

体の症状を悪化させます。

 

⑦「少しずつ慣らせば

行けるようになる」

回復前の“慣らし”は、

交感神経をさらに酷使します。

結果、「頑張ったあとに大きく崩れる」

を繰り返しやすくなります。

 

⑧「家で甘やかしているから

長引く」

実は逆です。

安全な環境があるからこそ

自律神経は回復モードに入れます。

甘えは依存ではなく

回復に必要なプロセスです。

 

⑨「思春期が終われば自然に治る」

放置すると、脳の反応を大人に持ち越し

その結果、思春期特有の体の成長が

終わった後にも症状が続く方が

一定数います。

 

女の子で49%、

男の子で26%くらいというデータも。

 

回復には“待つ”ではなく

正しい関わりが必要です。

 

⑩「親が焦るのは仕方ない」

とても自然な感情です。

でも、親の不安は言葉より先に

子どもの自律神経に影響します。

 

だからこそ

親の土台を整えることが

回復の近道になります。

 

ここまで読んで、

「私、間違ってたのかな…」

と感じた方へ。

 

大丈夫です。

これらの常識は今まで

誰も教えてくれなかっただけです。

 

起立性調節障害の回復は、

根性でも

見守りでもなく、

理解と順番通りのサポートで進みます。

 

あなたも回復の順番と

適したサポートをしり、

正しい順番で回復を加速させませんか?

 

私がこの発信を続けているのは、

「頑張っているのに、

正解を間違えさせられてきた親子」を

何百組も見てきたからです。


苦しんでいるのは、

子どもだけではありません。


わからないまま、

焦りと不安を抱えてきた親御さんも

同じです。


回復は、才能や根性ではなく、

正しい理解から始まります。

 

私は、

「その関わり方では回復しない」

と分かっていながら、


誰もはっきり教えてもらえずに

苦しむ親子を、

もう増やしたくありません。

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回復には、偶然も、運も、

根性もいりません。


必要なのは、

脳と自律神経の仕組みに沿った

“正しい関わり”だけです。


だから私は、この事実を、

今日も伝え続けています。

 

今日はここまでです。

 

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