さて今日は
「休み慣れ⁉
行けそうなのに学校に行けないわけ!」
についてです。
お子さんが動けないまま、
2学期も1か月半過ぎようとしています。
朝起こしても反応がなく、
昼夜逆転も戻らない。
「そろそろ行けるかな?」と
期待した気持ちが、
「またダメだった…」に変わる日々。
このままでいいんだろうか…
休み癖がついてるんでは⁉
そんな、“焦る心”に
飲み込まれそうになっていませんか?
親の焦りは
「何とかしたい」と思う愛情の裏返し。
でも、ママの焦りは
親子の間に見えない緊張を生み出します。

この緊張が続くと、
子どもの脳はストレスへ過剰に反応し、
さらに動けなくなる。
実は、
ここが“見えない悪循環”の
始まりなのです。
子どもは親の表情・声のトーン・
語調などから、
無意識に“安全か危険か”を
読み取っています。
親が焦っていると、
どんなに優しい言葉でも、
子どもの脳は「危険信号」と
受け取ってしまうんです。
だからこそ、
焦りにつながる
✔うちの子だけ取り残されちゃう。
✔このままこの状態だったらどうしよう。
✔この子の未来はいったいどうなるの?
こんなママのネガティブ思考を手放せば
お子さんの「行きたいけど行けない」
本当の課題に向き合うことに
シフトチェンジできます。
昨年10月に来られた中学1年生
女の子のママ。
お子さんが1学期末に不登校になり、
どうにか学校に行かせないと!と
背中を押すことに必死になっていました。
言わない方がいいとわかっていても
朝起こしたり、学校に行かせようとしたり
勉強の話を口に出したり、
スマホの制限時間を一方的に決めたり
お子さんを想うがゆえに
焦りをぶつけていました。
カラダは良くなっているのに、
一日中スマホばかりで
「休み慣れしているのでは?」
と感じていたそう。
ですがこれは、
休み慣れしているわけではないのです。
お子さんの力がまだ学校ストレスを
超えないからなんです。
例えば、
✔空気を読みすぎて集団がしんどい
✔一方的なコミュニケーションで
失敗体験を積んでいる
✔人の期待に添わなければと
過度の緊張をしてしまう
✔失敗を非常に恐れる
こんなお子さんの本当の課題を
クリアしていないから
いつまでも学校がしんどい場所
なんです。
だから、ただ体が治るのを
見守るだけではだめ。

同時に、お子さんの本当の課題に
向き合い、脳を育てていく視点を
忘れないでください。
スマホに例えるなら、
電源は入るようになったけれど、
アプリ(=受け取り方・思考・行動)は
まだ古いまま。
バージョンが合わないままだと、
アプリがうまく動かずフリーズ
してしまうんです。
だからこそ、
「もう元気そうに見えるのに動かない」
のは怠けではなく、
まだ“アップデートが必要な状態”だから。
本当のゴールは、
“アプリのアップデート”なんです。
そのための第一ステップは
「肯定」です。
条件付きの肯定ではなく
絶対的な肯定で
学校に行っても行っていなくても
その子の存在を受け止めましょう。
何時に起きてきても
「おはよう、調子よさそうね」
「歯磨きしたんだね」
「ご飯できているよ」
などお子さんのありのままを
受け止めることに挑戦してみてください。
まずはそこがスタートラインです。
きょうはここまでです。


