1.子どもに正しさを教えたかった先生ママ
昨年の秋ごろ、
小学校で先生をしている
高校生の女の子のママが
受講に来られました。
起立性調節障害になり、
なかなか起きられない、
動きだない、
感情的な娘さんに
イライラしたり、
不安になったりしていました。
「もっと、しっかりしてほしい」
「やればできる子なのに、
なぜ起きないのか、分かりません。」
と話されており、
学校の先生ならではの
「正しさ」への意識が高い方だと
感じました。
それはご自身が歩んできた道に
成功体験としての実感があるからこその
愛情からくる「正しさ」だったの だと思います。 でも、それがお子さんの脳タイプに フィットしなかったからこそ、 病気の回復が長引き、 動き出せずにいました。 お仕事のお忙しさがあるがゆえに セミナーへのご参加も何度か 見送られて、受講の機会が 遅れていました。 2.受講を決断してからのママの変化
受講をご決断され、
割とすぐに留年が
決まりました。
このころ、ママのストレスは
多大なものでした。
このママが頑張ったところは、
葛藤しながらも、
新しい価値基準を自分の中に
取り入れ続けたこと。
高校生の娘さんを16年間、
育てているんです。
価値基準を変えるのはさぞ
大変だったでしょう。
先生という「教育のプロ」としての
プライドもあったでしょう。
それをかなぐり捨てて、
「おうちで子どもの発達を加速する」
という新しい価値観を
手にしてくださいました。
ママが変れば、必ず
子どもが変わります!
ここからの娘さんの変化成長は
素晴らしいものがありました。
3.娘さんが取り戻した自分の「決定権」と「人生」
娘さんは3か月経つ頃から、
お手伝いをよくするようになり、
朝6時に起きたり、
休みの日には
お父さんと15キロウォーキング
するなどして、
買い物に出かけたりするように。
お父さんとお母さんの
誕生日には手作りの
お菓子を作ってプレゼントしました。
「何にも決められなかった
娘が嘘のように自分の意思で
動き出しました!」
そう話されたのは
それからさらに2か月後。
自分で決めた通信制の高校に、
朝から起きて、
電車に乗り通学するように。
今までよりも遠くの学校に
こんなにきちんと通えることに
ママも驚いていました。
自分で部活を決め、
積極的に参加するように
なりました。
「私はもう大丈夫!」
そう言えるようになり、
ママも心から娘さんの成長を
信じられるように。
「全日制の学校にこだわっていたのは
私でした。
子どもが生き生きと過ごせる学校が
通信制なら、そこがいいに
決まっている。
と今なら心から思えます。」
そう話しておられました。
こうして、
娘さんはようやく自分で決めた
自分の人生を歩み始めたのでした!
ママの価値観や常識は
子育てをする上で、
時にすごく成長の邪魔をします。
良かれと思っていても、
無意識での言動は
お子さんの脳にしっかりと
届いてしまいます。
だからこそ、
お子さんの脳タイプにあった
かかわりに変え、
お子さんの力を最大限に
伸ばすことが必要なんです。