さて今日は
「夏休みで解決!
起立性調節障害の子のこだわりの強さ
解消術!」
についてのお話です。
なんとしてでも朝起きる、
なんとしてでもこれだけはやる、
逆にちょっとでもうまくいかないと
もうやらない…
こんなこだわりの強さに困って
いませんか?
実はこれ、
いくら「大丈夫だよ」
「こっちの方がいいよ」と言っても
解消されません。
なぜなら、
こだわりの強さは不安が強い時ほどに
強くなるから。
なんどしてでも…と
お子さんがこだわっているうちは
つまり、不安が強いうちは
アドバイスも指示も脳が
はじき返します。
だから、
どんなにいいアドバイスも
効果なしなのです。
往々にしてこのこだわりは
お子さんの学校復帰を妨げます。
朝の支度にこだわり時間がかかる、
宿題にこだわり終わらないから行かない、
時間にこだわり、遅れたらもう行かない。
お友だちが違う意見で想い通りに
できなかったからもう嫌だ。
こんな風に
あらゆる場面でこだわりが
集団生活のネックになります。
ではこれってどうやって緩めるか…
それには、
まずはお子さんを受け入れることから。
こだわりの緩め方は実は決まったやり方が
あります。
①お子さんの主張を受け入れる
②緩んできたら少し違う提案をする
こんな方法で緩めていきます。
まずは何をおいても肯定です。
肯定しないと
脳のストレス反応は過剰なまま、
どんなにいいアドバイスも
はじき返すのですから。
まずは過剰反応を緩める肯定です。
完全に肯定できない時も
「なるほどね」
「そう思うんだね」
と一旦受け入れる姿勢を見せましょう。
そうして、
肯定を続けたうえで
お子さんに笑顔が見えたり、
会話が増えたり、一緒に過ごす時間が
増えてきたら、
少しずつ緩める会話をしましょう。
たとえば、
私は息子が着物や下駄しか身につけない、
そんなこだわりを見せたことが
ありました。
(ほかにも、体育すわりをしない、
行進をしない、掃除しない奴は許さない
などたくさんこだわりがありました。)
もうどこにいくにも
それしか身につけないのです。
そんな時にやったのは
まずは着物や下駄を肯定です。
「いいね、着物ってママも大好き」
「すっごく似合ってるね」
そんな風に肯定しました。
そうして、
息子の表情が緩んできたのを機に
(約2週間くらい)
買い物の際に
古着屋さんに寄ってみたり、
かっこいいスニーカーを見て
「これって有名人の○○さんが
はいてたやつだよ」
と息子のこだわりの幅を広げる会話を
増やしていきました。
すると、
そのあとは意外と簡単に
古着&スニーカーに移行して
いきました。
これだと、どこを歩いていても
違和感はありません。
集団でもなじめる、
そんな状態になりました。
いかがでしょうか?
こだわりの緩め方はどれも一緒です。
ぜひママが緩めるための会話の材料を
たくさん準備して、
夏休み中に余計なこだわりを
解消してあげましょう。
今日はここまでです。