話し出すと止まらない!人の話を遮る子が、お話の順番を待てるようになったワケ

ADHDキッズ
「話が止まらない」「相手の話を遮る」子どもにお困りのママ必見!話し出すと止まらない子が順番を待てるようになるために試したい、簡単で効果的な方法をご紹介。ADHDの特性を理解し、子どもの話を待つ力を育てる「待てた瞬間」の肯定のコツをお伝えします!

相手の話を遮る!話し出すと止まらない!

小学1年生の息子、家の中ではとにかく話し出すと止まりません。

 

「お母さん、聞いて!」

「ねえねえ、このゲームでね…」

 

一方的に話すことが多いです。

 

特に困っていたのは、家族が話している最中に話を遮って自分の話を始めてしまうこと。
そのたびに「お口にチャックしてくれる?」と思ってしまいます…。

 

もちろん、自分の思っていることを話すのは素晴らしいことだと認めていますが、困るのはお姉ちゃんが話したくても、思うように話せないこと。

 

毎回お姉ちゃんの話を遮ってしまうので、お姉ちゃんは自分のタイミングで話ができず、いつもストレスがたまっていました。

 

私も息子に「お姉ちゃんが話しているから、ちょっと待ってね」と伝えても、「〇〇くんが喋ってるんだよ!」と怒り出してしまいます。

 

どうしたら息子は話の順番を待つことができるか戸惑っていました。

 

話し出すと止まらないのは脳の働きが原因

話し出すと止まらない理由には、脳の働きが関係しています。

 

 

特に、ADHDタイプの特性がある子どもには
以下のような特徴があります。

 

・頭の中が情報であふれ、アイデアや話題が豊富
たくさんのことを思いついて、次々に話したくなってしまう

 

衝動性が強い
思ったことをすぐに口に出したくなる

 

・会話の間や相手の反応を読み取るのが苦手
他の人が話しているとき、状況をつかむのが難しいため、自分の番が来る前に話し始めてしまう

 

・情報の整理が苦手
頭の中で整理するのが難しく、話が長くなってしまったり、話題が飛んでしまう

 

・お口の多動
体がじっとしていられないように、口も休まることなく話し続けてしまう

 

こういった脳の特性があるため、「ちょっと黙って!」とか
「今は〇〇ちゃんが喋ってるよ!」と言われても、話し出すとおしゃべりを止めるのは難しいんです。

 

それは本人が悪いわけではなく、脳の特性によるものなので、理解してあげることが大切です。

 

待てた瞬間を見逃さず肯定!

そこで
わが家で実践してみて
効果があったことをご紹介します。

 

それは
「話がかぶった時に、一瞬でも待てた瞬間を見逃さない」
そして、それを肯定することです。

 

一瞬でもおしゃべりをストップした瞬間があれば
「今、お話の順番待てたね!」とすかさず肯定します。
日々の会話の中で、 この肯定を繰り返します。

 

最初はほんの一瞬待つことができただけでもOKです!
できた瞬間を具体的に肯定することで
だんだん話を待てる時間が増えていきます。

 

待とうと頑張っているときに
待つことにイライラしているなと感じた時は…
手を繋いでアイコンタクトをとり一緒に待つのも効果的でした。

 

相手が喋り終わったら…

 

「〇〇くんの番だよ!順番待てたね!」

「パチパチ!」

 

と拍手もして待つことができたことをしっかり認めます
家族も一緒に拍手だけでもしてくれると
よりしっかり肯定することができます。

 

わが家の息子にこれを続けたところ、こんな変化がありました。

 

話すタイミングがかぶったら

 

「あ・・・、お母さん先話していいよ」

 

と言ってくれるようになりました。

 

絶対に話を譲れなかった子が、なんとお話を譲ってくれる子に成長しました。

 

おしゃべりをストップさせるのではなく
“待てた瞬間”を見つけて肯定することです。

 

これを意識して肯定の声かけをすると
子どもが変わります!

 

ぜひお試しくださいね♪

 

執筆者:彩野紗江
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 

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