起立性調節障害の回復には5段階ある!回復段階を知ることが重要です!

混乱期

1.起立性調節障害の回復5段階

みなさん、起立性調節障害って
どんな経過をたどるか、

何時頃治っていくのか
全く先が見えずに不安ですよね?

実は回復の5段階があります。

各段階の特徴やそれぞれの時期
すべきサポートは実は決まっていて、
確実にステップを踏ませることで

回復を加速することが出来ます

2.起立性調節障害の子の回復段階とは?

◆SOS期

これはお子さんに体調不良が出始める時期。

「頭が痛い」「おなかが痛い」
といって休み始める時期です。

時々、「行きたくない」という
言葉で表現できるお子さん
いますが、

たいていの場合、
言語化できる前に身体症状が
出てきます。

このころ、病院に行くと
過敏性腸症候群や
片頭痛として薬が出され
様子見になることが多いです。

◆混乱期
休みが増え始め、
親子ともに混乱する時期。

お子さんは不登校になりたくない、
何でこんなことに⁉

と自分を責めたり、
人にどう見られるかを気にして
焦りや不安でいっぱいに。

お家の方も事の重大さに気づかずに、
出席日数や内申点が気になり、

多少無理をしてでも
通わせようとします。

お互いに疲弊していく時期です。

◆停滞期

そして、停滞期です。

お子さんもお家の方も
病気や不登校を受け入れ、
お家で安心して過ごせる時期。

でもこの時期は本当に安心しているかというと
決してそんなことはありません。

ゲームやスマホにはまることで
現実逃避したり、

ゲームにより簡単に出る報酬物質で
ますます依存していきます。

◆転換期
この時期はだんだんと外の世界や
ゲーム・スマホ以外に
興味・関心を示す時期。

自分の好きなことを中心に
行動量を伸ばし、
脳の発達を加速させる時期。

好きな活動で成功体験を積む事で
どんどん脳を活発にしていきます。

◆回復期
この時期は集団にトライし始める時期。
行っては休みを繰り返し、
徐々にストレス耐性をつけ、
戻っていく時期です。

3.回復のステップをしっかり踏ませるしかない

こんな回復段階を
確実に踏ませることでしか、

起立性調節障害の子は
回復していきません。

飛び級制度はないんです。

だから、それぞれのステップを
確実にどう踏ませるかの
確かなスキルがあるかないかで
回復までの長さが決まってきます。

4.受講して3か月でSOS期から回復期まで一気に駆け上がった小6男子のストーリー

この男の子のママは
当初、行きしぶりをしているわが子を
無理に学校に通わせていました

当然、良かれと思ってです。

給食の時間にネガティブな記憶を
宿しており、
その時間を避けるように登校していました

でも、そうすればするほど
体調不良はひどくなり、

いつになったら本当に良くなるのかと
途方に暮れていたんです。

受講を開始し、
回復段階をスムーズに
踏ませることを知りました。

思い切って休ませる決断をし、
脳への負荷を取り去ることにすると、

徐々に体調不良は改善。

3か月後、このお子さんは
自分の意思でフル登校できるように。

緊張度の高かったバスケの試合も
けがをしても最後までやり遂げたいと
監督に直談判し、

最後まで試合を全うするほど
たくましく成長していったのでした。

監督も
「何を聞いても首をかしげて
自分の意見を言えなかったのが
本当に成長しましたね」
というほどに。

5.回復のステップを確実に踏ませる方法とは?

それぞれにすべきサポートは
決まっています。

◆SOS期
この時期はお子さんをよく観察して、
背中を押すか
癒すか見極める時期。

休ませる選択肢も
行かせる選択肢と同様に
準備していてほしいもの。

上手に休ませると、
混乱期までこじらせずに
回復します。

◆混乱期
この時期は脳の負荷をゼロにする時期。
そうすることでしか
次のステップに進めません。

◆停滞期
この時期はゲームやスマホに
はまりやすく、

脳が省エネモードになる時期。


脳の活動量を上げるために、
ママの行動を引き出す誘い方が
ものをいう時期です。

◆転換期
好きなことで動く時期。
「暇だ、何かすることない?」
こんな言葉が聞かれ始めたら

積極的にお子さんの好きなことで
連れ出しましょう。

この時期の成功体験が
次の苦手なことへ挑戦するフェーズで
大いに力を発揮します。

◆回復期
この時期はお子さんの様子を
よく観察し、

背なかをおす、癒すの使い分けで
行ったり休ませたりしながら、

徐々に実践レベルのストレス耐性を
つけていく時期です。

ここにもママのスキルが
必要です。

このようにすべきサポートは
決まっており、

各ステップを上手に促す、
知識やスキルも講座には

たくさんあります。

詳しくは別の記事でお伝えしますね。

お子さんの未来を悲観せず、
すべきサポートをしっかり実践しましょう。

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