カンニングを疑われ人間不信になった中1男子が2か月で学校復帰したストーリー

生徒さんの変化

1.中学受験で入学、慣れない環境でカンニングを疑われ不登校に

中学受験で志望校に入学。

でも初めてのテストで
緊張のあまり、
腹痛を勃発。

お腹を抱えて落ち着きがない
様子を先生が見て、
カンニングと疑れてしまいました。

それがショックなできごと
だったんですが、

それ以降も緊張度の高い学校で、
持ち前のこだわりを発揮して、

担任の先生と何度も
口論になるという事態
引き起こします。

実は「自信を失う」経験が重なると、
元々不安を感じやすいお子さんは
よりこだわりに固執するという
変化をきたします。

さらには急な予定変更を
嫌うようになり、
見通しの立たない
新生活に疲弊していったのでした。

そんなストレスが度重なり、
7月には起立性調節障害を発症、
不登校になりました。

2.不登校生活でもやりたい活動は積極的に

そうやって不登校になったものの、
自分の通っていた森の幼稚園の
ボランティア活動には

積極的に参加。

そこでのびのびと
「人の役に立つ」経験を積み、
自然の心地よさに触れ、
元気に過ごされていました。

ですが、学校の話になると、
明らかに嫌がる様子があったのです。

ただ、自分の好きなことで
行動するというのは
大変脳を育ててくれます。

自己効力感が育ち、
固執していたこだわりも
緩んできたようにありました。

 

3.好きなイベントをきっかけに2か月で学校復帰

そんなこんなで夏休みの間も
好きなように過ごしたこの男の子は

9月の体育祭の練習を
きっかけに学校にトライし始めました。

もともと運動が得意で、
体育祭は心躍るイベント
だったのです。

自己効力感と柔軟性が育っていた
男の子の学校復帰は
ママが思うよりスムーズでした。

得意な運動の分野で
力を発揮でき、

そして、急な予定変更があっても
「今日はいきなり6時間目が
国語になってさあ。」
と難無くやり過ごせるように
なっていたのです。

これにはママもびっくり。

こんなふうに順調に
回復し、学校を楽しめるように
なっていきました。


こだわりの強いタイプの
お子さんも柔軟性を身に着けると、

新しい場所になじむことが
できます。

早めの対処が
回復もスムーズにしてくれますよ。

 

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