さて今日は
「繊細な子、なぜこんなにも
ネガティブ思考なのか…」
についてのお話です。
前回のメールでは
「環境が変わっても
同じことで悩んでしまうことがある」
というお話をしました。
今日はその理由を
少しだけ深くお話しします。
繊細な子の脳は
例えるなら
「感情センサー」が
とても敏感です。
普通なら気にならないことも
・ちょっとした表情
・声のトーン
・何気ない一言
こうしたものを
「もしかして嫌われたかも」
「変に思われたかも」
と強く受け取ってしまいます。
さらに、
そのネガティブに受け取った出来事を
何度も思い出してしまう。
頭の中で
繰り返し再生されるような状態です。
そしてもう一つ。
繊細な子は
「人の気持ちを読む力」が
とても高い傾向があります。
一方で自分の気持ちには
疎い傾向があるんです。
これは本来
とても素晴らしい力です。
でもその分、
相手の反応に合わせて
「こうした方がいいかな」
「こう言わない方がいいかな」
と自分を調整し続けてしまう。
つまり
ずっと気を張っている状態です。
こうなると
外では頑張れるけれど
家に帰ると
どっと疲れが出たり
小さなことで崩れてしまう。

これが
繊細な子の脳で起きていることです。
だから、
環境が変わっても
また同じように疲れたり
落ち込んだりしてしまうことがあります。
それからもう一つ、
繊細な子はママにちょっと
アドバイスされただけでも、
「叱られた」
「注意された」
とネガティブに受け取ります。
希望を口にしたときに
「いや、こうした方がいいよ」と
いわれるだけで自己否定が入るんです。
だから、ちょっと油断すると、
ママとの間でも愛着の形成が
できにくくなかなか自己肯定感が
育たないお子さんでもあります。
それに輪をかけて思春期は
おともだち関係の複雑化、
勉強の高度化、
生活態度自体が評価の対象になるなどの
環境的な負荷に加え、
ホルモンバランスの変化など
生理的な変化も心身に負荷をかけます。
非常につらい時期に入るんです。
でも逆に言うと
この特徴を知ってサポートすると、
お子さんのこの精密さは
いい方向に「賢さ」「やさしさ」
として突出してきます。
「受け取り方」や「脳の使い方」は
関わり方で変えていくことができます。
次のメールでは
この反応が変わると
子どもにどんな変化が起きるのか
少し未来のお話をしていきますね。

今日はここまでです。


