起立性調節障害かもしれない時の正しい休ませ方!

こだわりタイプ

朝起きられない、腹痛、頭痛が続くときの休ませ方!

中学生や高校生実に10%、
小学生5%がかかっているといわれる
起立性調節障害。

 

なんですが、
知らない人は知らない…

 

学校ではクラスに4人はいるはずの
起立性調節障害の子のことを
病名すら知らない先生もおられます。

 

正しい知識がないばかりに
親御さんも先生も
適切な声かけが出来ずに

 

子どもにさらなるストレスを与え、
こじらせていくケースが実に多いです。

 

こんな時期に
出席日数内申点を気にしすぎて
背中を押しすぎると

 

脳の過敏さが増している
起立性調節障害の子には

さらに負荷がかかります。

 

どんどん自律神経への負荷は増え、
不安も増していくという

負のスパイラルを回り始めるんです!

 

だから、

「起立性調節障害かな?」
と思った時の初期対応が
その後の回復過程を左右する
実はとても重要なポイントなんです!

 

無理をさせるとこじらせるワケ

お子さんが

「おなかが痛い」「頭が痛い」
「なんだか行きたくない」

そんな心身の不調を訴え始めたら、
すぐに対応が必要です。

出席が…、内申点が…
なんて言っている場合ではないんです。

 

とはいえ、この時期は事の深刻さに
気づいていない親御さんがほとんど

 

病院に行っても
過敏性腸症候群ですね
片頭痛ですね
と言われるので、

 

そうかと思い、
出された薬を飲ませて、
症状がなくなれば背中を押すんです。

お子さんも自分のストレスに
気づかない場合も多く、

また学校でさらなるストレスを
ため込みながらより状態を
こじらせていきます。

 

すると、より深刻な身体症状が出始めたり、
メンタルも壊していきます。

だから発症しはじめに大事なのは
お子さんをよく観察して、

休ませる選択肢をお家の方が
もっておくこと。

今日はすごく表情がすぐれないな、
すごく体調悪そうだな、

そう感じたら

「今日はお休みしよう」
言ってほしいんです。

当然、出席日数や内申点は
気になるでしょう。

 

でも、正直、そんな問題は
比にならないくらい

お子さんの中では深刻な
事態が始まっているのです。

 

早めの対処がその後を左右する

どうして早めの対処が大事かというと
その後の回復経過を左右するから。

初期対応を間違えて、
こじらせていく

より深刻な身体症状、
メンタルの症状が出てきます。

すると、
それは次のステージに進んだことを
意味します。

 

より親子ともに
焦りや不安で感情が荒れていく時期です。
お互いにすごくしんどさを
感じる時期に突入するんです。

 

「午後から行きなさい!」
「さぼりでしょ!」
「家にいるならせめて勉強だけでも!」

 

と何が起きているか不安でたまらない
お家の方はお子さんを攻め立て、
お子さんは自分を否定する。

そんな深刻な事態になります。

早期に対応していれば、
こじらせずに少し休んで
また回復して行けたものを

わざわざ悪化の方向に進んでいくことに
つながるのです。

 

早期に対応して完全なお休み2週間で復活した小学5年生女子の事例

とはいえ、
普通は起立性調節障害の知識を持った
親御さんの方が少ないので、

なかなか初期対応がうまくいく
御家庭が少ないのは事実です。

そんな中、
初期対応が上手くいき、
こじらせずに済んだ親子の
ストーリー
があります。

もともと、お兄ちゃんのことで
講座を受講されていた

小学5年生の女の子のママ。

娘さんも同じような症状を
見せ始めたと連絡をいただいたのが

小学校5年生の7月でした。

もう、しっかり講座の基本をマスター
されていたママは、

すぐに休ませることを決断!

診断がつくかつかないかの時点で
すでに積極的に休ませる決断を
されていました。

 

最初は
「不登校だと思われたくない」
「学校いかなきゃ!」

とママの提案を聞き入れなかったお子さんも

実際に心身ともにきつさを増していたので、
納得されて休むことにしたのです。

この決断で、
まだ身体症状が深刻化する前に
手を打つことができました。

 

すると、
夏休みをはさんで2か月後

「学校にいきたいな」
から始まり、少しずつ通い始める
ことができました。

実質、まるっと欠席したのは
たった2週間。

 

夏休みをはさんで2か月の間に
体の症状も落ち着き、
メンタルの不安も和らいでいました。

 

起立性調節障害初期のサポート方法

このように、初期に親御さんが慌てずに
確かなサポート力で
休ませてあげると、

 

お子さんのダメージも最小限
済みます。

必要なのはお家の方が
「起立性調節障害かも?」
と思ったタイミングで

起立性調節障害の知識、
回復のルートお子さんの現在地、
各回復段階にあったサポート方法
知ることです。

特に初期は積極的に
脳への負荷を減らしていく時期。

 

知識がないとできません。

 

起立性調節障害は確実な治療法がない
というだけで、
とても不安や絶望を感じやすい病気。

 

だからこそ、
不安や絶望に任せて、
適さないサポートをしてしまう前に

「知る」ということを
まずはしてみてほしいと思います。

知識は武器になります。

ぜひ、お子さんのサポートに必要な
知識を身に着けて、

本当に解決すべき課題と
正しく向き合ってほしい
と思います。

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