1.起立性調節障害の回復期は「あと少し」に見えて判断がズレやすい
回復期のお子さんのサポートについて
とても大切なお話をします。
「あともう少しだと思うんです。」
というママから
「最後の一押し、
どうしたらいいですか?」
という内容のお話をいただいたりします。
家では体調も少しずつ安定してきて、
表情もやわらぎ、
笑顔も見える。
そんな様子を見ていると、
ママの頭にふと浮かぶ言葉があります。
「もう少しじゃない?」
「そろそろ大丈夫そう」
「きっかけさえあればきっと行ける!」

実はこのタイミング、
一番判断がずれやすいタイミングです。
あと一押しで何とかなる…
そう思いがちなのですが。
回復期が一番、おうちの方の
力が試されるところになります。
回復期(回復5段階の5つめ)になると、
お子さんは徐々に学校に
トライし始めるようになります。
ママの中には、
こんな気持ちが同時に存在しています。
・よくなってきたことが嬉しい
・ここで止まりたくない
・また戻ったらどうしよう
・もうこれ以上休ませたくない
だからつい…
✔ 背中を押す
✔ 少し無理をさせる
✔ 「できそうだよね?」と期待をかける
悪気はありません。
むしろ、希望があるからこそです。
でも、なぜここからが難しいのか?
理由はシンプルです。
2.なぜ回復期ほど“背中を押す判断”が逆効果になりやすいのか
回復期は
「できるように見える」と
「ストレスに耐えられる」が
一致していないことが多いから。
・体は少し動く
・気持ちも前向き
・でもストレス耐性はまだ低い
この状態で一気に負荷をかけると、
脳はこう判断します。
「やっぱり危ない」
「またつらくなった」
すると、
✔ 体調が崩れる
✔ 不安が強まる
✔ 一気に逆戻り
ママが一番怖い展開が起きやすいんです。

「休ませるのがこわい」と感じたら、
回復期はうまく行きません。
そんな時は立ち止まって
考えてほしいんです。
今のサポート、
“前に進ませるため”になっていますか?
それとも
“戻らせないサポート”に
なっていますか?
この2つ、似ているようで
判断軸がまったく違います。
▼起立性調節障害をこじらせない!
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3.回復期の判断基準は「行動量」ではなく「回復力」で見る
私は、
回復期の判断をこう整理します。
「行動量」ではなく「回復力」を見る
・今日登校したかではなく
→疲れを翌日に持ち越していないか
・一回できたかではなく
→その後、気持ちが安定しているか
回復期の正解は
「小さなストレス×回復」
回復期に必要なのは、
✔ ストレスをゼロにすることでも
✔ 一気に負荷をかけること
でもありません。
小さなストレスをかけて、
ちゃんと回復する経験を積むこと。
・短時間
・成功しやすい
・引き返せる安心感
そして何より大事なのは、
ママが結果で一喜一憂しないこと。
回復期のサポートの判断に迷ったら…
「このサポートで、
子どもの“回復力”は育っている?」
もし答えに迷ったら、
それはまだ負荷を足す段階ではない
というサインかもしれません。
回復期こそ、
ママの判断が
お子さんの未来を守ります。
焦らなくて大丈夫。


