さて今日は
「新学期目前、
ふさぎ込んだお子さんの
本音を引き出すホームカウンセリング」
というお話です。
新学期行けなかった…
もしくは新学期目前、ふさぎこんでいる…
こんな様子のお子さんに
どうサポートしたらいいかわからずに
困っているママはいませんか?
お子さんの力をお家で育てて
その力が「学校ストレス」を超えたときに
学校に行けるかも…と思えるように
なります。
つまり、おうちで育てている力が
まだ不十分なら当然登校はできません。
ですが、その仕組みを知らずに
淡い期待だけで応援すると
必要以上にがっかりしたり
傷ついたりします。
まずはしっかりお家で脳を
育ててあげること…なんですが、
そのうえでお子さんが新学期直前
ふさぎ込んでいる場合の対処法を
お伝えします。
お子さんが新学期ふさぎ込む理由は
主に3つです。
①ネガティブな記憶が強く残るため、
緊張度が増す
②自分の気持ちを言葉にできない
③おうちの方の期待に反応する
こんな理由です。
ネガティブな記憶が強く残っており、
同じような状況でその記憶が
フラッシュバックします。
何度も同じ経験をしたかのような
感情が湧き起こりよりネガティブに。
そんな記憶や感じていることを
言葉にして伝えることが苦手なため
吐き出すことができません。
ため込めばため込むほどに
ネガティブさは増していきます。
親御さんの期待もプレッシャーに
なります。
基本的には「良い子」たちですから、
親御さんの期待を感じ取っては
応えようと思うのですが
どうしても心と体がついてこないのです。
こんなお子さんにやってほしいのは
2つです。
①まずはお子さんの言うことに普段から
ジャッジを加えない!
これがいいな、
ここに行きたいな、
勇気を出していったことに対して
「それはだめでしょ」
「こっちのほうがいいに
決まってるじゃん」
などジャッジを加えると
自分の意見や感情はとるに足りないもの
と誤学習し、後回しに
するようになります。
言葉にせずとも、
ちょっと眉間にしわが寄るだけで
あるいは声のトーンが低いだけで
否定された!と感じるのです。
まずはジャッジをやめて
「そう思うんだね」と普段から
受け止めてみましょう。
そのうえで、
「元気ないけどどうしたの?」など
声をかけてみてください。
そして②つ目、
それはお子さんが話し出したら
大人の意見は封印!です。
お子さんが自分の気持ちや意見を
話し始めたら
大人の意見は封印しましょう。
聞くに徹しながら、よく観察し
どんなことをどんなふうに
受け止めているか理解してみましょう。
時には、どうしてそう思うの?
ほかには?など相槌を入れて
話を引き出しやすくしながら、
一通り話し終えたら
「なるほど」「そう思うんだね」
で共感します。
ここまでくるとお子さんの気持ちは
いったんすうっと落ち着きますので
気分転換を手伝ってあげたり、
一緒に作戦会議もできますよ。
ぜひ、ネガティブな記憶をこれ以上
ため込まないようにサポートを
してみてくださいね。
お子さんと込み入った話ができない
ご家庭はそれ以前に信頼関係や
自己肯定感を育てる必要があります。
順番通りに育てていきましょう。
今日はここまでです。