さて今日は
「朝起きられない子、
実は2タイプに分かれます」
というお話です。
「また今日も起きられなかった…」
朝、布団の中で動けない
我が子を見て
ため息が出る日、ありませんか。
声をかけても反応がない。
やっと目を開けても、また閉じる。
その姿を見るたびに
「どうして?」
「このままで大丈夫なのかな」
そんな不安が押し寄せてきますよね。

ここで、少しだけ
大事な視点をお伝えします。
実は
「朝起きられない」といっても
大きく2つのパターンがあります。
①学校の日は起きられないけど
休みの日は起きられるタイプ
→この場合は
“危険を感じる場所に行くことへの負荷”
に脳が反応している状態。
②休みの日も含めて起きられないタイプ
→この場合は
エネルギー自体がかなり低下している状態
この2つ、関わり方が変わります。
でも共通しているのは
「体の問題だけではない」ということ。
①のタイプの平日だけ起きられない子は
明らかに「学校」に対する
危険信号があるタイプ。
本人が自覚していなくても、
(こんな子は「行きたくても行けない」
が決まり文句です。)
学校=危険な場所と脳が反応しています。
例えば学校で
・みんなの前で叱られた
・お友達とうまく行かない
・授業についていけない
・先生の怒鳴り声が耐えられない
こうした負荷が積み重なると
脳の中の“危険を察知する部分”が
過敏になり学校を想起すると
常に緊張状態になります。
②のいつも起きられない子。
朝起きられない状態の裏では
脳が限界を迎え
いかなる場合も
「これ以上は危険」と判断して
ブレーキをかけています。
こんなお子さんは
おうちでもまだまだ不安や緊張を
感じている状態。
この状態が続くと
脳は自分を守るために
「動かない」という選択を取ります。
ここで無理に起こそうとすると
どうなると思いますか?
脳はさらに
「やっぱり危険だ」と判断し
ブレーキを強めます。
ここで無理に起こそうとすると
どうなると思いますか?
脳はさらに
「やっぱり危険だ」と判断し
ブレーキを強めます。
だから今必要なのは
「動かすこと」ではなく
脳の安心モードを起動させること。
ここでこの状態を無理に押してしまうと
脳の緊張が長引き
・不安が強くなる
・眠れなくなる
・思考がネガティブに偏る
さらに進むと
・うつ状態
・パニック
・摂食の問題
・強いこだわり(強迫的な状態)
こうした形で表れることもあります。
だからこそ大切なのは
「今はどんな状態なのか」を
見極めること。
そして
ただ休ませるだけではなく
脳の回復段階にあった
関わり方をすることです。
実際に
動けなかった子が動き出すときは
・朝の関わり方が変わったとき
・「できていない」ではなく
「できている」に目が向いたとき
・親の焦りが抜けたとき
こうした変化が重なっています。
いかに早くこの「安心モード」
を作ってあげるかが肝です。

朝を変えるカギは
生活習慣の管理だけではなく
(特に初期は整えようとしない方がいい)
脳のブレーキをゆるめること。
もし今、
「何をしても変わらない」と
感じているなら
それは努力が足りないのではなく
アプローチの方向が違っているだけ
かもしれません。
このまま無理に動かすのか
それとも、整えて動ける状態にするのか。
ここが大きな分かれ道です。
春休みは実は①の子も②の子も
チャンスの時期。
①の子は好きなことでどんどん
行動させて脳の成長を加速できます。
②の子は思う存分休ませて
安心モードを届ける時期です。
ここで一つだけ、
とても大事なことを
お伝えさせてください。
この1か月は、
その後の1か月とは
まったく意味が違います。
春休みは
・学校という負荷が一度リセットされる
・周りとの比較が一旦止まる
・脳が回復しやすい状態になる
つまり
「立て直し」ができる1年の中でも
数少ないタイミングです。
さらにここに
「進級」という要素が重なります。
新学期は
・クラスが変わる
・先生が変わる
・周りも同じスタートラインに立つ
つまり
“リスタートが自然にできる
タイミング”です。
この2つが重なるのは
1年の中でも
ほんの数回しかありません。
逆に言うと、
ここを逃すと
・今の状態を引きずったまま新学期に入る
・「行けない」がそのまま固定される
・周りとの差を感じやすくなる
という流れに入りやすくなります。
だからこそ今は、
「様子を見る1か月」ではなく
“流れを変える1か月”です。
このタイミングでどう関わるかで
新学期のスタートが変わり、
その先の1年の過ごし方も変わります。
明日のメールでは、
実際に
「たった2週間で登校し始めた子」が
どんな状態から、
どんな関わりで変わったのか
具体的にお話しします。
「今からでも間に合うのか」
その視点で
ぜひ読んでみてください。
今日はここまでです。


