さて今日は
「起立性調節障害の子は
起きてからも大変です。」
というお話です。
起立性調節障害の子って、
朝起きさえすれば
もう大丈夫って思っていませんか?
「起きたらもう大丈夫でしょ?」
そう思われがちですが…
起立性調節障害の子にとっては
ここからが本当の勝負なんです。
まず、
体を起こすだけでフラフラ…
脳がまだ寝てる状態のまま
起こされると、
そのあと二度寝したり、
朦朧としたまま不機嫌で過ごしたり、
よりストレスを感じる時間になります。
そうこうしながら、
ようやく覚醒してきたとおもったら、
そんなときに起きるのが
“こだわり”です。
服の素材、髪型、朝のルーティン
一つでも崩れるともう動けない。

遅刻しそうなのにこだわり続ける
お子さんにイライラしますよね。
それにさらに拍車をかけるのが
“人の目”がすっごく気になる。
過去にうまくできなかったことを
思い出して
「また失敗したらどうしよう…」
と不安になり、
それだけで足が止まります。
マイペースに見えるのは、
のんびりしてるんじゃなくて
“必死に整えてるSOS”なんです。
そして、いよいよ限界になると
ドーン!!!とかんしゃく。
でもお子さんだって
怒りたいわけじゃないんです。
脳がストレスに耐えられないだけ。
こんなふうに、
起きられたのに動けない理由が
ちゃんとあるんです。
だからママができることは、
しっかり覚醒している時間に
脳をどれだけ活動させるかということ。
ストレスに強い脳を育てることです。
脳の活動量を上げていけば、
感情コントロールや
人の意見を聞き入れる力が育ちます。
今、目の前の起きられないお子さん、
マイペースなお子さんに
フォーカスするのではなく
まずは「安心」の確保。
それから、
スモールステップでできたの積み重ねが
必要です。
ストレスでつぶれそうなココロとカラダを
リセットするためには
ココロの安全を先に作りましょう。
そして
「今日はここまでできたね!」
小さな成功体験が不安を解消して、
安心や自信を育てます。
1ミリでも進んだら100点満点!
もどかしいようですが
これが一番の近道です。
2025年の最後、
お子さんの挑戦につながる
ラストスパートの1か月にしませんか?
今日はここまでです。


