自室に引きこもり、「うるせえ、くそばばあ」しか言わない子が進路を決めて勉強し始めたストーリー

停滞期

1.勉強にサッカーに頑張っていた子の起立性調節障害

小学校からサッカーのクラブチームに入り、
勉強と両立して頑張っていた男の子。

中学に入り、部活もサッカーを
選び頑張っていました。

それが、夏休み前から

頭の痛みやおなかの痛みが出てきて、
サッカーを休みたがるように。

夏休みの間は休みが多くなり、
2学期が来ると初日から
朝起きられない状態に。

そう、起立性調節障害の
発症でした。

ママは急なお子さんの変化に
とても驚き、最初は
午後からでも通わせようと
必死でした。

ですが、ご自身もシングルマザーで
フルタイムでお仕事。

途中から送迎するのは
難しい状況でした。

せめて、帰宅してからは
お子さんとじっくり関わりたい、
とドア越しに話しかけるのですが…

帰ってくる言葉は
「うるせえ、くそばばあ!」

ママもこんなやり取りに
さすがに疲れ切っていました。

 

2.サポートを開始したけど、引きこもりがちで会話にならない…

そんなママでしたが、
お子さんのために私が変わりたい
有休を取って受講を開始。

最初にぶつかった壁が、
「会話しようにも
部屋から出てこない」こと。

ママもお困りでした。

ですが、こんなママにお伝えしたのが、
言葉以外で肯定を伝える方法です。

人の脳は言葉そのものの情報よりも
非言語情報をいちはやく、大きく
受け取ります。

ですから、言葉だけでなく
お子さんが感じるママの気配や
耳に入る音、雰囲気などすべて

肯定を伝える手段なのです。

ママにしてもらったのは、
鼻歌を歌う
階段を軽やかに昇る
好きな曲をかけて家事をする

こんなことでした。

すると、次の日早速メールが
届いたんです!

「大下さん、鳥肌が立ちました。
息子がなんと、部屋から出てきて
自分から話しかけてくれたんです!」

 

非言語情報の効果でした。

 

3.それから3か月後のお子さんの変化

そこからどんどん
お子さんとの
コミュニケーションが増え、
ますます会話や笑顔が増えて
行きました。

 

すると、そのあとから
映画や買い物に親戚や友人と
出かけるようになりました。

数か月ぶりに美容室にも
行くことが出来、
お客さんが来た時には
リビングで一緒に過ごすように。

同居していて、一時期
仲の良くなかったおじいちゃんとの
仲も回復し、本来のやさしさを
発揮できるようになりました。

そうして3か月後。
お子さんがなんと
自分の進学先について
自分から相談してきたんです。

「専門学校に行きたいこと、
そのために勉強をしたいこと。」

をママに伝えるように
なりました。

ママは

「まさか、将来のことを
考えていたなんて、正直すごく
驚きました。

息子は息子でしっかり
成長していたんですね。」

そう話されました。

ひきこもりで会話にならない
お子さんも
しっかりお家で脳を育てることが
できますよ^^

 

 

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