褒めても素直に受けとってくれない息子に困惑・・・
小学1年生の息子。
肯定が大事だから褒めよう!と心がけ
「〇〇できてすごいね!」
と褒める。
ところが、息子から帰ってくる言葉は
「別にすごくないし…」
「全然できてないし…」
という言葉。
肯定して自信を持ってほしいから
心からそう思って褒めたのにこの反応…
どうしてこんなに自己肯定感が低いんだろう…
なぜ素直に受け取ってくれないんだろう?!
褒め方がわからない…
と思う毎日でした。
なぜ「すごいね」の褒め言葉が響かないの?
本来褒められ嬉しいはずの言葉。
それなのにどうして素直に受け取ってくれないのでしょうか?
1、「すごいね!」という誉め言葉
肯定の言葉ではあるのですが
具体性がないので成功体験の記憶として残りにくいんです
2、普段叱られることが多く自信をなくしている
このように自己肯定感が低いと
本人がすごいと思っていないことが多く
「すごい」の褒め方では、「本当にすごい…?すごくないよ・・・」と
素直に受け入れられないんです
だからまずは自信を育ててあげること!
そして
そこから具体的に記憶に残るように伝えていくことで
受け入れるようになっていきます。
子どもの自己肯定感をあげるなら「叱らない」が一番!
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「できた」を引き出す!自己肯定感を育む上手な褒め方のコツ
自信をなくしてしまっている子には
どのような対応をすればいいのでしょうか?
まずは自信をつけてあげることが何よりも大事になってきます。
わかりやすい肯定を拒否するのなら
「わかりにくい肯定」をしっかりとしてあげます。
「わかりにくい肯定」とはこんな肯定です。
・気づいていると知らせる実況中継(〇〇してるんだね!)
・次の活動に誘う(〇〇しよっか!と切り替える)
・興味関心を示す(これなんていうの?どうやってやるの?)
・ジェスチャー(OK、グッジョブサイン)
そして自信が上がってきたら
「行動した事実を肯定する」ことをしてあげます。
例えばこんな言葉。
「毎日おやすみ言えてるね!」
「歯医者さんいきたくないって言ってたのに行けたね!」
子どもの行動を具体的に言葉にして肯定することで
こんな効果があります。
・自分ができたことを自覚できる
・小さな成功体験を積み重ねられる
自己肯定感が低く自信がなかったわが家の小学1年生の息子に
わかりにくい肯定を日々実行し、
行動を具体的に肯定するようになって
こんな変化がありました。
「歯医者さんいきたくないって言ってたのに行けたね!」
と伝えた日…
息子が寝る前に突然、
「ヤダって言ってたのに歯医者行ったよねぇー、頑張ったよねー!!」
と自分で
「できた!」
を認める発言がありました。
「すごいよね!」とだけ伝える褒め方よりも
自信をつけてあげて
「行動を具体的に肯定する」ことを積み重ねることで
「ボク頑張った!こんなことできたんだ!」
と認めることができるようになります。
今日から「すごいね!」の肯定だけでなく
肯定のバリエーションを増やして、小さな成功体験を増やしてみませんか?
執筆者:彩野紗江
(発達科学コミュニケーショントレーナー)